年末年始はこのフリゲ・インディゲームで遊ぼう! 2019年総まとめ! 161作から選ぶおすすめのゲーム!

1ツイゲームレビュー
2019年の1年間でご紹介したゲーム161作品から、おすすめのゲームをピックアップしていきます。

こんにちは、Caffeineです。
2019年の総括として、1年間でご紹介した161作品からおすすめのゲームをまとめていきます!

今年の11月から「#1ツイゲームレビュー」という活動を始めましたが、1年の総括として紹介するにはそれだけでは充分ではありませんので、当サイトで記事にしたゲームも含めてまとめていきます。

なお161作品の内訳は、「#1ツイゲームレビュー」を始める以前に当サイトで紹介した51作(4月⑧作+5月⑯作+6月⑨作+7月⑤作+8月⑦作+9月⑤作+10月①作)、11月のレビュー53作、12月のレビュー57作です。

これが2019年の超おすすめゲームだ!

この記事は1年で紹介したゲームをたくさん掲載しているので、長くなってしまっています。
スクロールして見るのが面倒な方のために、先に結論として「2019年の超おすすめゲーム」をまとめて掲載します。

2019年の超おすすめゲームは、この2作です!

「At Home Alone」

「At Home Alone」は、中国製のフリーホラーゲームです。RPGツクール製の2Dゲームで、最初はほのぼのとした作風ですが、次第にホラーな雰囲気に変化していく作品です。

マルチエンディングで、プレイ回数を重ねるごとにエンディングが変化していきます。言語は中国語と英語しか選択できませんが、じりじりと狂っていく味わいが好きな方はぜひプレイしていただきたい作品です。

攻略情報を和訳した記事を作成してありますので、念のためそちらへのリンクを掲載しておきます。

【ネタバレ注意】「At Home Alone」の攻略情報を和訳していこう!【独りじゃ無理】
今回も前回に引き続き「At Home Alone」の情報をまとめていきます。 特に今回は攻略情報をまとめていきますので、全編ネタバレ注意となります。ご留意ください。 どんな人向け? 騙されても創作物なら許せる人 鬱系ストーリ...

終盤はバグ的表現がホラー手法としてとりいれられているので、ホラーが苦手な方にはあまりおすすめできません。また暗い表現もありますので、そうしたものが嫌いな方も避けたほうがいいかもしれません。

そうした明確なデメリットがありながらも、演出の濃さが目立つ作品です。少なくともバグ表現などに関して私は大好きですので、同じく楽しめる方のために情報を残しておきたいと思います。無理な人には無理で、好きな人はかなり気に入る両極端な作品なのかもしれません。

また厳密には、本作は2018年11月にリリースされた作品です。しかしこの程度であれば2019年の作品として総括しても問題ない誤差だと判断しました。

「首に難あり」

「首に難あり」は、軽い追いかけ要素のある探索&脱出ゲームです。クイズやパズル要素はないので、ACTに近いかもしれません。

「首に難あり」個別ページ:
首に難あり:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
「首に難あり」:タートルネック(体質)

本作は、11月3週めに「#1ツイゲームレビュー」として紹介した作品です。個別の紹介記事を執筆し、そして11月3週のおすすめとして、また11月の月間おすすめとしてピックアップもしました。

「首に難あり」#01【おすすめ】首に難のあるキャラを使い分けて脱出しよう!【フリゲ】
グラフィック・ゲーム性・エンディングのどれも秀逸な脱出ゲーム「首に難あり」の紹介です。 こんにちは、Caffeineです。 今回ご紹介するのはかなりおすすめな脱出ゲーム「首に難あり」です! タイトル 首に難あり ...

純粋に「2019年にリリースされた作品」のなかから、当サイトで年間のおすすめゲームだといえるのは、本作だけです。上述の「At Home Alone」は、細かくは2018年のリリース作品だからです。

あえてここでは、本作のよさを語りません。気になるようであれば、この記事を今すぐ読むのをやめてゲームをダウンロードしてプレイしてください。

おもしろいです。
楽しいゲームが君を待っている!

私からいえるのは、それだけです。

「#1ツイゲームレビュー」ってなんなの?

