【フリゲ】《2020年1月4週》12(+7)作品からピックアップ! おすすめの作品は?【インディ】

1ツイゲームレビュー
1月の4週めに実際にプレイしレビューした12作のゲームのなかから、おすすめの作品をご紹介します。

こんにちは、Caffeineです。
実際にプレイしたフリーゲームなどインディゲームのうち、1月4週めである1/20~1/26の間に「#1ツイゲームレビュー」としてレビュー&紹介した作品をまとめていきます!

20年1月3週め(前週):
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「1ツイゲームレビュー」って?

#1ツイゲームレビュー」は、フリー・インディゲームの新作などを、日々追いかけて1つ1つ試す時間がない方のために、1つのツイートでわかりやすいようにまとめている活動です。

制作者の方にも喜んでいただけているので、RTなどで広めていただければ、もっと喜んでもらえると思います!

実際のツイート

まずは実際に投稿したレビューのツイートを確認していきましょう。

01/20

01/20のレビューツイートは2つでした。

新作ゲームで遊ぼう! 日刊「#1ツイゲームレビュー」20/01/20(月)版
フリー・インディゲームの情報を1つのツイートで紹介する「#1ツイゲームレビュー」のまとめ20/01/20(月)版です。

①「THE WILHELM CONTRACT」

②「風花」

01/21

01/21のレビューツイートは1つでした。

③「de:Ney」

01/22

01/22のレビューツイートは2つでした。

このゲームで遊ぼう! 日刊「#1ツイゲームレビュー」20/01/22(水)版
フリー・インディゲームの情報を1つのツイートで紹介する「#1ツイゲームレビュー」のまとめ20/01/22(水)版です。

④「Riot Beat」

⑤「ガラクタの森のエデンにて」

01/23

01/23のレビューツイートは2つでした。

新作ゲームで遊ぼう! 日刊「#1ツイゲームレビュー」20/01/23(木)版
フリー・インディゲームの情報を1つのツイートで紹介する「#1ツイゲームレビュー」のまとめ20/01/23(木)版です。

⑥「Violet’s Wish」

⑦「Karlson」

01/24

01/24のレビューツイートは3つでした。

忙しくてもゲームをしたい人に! 日刊「#1ツイゲームレビュー」20/01/24(金)版
忙しくて時間がない方のための、フリー・インディゲームの情報を1つのツイートで紹介する「#1ツイゲームレビュー」のまとめ20/01/24(金)版です。

⑧「Project Grove」

⑨「バットで殴れキョーコさん」

⑩「The Bridge」

01/25

01/25のレビューツイートは2つでした。

週末はこのゲームで遊ぼう! 全12(+7)作品! 週刊「#1ツイゲームレビュー」20年1月4週版
フリー・インディゲームの情報を1つのツイートで紹介する「#1ツイゲームレビュー」のまとめです。20/01/20(月)~01/25(土)の間の1月4週版です。

⑪「Turnip Boy Commits Tax Evasion」

⑫「Kill them all」

プラスα!

#1ツイゲームレビュー」としては紹介しなかったものの、「楽しめる人がいるはず」と感じられた作品や、海外で注目された話題作などをプラスαとしてご紹介します。

①「Scarred」

②「COSMOSIS」

③「Fear and Solitude」

④「ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator」

海外YouTubeのGamingにてトレンド上位となった動画で使われたゲームです。

⑤「Escape the Ayuwoki」

④と同じく、海外YouTubeのGamingにてトレンド上位となった動画で使われたゲームです。

⑥「No Greater Peril」

⑦「SpookyTing」

このゲームがおすすめ!

それでは「#1ツイゲームレビュー」として紹介したこの12作品のなかからおすすめの作品をピックアップし、どんな人に向いているのか見ていきましょう!

鏡にのみ映るソレに追われてみたい人には……

①「THE WILHELM CONTRACT」は、幽霊が出るという邸宅を安全にすべく調査しに行くという3Dの海外製ホラーゲームです。ガジェットのアイテムとして「鏡」が使われ、敵が鏡にしか映らないので自分の背後を映しながら逃げるという作品です。

The Wilhelm Contract by Last Take Studios
Psychological retro horror. Ghosts are only seen through mirrors.

グラフィックはローポリゴンでシンプルな映像ながら、鏡にのみ映るソレの存在感はしっかりとしています。手鏡をもっていると背後を映せるので、ソレから逃げるときは追ってくる様子が見えるようになっているのです。

ホラー度は実のところさほど高くありません。いわゆるJumpscare(大きな音や急な画像・映像で驚かす技法)がほとんどないので、絶叫するようなタイプとは少し異なるといえます。

本作はリモーネ先生というYouTuberさんの実況題材として扱われました。リモーネ先生は、ご存知の方も多いと思われますが、声優の花江夏樹さんのチャンネルで協力者として参加されていることで有名です。

お姫様になって乙女ゲーをプレイしたい人には!

