こんにちは、せがわです。
お盆の季節ですね。おぼんぼぼんぼんぼん。
うちの墓はかなり高台にあるので、映画とかでよくある
「眺めのいいところで、良かったなァ……(墓参りしながら)」っていうやつが、
本当に可能です。けっこう坂道なので上り下りが怖いんですけど、ちょっといいでしょ。
お盆ということで、今回は拙作「ミノニヨクシティ」の裏話をちょろっとします。
考察の余地を残すために、本当はどこにも載せないつもりの裏話だったのですが、
公開してからもう4年くらい経つし、時効なんじゃないかね?ということで、
イニシエのメモ帳を解放するわよ。
イカれたネタバレ量なので、まだプレイしていない&これからプレイする予定がある方は、
読まないほうがよろしいですよ。
一応紹介ページのリンク張っておくので、プレイする予定の方はぜひこの機会に!
https://www.freem.ne.jp/win/game/7976
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Q 「管理人(凶)の姿が見当たらない箱庭があるのはどうして?」
A 「管理人が箱庭に姿を現すか現さないかは、凶個人の任意だからです。
箱庭の管理に積極的な凶ほど、住民に姿を現している確率は高いようですが、
住民と交流しようとする凶は、ほとんどいません。」
Q 「イザナイって昔なんかあったっぽいけど、どういう管理人だったの?」
A 「青い森の日記に『恩知らずども』と記述してあることなどから、
かつては、かなり真面目に、死者の魂と向き合っていたのでしょう。
だからこそ、自覚した途端に暴れ出す魂にたいして『あんなに頑張ったのに裏切られた』と
感じたのかもしれません。」
Q 「裏世界って、結局なんなの?」
A 「現在イザナイが管理する最大の箱庭で、そこに堕ちた魂は苦しみながら消滅してしまいます。
(この先はゲーム内で出し切れなかった設定なのですが、)
裏世界は、実はイザナイが創り出した箱庭ではありません。
ここは、堕ちた魂はもとより、そこを管理する凶すら消滅させてしまうと
言われており(凶ももとは人間の魂なので)、
ミトリやサトリが許容しきれないほどの悪事をはたらいた凶に管理させる、罰則の箱庭なのです。
いわば無期懲役の牢獄のようなもので、裏世界はこれまでにも、何人もの凶を葬ってきました。
ただ、他の箱庭から住民を奪うようになったのは、
イザナイが裏世界の管理人にされてからのようです。
皮肉なことに、この裏世界のほうが、彼女がかつて自分が創造した箱庭よりも、
波長に合っているのかもしれません。」
Q 「ヨーカイのスカウト基準って、具体的になんなの?」
A 「輪廻道を旅していくと、輪廻転生のために個性も消えていくハズなんですが、
何年旅をしようと個性の消えないアクの強い連中がいるので、
そういうのを優先的にスカウトしています。
箱庭を創らせるのが目的なので、個性は大事だよねってことで。」
Q 「別世界への扉は、他の人にも見えてるの?」
A 「『ナンジノユ』が使う本人にしか見えていないように、
住民たちが見ている世界は、個人によって少しずつ違うようです。
ピギュラにとっては『別世界への扉』でも、他の人にはただの扉だったり、
もしかしたら壁だったりするかもしれませんね。」
Q 「ワスレジの手前で、一瞬なにかに引っかかる感じがするんですけど、
これは何かのバグですか?」
A 「バグではないのでご安心ください。
ワスレジの所にピギュラが来たので、そこにいた凶が、
気をきかせて姿を消した(その場にはいる)から、ちょっとぶつかってるだけです。
ワスレジの『月がきれい』という言葉は、隠れていても隣にいてくれる、
彼に向けた言葉なのかもしれません。」
Q 「ミチビキの目的は?」
A 「彼の目的は、死後の世界に極楽をつくることです。
『自覚しても、ここに留まりたいと思ってもらえる、生きがいのある町(極楽)』を目指しているので、
『自覚してもミノニヨクにとどまってくれそうな人』がミチビキの選別基準です。
もちろん眼鏡違いなこともありますが……。
そんなわけで、彼は本心では、住民に自覚されることを望んでいます。
ミチビキのこの都市計画には、ミトリとサトリも苦笑いですが、
今のところは黙認・または様子見されているようです。
もしかしたら、ミトリとサトリも、今のシステムの改革を望んでいるのかもしれないし、
そうじゃないのかもしれない。
箱庭は、いわば魂の倉庫なので、複数人の魂を収容することが最低条件となっています。
そういうわけで、管理人としての罪は、ミチビキよりも、
実はワスレジのところにいる凶のほうが重いです。
(ただひとりの為に箱庭を管理し、今後も住民を増やす意志がないことから)
8.12 追記
Q 「なんでホポポは町長代理になったの??」
A 「ホポポに興味ある人そんなにいないだろうからいいや、と思って削ったんですが、
せっかくご質問いただいたので垂れ流しておきます。
上述したように、ミチビキの選定基準は
『自覚してもミノニヨクにとどまってくれそうな人』ですが、
実は、ミチビキがホポポをミノニヨクシティに招いた理由は、他とは少し異なります。
ホポポは「町長代理」となっているのは、世界の暗部に接してるとかそういう理由じゃなく、
単に「ミノニヨクシティの1番最初の住民だから」。
ミチビキが何故あんなウッカリさんを あえて最初に招いたかというと、
もし、1番最初の住民が 自覚して暴れるタイプの人だったら、
箱庭の土台が安定しない&ミトリとサトリからの信用が落ちるから。
だからミチビキも、1番最初の住民だけは「絶対に自覚しなさそうなやつ」を選んだのでした。
ホポポを「トリ野郎」とか呼んで舐めくさってるのは、そういう理由もあるのです。
そう考えると、ホポポさん、けっこうかわいそう。
凶が……なめてると潰すぞ……(箱庭を)
それぞれの死因も考えてはあるのですが、それはまたそのうち気がむいたら。
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メモってあったのは、これくらいです。
作者すら忘れてる設定とか書いてあって「はえ~」ってカンジでした(ええ…)
そんで今気づいたけど、「眺めのいいところで、良かったなァ……(墓参りしながら)」
的なシーン、ミノニヨクシティにもありましたね……。
自覚してはいけないね……。
では、今回はこのへんで。