「#1ツイゲームレビュー」は、忙しく時間がないゲーマーの方々の代わりに、日頃発表されているフリーゲーム・インディゲーム作品を実際にプレイしてご紹介しているツイートです! クリア不可能に近いバグや、極めてプレイしにくい作品などは除外してレビューしています。

目的としては①ゲーマーの方々が自分に合いそうな作品をすぐ見つけられるようにすること(時短・時間の有効活用)②ツイートを見ることで継続的に探すきっかけになること(フリーゲーム・インディゲーム業界の活発化)③フリーゲームやインディゲームの開発者が喜ぶ「ゲームを広めるためのパイプ」になること(リリース情報拡散)です。

おもしろそうな作品があるなと感じていただけた場合は、RTなどをしていただけると非常にありがたいです! これからもゲーマーの皆様と開発者の方々を繋ぐ役目を続けていきたいと思っています! RTなどで情報を広めていただけると、開発者の方々も喜んでいただけると思います!

実際にプレイ&記事化した作品

この「#1ツイゲームレビュー」は11月から始めた活動で、それ以前はプレイしたゲームの紹介を個別に記事化していました。特に新作にこだわっておらず、旧作も多く扱っていました。そのため「2019年にリリースされた新作フリーゲーム&インディゲーム」の紹介ではなく、全体的に「当サイトで2019年の間で扱った作品」になることをご留意ください。

また一部は紹介記事でなく考察記事などもありますの。そうした情報は未プレイの方にとっては不要と判断し、省略しています。

それぞれの画像をクリックしていただけると、該当の紹介記事を見られるようにリンクさせています。

4月

4月は8作品を記事化しました。

①パズルゲーム「2048」:

②ホラーゲーム「Deep Sleep」シリーズ:

③パズルゲーム「BLACK」:

④パズルゲーム「Unpuzzle」:

⑤宗教系 放置ゲーム「Religious Idle」:

⑥お絵描き放置ゲーム「Aspiring artist」:

⑦探索ゲーム「Cat in Japan」:

⑧ACTゲーム「Labyrneath」:

5月

5月は16作品を記事化しました。

①ホラーゲーム「Do you copy?」:

②ホラーゲーム「7Days」:

③ACTゲーム「Labyrneath II」:

④パズルゲーム「klocki」:

⑤ホラーゲーム「BEHERIT」:

⑥ホラーゲーム「DIA」:

⑦ACTゲーム「フリュードランダー」:

⑧パズルゲーム「Scalak」:

⑨パズルゲーム「ミミクリーマン」:

⑩ホラーゲーム「Location Withheld」:

⑪ホラーゲーム「Lurking」:

⑫FPSパズル「boxlife」

⑬鬼ごっこ系ホラー「Cellar」:

⑭激安FPS「Putrefaction」:

⑮ポイント&クリック系 探索「Cursed」:

⑯探索ゲーム「Belladonna」:

 

6月

5月は9作品を記事化しました。

①ダンジョン型ハクスラ「Diehard Dungeon」:

②2Dハードアクション「Bleed」:

③女子高生×刀ACT「巫剣神威控」:

④FPSホラー「Into Blue Valley」:

⑤落ち物パズル「Chains」:

⑥中国製ホラー「At Home Alone」:

⑦激安FPSホラー「Gynophobia」:

⑧ホラーフリゲー「獄都事変」:

⑨微ホラーフリゲー「月光妖怪」:

7月

5月は5作品を記事化しました。

①見下ろし型ゾンビゲー「Nation Red」:

②なんでも武器化ARPG「ぶきあつめ」:

③ローグライクARPG「The Binding of Isaac」:

④探索ホラー「The Last NightMary」:

⑤推理ADV「人身売買デスゲーム」:

 

8月

5月は7作品を記事化しました。

①水平思考 推理ゲーム「殺人鬼の街」:

②探索ADV「ママにあいたい」:

③スタイリッシュACT「UNDEFEATED」:

④パズルACT「Cube Runner」:

⑤ゾンビ系パズル「I, Zombie」:

⑥ミステリホラー「Room 303」:

⑦統合失調症 追体験ホラー「Schizophrenia Simulation」:

 

9月

5月は5作品を記事化しました。

①サクサク系RPG「ラックスの冒険~偽りの物語~」:

②フシギ系ほのぼのホラー「ミノニヨクシティ」:

③ケモノ系クイズ「IQuest」:

④ローポリホラー「Hollow Head」:

⑤SCP風ホラー「666laboratory」:

10月

5月は1作品を記事化しました。

9月ごろから「ミノニヨクシティ」の考察記事を投稿し始めたため、特に10月に紹介した作品は少なくなっています。なおその考察は、全部で40記事となっています。

①和風 探索RPG「一朶の仇花」:

11月

この月から「#1ツイゲームレビュー」を開始しました。

特別にツイートで扱った作品をピックアップして記事化することはあるものの、ツイートで扱ったゲームすべてを記事化しているわけではありません。

具体的には月間の個別記事としてまとめていますので、そちらをご覧いただければすべての情報をご覧いただけます。月間のまとめ記事では、各週のまとめ記事へのリンクもあります。

11月は53作品をレビューしました。

【フリゲ】《2019年11月》おすすめの作品は? 1ヶ月で実際にプレイした53作品からピックアップ!【インディ】
2019年11月の1ヶ月間で実際にプレイしレビューした53作のゲームのなかから、おすすめの作品をご紹介します。 こんにちは、Caffeineです。 今回は2019年11月の1ヶ月間で「#1ツイゲームレビュー」としてレビューした53作品の...

12月

12月はクリスマスも含め、57作品をレビューしました。

【フリゲ】《2019年12月》おすすめの作品は? 1ヶ月で実際にプレイした57作品からピックアップ!【インディ】
2019年12月の1ヶ月間で実際にプレイしレビューした57作のゲームのなかから、おすすめの作品をご紹介します。 こんにちは、Caffeineです。 今回は2019年12月の1ヶ月間で「#1ツイゲームレビュー」としてレビューした57作品の...

2019年のおすすめゲーム!

ではこれまででまとめてきた「記事化したゲーム」および「#1ツイゲームレビュー」で扱った作品をすべて総括して、「2019年に実際にプレイした作品でおすすめできるゲーム」をまとめていきましょう!

「ミミクリーマン」

「ミミクリーマン」は、宝箱のなかに潜んで人間などをやっつけるというダークヒーロー系のパズルゲームです。敵を倒してアイテムを集め、そのアイテムでさらに別の敵を倒すという「わらしべ」系のシステムとなっています。

ミミクリーマン:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
「ミミクリーマン」:宝箱にアイテムを仕掛け、エモノを誘って倒すゲーム

フローチャートがとりいれられており、1度入手したアイテムは誰から得られるのかなど情報がまとめられています。コンパクトにまとまっていて、プレイしやすいタイプのフリーゲームです。

「Lurking」

「Lurking」は、音を視覚的情報として「見る」3Dのホラーゲームです。音の振動が広がる様が線となって見えるシステムとなっていて、わざと音を立てないと敵の姿が見えないホラーゲームなのです。

Game Jolt - Indie games for the love of it

洋ゲーとしてFPS視点の3Dホラーゲームは特別珍しいものではありませんが、音が「見える」というのはとても独創的なシステムです。しかもマイクを繋いでいるとマイクから入力された音がゲーム内に反映されるようになっています。つまり実況として話しながらプレイすると、その声のせいで敵に気づかれかねないのです。

グラフィックはさほど凝ったものではないので、ホラー演出はさほど大がかりではありません。しかし音を立てないと見えなくなる敵に追われるというのは、意外な恐怖を伴うものです。そうした独特な恐怖感を楽しめるので、未プレイの方には本作をぜひおすすめしたいと思います。

「Putrefaction」

「Putrefaction」は、Steamの激安FPSホラーです。通常価格で100円以下となっており、インディゲームとして粗さは目立つもののしっかりと楽しめる作品です。

弾薬に上限はあるものの、ガンガン撃ってガンガン倒すというタイプのアメリカンなFPSです。難易度はさほど高くありませんので、安くて それなりに楽しめるFPSを探している方にはとてもおすすめできます。

なお続編の「Putrefaction 2」も販売されています。

「Cursed」

「Cursed」は、2Dのポイント&クリック系の探索ホラーゲームです。ホラー度は低いのですが、しっかりと探索ゲームとして楽しめる作品になっています。

ポイント&クリックという名称は日本であまり馴染みがありませんが、マウスなどでマップの至るところをクリックしてアイテムを手に入れて先へ進むというタイプの探索ゲームです。

このジャンルの探索ゲームは一定の地位を確立しており、似たようなシステムの作品がたくさん作成されています。どれも似たような作風ではあるのですが、むしろジャンルの特徴を理解してハマることができれば、他のたくさんの作品も同様に楽しめる魅力的なジャンルです。

本作はこのジャンルの例にもれず、しっかりとポイント&クリックとして楽しめる作品です。もしポイント&クリックをあまり知らないけど興味はある、という方は、本作でなくても構わないのでポイント&クリックの世界に飛び込んでみてはどうでしょうか?