②「風花」は、深窓の令嬢として世間を知らずに生きるお姫様として、街に下って人々と接する乙女ゲームです。

風花:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
「風花」:ファンタジー系乙女ゲーム

いわゆる恋愛系の乙女ゲームとして「男性との恋愛」のみが強調されているのではなく、世間を知らないお姫様の純粋さや好奇心なども表現されています。

ノベルゲームとして少し特殊なのは、サウンドがないというところです。BGMもないので、人によっては演出が省かれていると感じるかもしれません。しかし見方によっては自分で好きなBGMをかけることもできるので、より自由だといえるかもしれません。

「高くのぼる」落ち物パズルを楽しみたい人には!

③「de:Ney」は、2Dの落ち物系パズルゲームです。この週一番のオススメ作品で、1月の月間オススメとしてもピックアップすることはもう決めていますw それぐらい良作でした。

de:Ney【※PC推奨】 - RPGアツマール
何も持たない少年が、楽園の塔をのぼるだけのお話です。 目的は願いを叶えること。 降り注ぐ導きに押し潰されないように、少年が塔をのぼる手助けをしましょう。 少年はどんな願いを抱くのか。 幸せな終わりの世界で、少年は何を見つけるのか。 見守っていただければ幸いです。 ========================...

どこがよかったかというと、雰囲気とゲーム性です。

雰囲気はBGMが大きく影響しており、天を高くのぼるというストーリーとあいまって、とても神秘的なものになっています。ストーリーは暗め重めの印象があるのですが、グラフィックやBGMがうまく和らげてくれています。

ゲーム性は、天をのぼるというストーリーと落ち物系パズルがうまく噛み合って(噛み合うようになって)いて、「落ちてくるブロックを消さないように積み上げる」というシステムになっています。

通常の落ち物系は消すのが目的で積み切るとゲームオーバーなのですが、本作では「積むのが目的」で「消すのはダメ」なのです。そしてゲームオーバーは、天をのぼっていく主人公の上にブロックを落としてしまうことになっています。よく考えられています。

崩壊後の世界で生きるノベルゲーをプレイしたい人には!

⑤「ガラクタの森のエデンにて」は、不思議な現象によって崩壊した後の世界で、近くの森からガラクタを拾って売ることで生計を立てている少年が主人公のノベルゲーム(R15)です。

ガラクタの森のエデンにて:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
「ガラクタの森のエデンにて」: 崩壊後の世界で少年と青年が穏やかな日々を過ごすノベル

主人公は崩壊時のショックからか記憶を失っていて、現在は崩壊せずに残った土地でもう1人の少年と一緒に生活しています。物語を進めていくと少しずつ記憶をとりもどすようになっていきます。

分岐のない一本道の作品です。こうしたノベルゲームはゲーム性に乏しくなりがちですが、本作では森でガラクタを集める際などに探索する要素があるので、ゲーム性はある程度 確保されています。

なお注意点として、R15というところは強調しておいたほうがいいでしょう。「R15程度の性描写」「若干の同性愛をほのめかす描写」「暴力描写」が含まれていると明言されているので、苦手な方はご注意ください。

線画で動く2Dホラゲーを遊びたい人には!

⑥「Violet’s Wish」は、線画で描かれた世界で生きて脱出するという海外製ACTホラーゲームです。

Violet's Wish by Gschmimo
A 2.5D side-scrolling stealth/puzzle/adventure

主人公Violet(性別不明)を操作して生き残るのを手助けします。マリオのようにジャンプを駆使するプラットフォーム系のACT要素があり、敵に見つからないように呼吸を止めて息をひそめるギミックなどもあります。

本作はデモ版ですので、ボスと戦うところで終わってしまいます。しかしそれだけでもホラーACTとしておもしろくなりそうなのはしっかりと感じられるでしょう。

シンプルなパルクールACTを楽しみたい人には!

⑦「Karlson」は、シンプルなグラフィックのパルクールACTです。ダイナミックなジャンプなどを楽しめる作品です。

KARLSON by Dani
Parkous-fps, Milk-Induced action shooter

パルクールは障害物を飛び越えるタイプのアクションです。「Assassin’s Creed(アサシンクリード)」や「Mirror’s Edge(ミラーズエッジ)」などでとりいれられていることでも有名です。

そうした作品と比べると本作はグラフィックが非常にシンプルなのが特徴で、戦闘も障害となる棒人間キャラを倒すシンプルな内容になっています。ステージによってテーマは異なり、ジャンプを楽しめるステージやパズルのように考えないと難しいステージもあります。

無料でシンプルなパルクールACTを楽しみたいときにはうってつけでしょう。

ロボと探索する錬金術師になってみたい人には!