「Bleed」

「Bleed」は2DのハードコアACTゲームです。二段ジャンプや空中加速などで飛びまくりながら、無限に銃弾を撃ちまくって敵を倒す爽快なACTです。

有料作品ですが、セール時には100円以下にもなることがある手頃なゲームです。
主人公のステータスや武器のアップグレードができ、低難度ではサクサクと進められる良作です。

本作をプレイするときに気をつけたいのは難易度です。高難度はボスがかなり厄介なので、アップグレードはもちろんのこと、しっかりとACT要素に慣れておくのが大事です。

ここを軽視すると、容易にストレスへと繋がってしまいます。現実に、私は1度本作のボスが倒せずに放棄した事実があります。プレイし直して結局クリアしましたが、ストレスを感じないようにプレイする自己管理能力も大事かもしれません。

「At Home Alone」

すでに上述したように、「At Home Alone」は2019年の「超おすすめ」作品としてピックアップしました。

他の作品と比べると、本作はたしかに完成度は高いものの、2D作品であり強い「インディっぽさ」も感じさせるものとなっています。それでもなぜ「超おすすめ」になったのでしょうか?

それは「演出の強さ」と「ゲームでしかできない表現」です。どちらも細かく述べるとネタバレになるため、未プレイの方に配慮して、伏せるようにしておきます。しかしこの2点は、「中国製」だとか「RPGツクール製」だとかいう些末な特徴を忘れさせるような「ゲームの醍醐味」を見せつけてくれるのです。(「中国製」「RPGツクール製」という特徴は、メリットにもデメリットにもなりうる要素です)

実はこの2点ですら、人によってはマイナス要素としてとられかねない諸刃の剣です。つまり「万人受けにはならない」という呪いのようなものすらあります。しかしそうした呪いも含めて、本作をプレイして衝撃を受けた以上、私は「嫌いでなければぜひプレイしてください!!!」とおすすめしないわけにはいかなかったのです。

もちろん忌避感がある方でもむりやりプレイしないといけない、といっているわけではありません。たとえ私が「超おすすめ」しているとしても、さらにそこから取捨選択する権利が読者の方々にはあるからです。

「月光妖怪」

「月光妖怪」は、透明になった主人公を操作して街の人々を驚かす側にまわる「”逆”ホラーアドベンチャー」です。ホラーゲームとして登録されている作品ですが、ほとんどホラー要素のない作品です。

月光妖怪:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
「月光妖怪」:ホラーを "やる" 逆ホラーゲーム

本編は1~2時間ほどでクリアできるボリュームで、クリア後にはおまけも追加されます。本編はストーリーを楽しめるようになっており、おまけでは高難度のゲーム性重視のパートと分けられています。

おまけではゲーム性が変わり、まったく別作品のようなシステム変更が加わります。個人的におまけの「精霊王」と呼ばれるキャラクタを驚かす超高難度ステージまでプレイしてほしいと思っています。

それまでのステージすべてを凌駕する難しさで、笑ってしまうくらいだからです。この精霊王のステージをプレイしたことがあるかどうかで、本作の評価は大きく変わるでしょう。

「Red Nation」

「Red Nation」は、見下ろし型のゾンビゲーです。迫りくるゾンビから攻撃を受けないように逃げながら銃で打ち倒していく作品です。

1回のプレイはさほど長くありませんが、何度も何度もプレイできる優秀な作品です。有料ゲームですが通常価格で198円、セール時は半額になることもある手頃な作品です。

そのためコストパフォーマンスが高く、ハマる人がハマれば100時間でも遊べるかもしれないゲームです。FLASHゲームでも同様のシステムの作品があるかもしれませんが、グラフィックはこちらのほうがリアルですのでそうした点でも楽しめるかもしれません。

「ぶきあつめ」

「ぶきあつめ」は、マップ内の草や池や木、宝箱や家、敵や人など なんでもかんでも拾って武器として使えるRPGです。独特なシステムが人気のゲームです。

【ver2.10】ぶきあつめ ~なんでも武器になるRPG~ - RPGアツマール
登場するものすべてを"武器"にして戦う 新感覚RPG!! ★お知らせ★ Steam版が出ました! ローグライクダンジョンなど追加予定!買ってね! Stemaへの引き継ぎ機能もあります 公式サイト  ★プレイ時間目安★ 普通にクリア → 60~120分 エンディングコンプ目的 → 10時間~ 落ちる!という方...

元々はフリーゲームで「ふりーむ」や「RPGアツマール」にて無料でプレイできますが、後にSteamにて有料で海外ローカライズをした上で販売された作品です。Steamのレビューを見るとわかるように、とても高い評価を受けています。

本作は私自身もとても楽しくプレイし、すべての武器を集めて完全クリアするにまで至りました。その上で、情報をまとめて公開するのが有用だと感じたので、攻略情報をまとめて記事にもしました。

進行状況に合わせて強い武器を選ぼう 「ぶきあつめ」のオススメな攻撃用武器~序盤編~
こんにちは、Caffeineです。 今回も「ぶきあつめ」の攻略情報をまとめていきましょう! いろいろなオブジェクトを具体的に羅列していくため、やはりネタバレがお嫌いな方は注意してください。 前回のエントリ(どんな種類の武器...

未プレイの方はぜひプレイしてほしい作品です。1度システムに触れてみれば、その着眼点に驚くことでしょう!

とても楽しい作品ですが、本作は2018年に発表されたゲームです。そのため「2019年」のおすすめ作品として紹介するのは難しいでしょう。

「人身売買デスゲーム」

「人身売買デスゲーム」は、まさにタイトルの通りで人身売買が行われるデスゲームに強制参加させられるADVゲームです。自分が売られないように情報を集めて推理していくタイプの作品です。

人身売買デスゲーム - RPGアツマール
カネと言葉で生き残れ!投資&論破系デスゲーム! 公式サイト: ■「反論」して価値競争を生き残れ!■ 人の価値は発言によって上下する。他人の発言に適切な言葉をぶつけて相手の価値を操作しよう。 ■「投資ゲーム」を体感■ 能力者の価値はグラフを描き、常に変動し続けている。 プレイヤーは株に投資するように他人の命を売買し、...

見知らぬ場所に集められた参加者たちが、自分が有用だと価値を認めさせることで勝ち抜き、それに失敗して価値が低かった参加者が売られていくという物語です。誰が売られていくかを予測するのも大事になっていきます。

アニメーションがしっかり作り込まれており、各キャラクタの価値が株のようにチャートとして表示されるシステムも搭載されています。ストーリーもしっかりしているので、多くの方におすすめできる作品です。

本作も盛り上がる作品なのですが、やはり2018年に発表された作品です。そのため2019年のおすすめ作品としては紹介しにくいものとなっています。

「殺人鬼の街」

「殺人鬼の街」は、水平思考をとりいれた推理ゲームです。水平思考とは「ウミガメのスープ」に代表される、「YES/NO」で推理を進めていくジャンルです。

殺人鬼の街:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
「殺人鬼の街」:「YES」

本作は2019年リリースで、かつ推理をしっかりと楽しめる作品です。しかもストーリーも練られており、ゲームを進めていくにつれて物語が収束していく良作です。

しかし全体的に猟奇的な話ばかりで、人死にが嫌いな方にとってはとてもプレイできないタイプの作風となってしまっています。年間の良作をピックアップする上では「万人受け」を考えないわけにはいきません。そのため本作は2019のピックアップとするわけにはいきませんでした。

むしろそうした狂った様子、狂っていく過程を興味深く見られる方にとっては、強くおすすめできる作品です!