⑧「Project Grove」は、錬金術師となってロボット「L-P1N(えるぴん)」と一緒に森や洞窟を探検するパズルACTです。

Project Grove by Antler Studios
Explore an ancient forest and harness its powerful magic with steampunk technology. Funded on Kickstarter!

ロボット「L-P1N」は探索時、通れないところで足場になって渡れるようにしてくれる頼れる相棒です。わりと饒舌でいろんなことをしゃべってくれます。素材を集めるなどで森や洞窟へ行くことになるのですが、グラフィックは最高級とはいかないながらも、没入感があって景色を楽しむこともできます。

単なるプラットフォーム系ACTではなく、先へ進むための扉を開けるのにパズル要素があるので、しっかりと頭を使う必要があります。本作はデモ版ですが、充分 楽しめる内容となっています。

バットで殴るシンプルなACTを遊びたい人には!

⑨「バットで殴れキョーコさん」は、とてもシンプルな横スクロールACTです。タイトル通りバットを振り回して敵を倒していきます。

バットで殴れキョーコさん:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
「バットで殴れキョーコさん」:バットで攻撃するオーソドックスなアクションゲームです

マリオとロックマンを合わせたような作品で、非常に馴染みやすいタイプのACTです。通常ステージはマリオのように敵を倒しながらジャンプを駆使して進んでいきます。ボス戦はロックマンのように1対1で戦うことになります。

ある種とてもフリーゲームらしいチープさですが、むしろそれがイイ味を出しています。難易度もほどほどなのでACTが苦手な方でもサクッとプレイできるでしょう。

攻撃モーションはバットを後ろに掲げてから前に振りかぶるので、最初は後ろに攻撃判定があります。これを利用して後ろを向いて攻撃をしてから前にすぐ向けば2回攻撃ができるかもと予測しましたが、そんなズルは通用しませんでした。でも楽しいゲームです。

部屋をグルグル回すPZLを楽しみたい人には!

⑩「The Bridge」は、画面をグルグル回してふつうは行けない場所にある扉へ主人公を誘導するパズルゲームです。本作は「Epic Games」にて期間限定で無料となっている(なっていた)作品です。

The Bridge
The Bridgeは、物理学と遠近法に関する先入観をプレイヤーに再評価させる論理パズルゲームです。これは、エッシャーとアイザック・ニュートンの出会いです。重力を操作して天井を床として再定義し、あり得ない建物を通り抜けます。

エッシャーとニュートンに影響を受けていて、ふつうは移動できないところへ移動させるパズル要素と、部屋をグルグル回すというダイナミックさがおもしろい作品です。なかなかクリアできないステージもあるなど、パズルとしてはそこそこの難易度があるといえるでしょう。

ギミックとして、主人公がぶつかると潰されてミス扱いになる(当たらないように操作しないといけない)鉄球や、吸い込まれると主人公も鉄球も抜け出せなくなる強力な渦など、興味深い要素があります。

なおSteamでも購入できる作品です。

ほのぼのな植物の街でACTをしてみたい人には!

⑪「Turnip Boy Commits Tax Evasion」は、野菜や果物などの植物たちが擬人化されたほのぼの系ACTです。ゼルダのように剣を使って戦います。

Turnip Boy Commits Tax Evasion Demo by Yukon W.
Pay back your insurmountable debt to Mayor Onion, and tear down the corrupt vegetable government!​

タイトルは「脱税をしたカブ坊や」といった感じで、主人公はタイトル通りカブの少年です。脱税のために町長の手伝いをすることになり、ナメクジだらけの森や小屋に行くことになります。途中で植物の剣を手に入れられるので、それで邪魔な草を刈ったり敵と戦ったりできるようになります。

また終盤では爆弾の実をつける植物が登場し、攻撃するとより強固な障害を破壊できるようになります。またブーツを入手すると爆弾を蹴ることができるようになるので、ボンバーマンのように戦えるようにもなります。

さいごに

この週はなかなか豊作な週でした。レビューした12作のうち10作が週間のオススメとしてピックアップできました(83.3%)。特に個人的によかったのは、③「de:Ney」と出会えたことでした。こちらは作者の方と少しお話ができたのですが、神秘的なだけでなく汚い部分も見せる地に足のついた作品を見てみたいと感じさせられました。

ゲームは見た目だけではわからないことが多いのですが、だからこそ見た目だけで気になったものをプレイするパッケージ買いならぬ「印象ダウンロード」をしてみてもイイのだと私は思います。興味をそそられた作品がありましたら、ぜひダウンロード&プレイしてみてください!

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