「ママにあいたい」

「ママにあいたい」は、独特な世界観の探索ゲームです。ややグロテスクな表現が目立つので、人によってはプレイ中に気分が悪くなるかもしれない問題作です。

ママにあいたい:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
「ママにあいたい」:「どうしても、僕はママに会いにいかないといけない」

個人的にはグロテスクな世界観も含めて、興味深くプレイできた作品です。「万人受け」を考えると次点として低めに評価することもできたのですが、穏健な「万人受け」という基準を凌駕する「表現の特異性」「どぎつさ」は、高く評価できると判断しました。

そうして高評価しているので、考察記事も作成しています。
(プレイするとすぐにわかる程度ながら、若干のネタバレが考察記事のタイトルにあるので、リンクはタイトルを伏せた状態で掲載しておきます)

しかし2018年に発表された作品であり、なおかつ2019年のおすすめ作品としてピックアップするには、さすがにより「万人受け」という基準が強く反映されるため、本作は年間のおすすめにはしませんでした。

「ミノニヨクシティ」

「ミノニヨクシティ」は、独特な世界観のお使いゲームです。NPCたちの要望を聞き入れて、アイテムなどを見つけてくるタイプの作品です。

ミノニヨクシティ (ver2.02):無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
「ミノニヨクシティ (ver2.02)」:自覚してはいけない。

本作の魅力は、お使いゲームに見せかけた「裏の真実」を探っていく行為です。いわゆる「考察」といってしまっていいでしょう。本作の最初の説明は「まやかし」なのです。

どのようなまやかしであるのかは、ネタバレになるので述べません。本作については最後までプレイした上で、40記事に及ぶ考察記事を投稿しました。既プレイの方でまだ不思議に思っている箇所があれば、ぜひ読んでいただきたいと思います(もちろん私が正解だけを語れるなどと勘違いしているわけではありません)。

非常に奥深い作品ですが、本作は2014年11月に発表された古めのフリーゲームです。そのため良作でも、さすがに2019年のおすすめとしては紹介できませんでした。

「IQuest」

「IQuest」は、登場キャラが「ケモノ」のクイズゲームです。クイズのジャンルは多岐にわたり、またストーリーもしっかりしている良作です。

IQuest:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
「IQuest」:クイズを解いて楽しむ冒険活劇!

ケモノが好きな人もクイズが好きな人も楽しめるであろう懐の深いゲームです。クイズが苦手でも答えを暗記すればいずれはクリアできるようになっています。

ただ本作は、その特徴であるケモノとクイズがさほどマッチしていません。いわゆる「シナジー」がないといってもいいでしょう。ケモノとクイズがお互いの要素を高め合ってはいないのです。

そのため2019年にプレイした作品として「おもしろいよ!」とおすすめはできるものの、「これが今年の代表作だよ!」と絶賛するのは難しいのです。

「一朶の仇花」

「一朶の仇花」は、和風の探索RPGです。不穏な屋敷を調査するために忍び込み、天井裏と屋敷内を行き来する作品です。

一朶の仇花:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
「一朶の仇花」:天井裏からこんにちはする和風探索ADV

RPGとしてのゲーム性は少し薄めですが、ストーリーがかなりしっかりしている作品です。マルチエンディングで、条件の分岐もしっかり考えられています。やや暗いストーリーもあるものの、和風テイストが嫌いでなければ多くの方が楽しめる作品だといえるでしょう。

2019年の次点作品!

では続いて、「次点」の作品をピックアップしていきましょう。年間の「おすすめ」として紹介するのは難しいものの、充分 楽しめる作品やおもしろい部分があった作品をまとめていきます!

「Do you copy?」

「Do you copy?」は、FPS視点の3Dホラーゲームです。広い公園のレンジャーである主人公が、園内で迷いモンスターに追われている人からの通信を受けて、安全な地点へと誘導する作品です。

Game Jolt - Indie games for the love of it

本作が次点となっているのは、おもしろいシステムではあるもののホラー演出がやや弱めであるためです。主人公はやぐらのようなタワーから遭難者を誘導するため、タワーから外に出ることがありません。

小品としては充分おもしろいのですが、やはりゲームは「自分で操作する」のが醍醐味です。ラジオの通信で遭難者を誘導するシステムは独特ですが、実際には見えない遭難者の姿を予想して誘導するのは、想像力を必要とします。

想像しながら楽しめる方にであれば、本作は充分おすすめできます。タイトルは「聞こえますか?」という意味で、通信の際に使われる独特なスラングです。タイトルも理解できると、さらに想像力をかきたてられます。英語作品ですので、少しでも英語を理解できるとなおイイでしょう。

「BEHERIT」

「BEHERIT」は3Dの探索型ホラーゲームです。パズルでの謎解き要素が多く、無料で遊べる作品ながらボリュームが大きめでしっかりと遊べる内容となっています。

BEHERIT by Hickery
The Beherit can grant great power to those who earn it, but will consume any who fail.

パズル要素は簡単で誰でもすぐに解けるものではなく、しっかりと考えないとクリアできないものも含まれています。また英語作品ですので、そうした点を考えると日本人には少しプレイしづらいといえるでしょう。こうした理由のために、本作は次点に収まっています。

しかし探索型ホラーゲームが好きな方であれば、大いに楽しめる作品でしょう。私もさほど英語が得意というわけではありませんが、本作は充分 楽しめる作品だったと思います。

「フリュードランダー」

「フリュードランダー」は、Steamでプレイできるフリーの物理演算ACTゲームです。月面でアイテムを集めるために逆噴射で動く宇宙船を操作するシステムです。

古くからある「ルナランダー」というゲームのシステムを下地にしており、宇宙船の噴射とは逆方向に進むという難しい操作の作品です。慣れるまでかなり苦労しますが、慣れるとかなりおもしろく感じられてくるのも特徴です。

個別の紹介記事にも書いてありますが、終盤の5面以降が急に高難度になっているのが少し気になるところです。気軽にプレイしたい方は、5面以降は避けたほうが精神的に楽でしょう。少しストレスに繋がりやすくなっているので、次点扱いとなっています。

「プロ生」として有名な「暮井 慧(くれい けい)」が主人公であるのも、キャッチーでとっつきやすい点です。

「Location Withheld」

「Location Withheld」は、3DのFPS視点ホラーゲームです。ある事件を追っているらしい主人公が、その真相を知る過程を追体験していく作品です。

Location Withheld by Bryce Bucher
A short horror in which you find yourself in an unfamiliar office...

本作が次点となっているのは、英語が苦手な日本人にとっては謎解きが難しいと思われるのが理由です。特に事件のファイルを読むなど、英語の理解がポイントとなっている点もあるので、少なくとも英語が苦手な日本人向けではないといえるかもしれません。

ホラー演出はなかなか気持ち悪く、もし英語に忌避感がないのであれば、ぜひプレイしていただきたい作品です。マルチエンディングにもなっているので、分岐を探してみるのも楽しいかもしれません。

「Cellar」

「Cellar」は、2Dの鬼ごっこ系ホラーゲームです。女の子が大事なテディベアを探して、モンスターから逃げながら地下でテディベアを探すという物語です。

有料作品ですが、通常価格でも100円以下と激安のゲームです。ボリュームはさすがに大きくはありませんが、100円以下としては充分 楽しめる内容となっています。

楽しい作品ではあるのですが、ややストレスが感じられるシステムとなっているため次点扱いなのです。これは私個人なのか、他の多くの方もそうなのか断言はできません。しかしゲームをプレイするときストレスは大きな障害となります。そのため留意しておくに越したことはありません。

年末年始に落ち着いてプレイできるのであれば、さほどストレスを気にせずにプレイできるかもしれません。

「Diehard Dungeon」

「Diehard Dungeon」は、2Dの自動生成ダンジョンをもぐっていくハクスラ作品です。限られたアイテム・体力でダンジョンをもぐっていき、敵をザクザクと倒していくゲームです。有料作品ですが、セール時には50円台の激安になることもある良作です。

本作が次点に収まってしまっているのは、ハクスラとしての爽快感が乏しいところです。特殊スキルなどを集めて強化ができるのですが、運によっては必ずしも強化ができるわけではありません。全体的に「体力を削られると回復する手段に乏しいので、なるべく体力を減らさないよう慎重に立ち回る」という反ハクスラな作戦が大事になってきます。

完成度は高いのでハマることができれば延々とプレイできる良作です。しかしストレスに繋がってしまうと、「イイ作品だけど……」と感じてしまいがちなゲームなのです。

「巫剣神威控」

「巫剣神威控」は、女子高生が刀で戦うスタイリッシュACTです。グラフィックがとてもキャッチーなので人目を惹きやすいのが特徴です。

紹介記事を見てもらえばわかるのですが、私は本作をやや酷評しています。それは高難度になると敵が固くなるので手数が必要になり、プレイし続けていると疲れるためです。

おそらく本作をプレイしようと考える方は、多くが主人公のカワイさに惹かれて購入することでしょう。しかしプレイしているうちに、グラフィックのよさより難度の高さがつらくなってくるのです。またPCでプレイできるゲームにもかかわらず、操作がPCに最適化されていないことも留意しておきたいところです。

操作感としてプレイしやすいかはともかく、ステージが複数ありどれもしっかり楽しめるようになっているのは明確におすすめできる点です。私の評価はともかく、Steamのレビューを見ると高評価ですので、おすすめできる作品である裏づけだともいえます。

「Chains」

「Chains」は落ち物系のパズルゲームです。ステージごとにクリアの条件が変化し、落ちてくる色の違うボールを繋げて消しながら攻略していきます。

本作が次点なのは、パズルゲームとして小品だからです。有料作品でセール時には100円を切る安いゲームですが、人によっては「フリーゲームと大差ないんじゃない?」と感じるかもしれません。

全体的に見ると、完成度は高い作品です。難易度が変更できるので、1度クリアしたステージでも難しくしてまた楽しめます。パズルゲームが好きな方であれば、充分 満足できる作品でしょう。

「獄都事変」

「獄都事変」に関しては、あまり多くを語る必要はないかもしれません。日本のフリーゲームとしては充分 知名度が高いからです。

獄都事変:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
「獄都事変」:獄卒と行く廃学校

個人的には本作をそこまで高く評価していません。すでに他の方が高く評価しているので私が同様に高く評価する必要はありませんし、ホラー度が低く難しくもなく盛り上がりに欠けるとすらいえるからです。

わざと低く評価するつもりはありませんが、こうして1年の総括としていろいろな作品と同列に比べてみると、特別 本作が他の作品に比べて群を抜いているとも感じられません。

たしかにキャラクタの多様性など魅力はあります。日本のフリーゲーム作品としては殿堂入りといってもいいくらいの知名度ですので、まだプレイしたことがない方はプレイして楽しむのもいいかもしれません。

「The Binding of Isaac」

「The Binding of Isaac」は、自動生成ダンジョンをもぐっていくローグライクACTです。涙を武器として撃ちながら様々なスキルやカードを入手し強化していくのが楽しい作品です。

本作は日本語未サポートであり、海外で高く評価されている作品です。海外ではWiki情報も充実しており、プレイすればするほど奥深さに気づく良作です。

ただ生半可なプレイスタイルではなかなかボスを倒せない難易度で、運も攻略に強く影響してくる厄介者でもあります。システムを深く理解するには何度も死んでリプレイすることになるでしょう。

高い評価を受けているものの、得意でない方にとってはストレスに繋がりやすいため、次点として紹介しました。またハマれば100時間でも200時間でもプレイできるので、むしろ時間を溶かしたくない方は買わないほうが賢明かもしれません。

「UNDEFEATED」

「UNDEFEATED」は、3DのスタイリッシュACTです。スーパーヒーローのようにビル街を飛び回り、弱きを助け強きをくじく作品です。

本作の魅力は、簡単な操作でハクスラのように敵をバシバシと倒し、困った人たちを助ける前向きな楽しさです。とても健全な作品ですので、多くの方におすすめできます。

それでも次点として紹介しているのは、無料のデモ版としてボリュームなど全体的に小品という印象が拭い切れないからです。本作はTwitterなどでリリース前から注目されていました。またSteamのレビューを見るととても高い評価を受けているのがわかります。

しかしあくまで無料でこのデモ版をプレイする限り、完成版ができあがったとして、マップを広くしたりステージやイベントを増やしたりしてボリューム増加を図らないと、デモ版の小品というイメージを払拭できないのではないでしょうか。そうした判断から、本作は次点として掲載しました。

「Room 303」

「Room 303」は、海外製の3Dホラーゲームです。ゲーム開始時に死体が目の前に横たわっており、奇妙な声の命令に従わされる作品です。

Room 303 by FishfaceGames
In the darkest recesses of every mind something remains dormant, waiting for a moment to take control.

無料でプレイできる作品で、ボリュームはあまり大きくありません。しかしエンディングを含めて、しっかりと楽しめる海外作品です。

本作を次点として紹介しているのは、やはり楽しめるといってもボリュームが小さく、ホラー演出も含めて小品というイメージになりがちだからです。それに加え、ゲーム内で幽霊とも悪魔ともつかない声が命令をしてくるのですが、機械的に歪められているのか人によっては非常に不愉快に聞こえる可能性が高いからです。

好意的に「他の作品とは違う」と判断できる点が少ないのが残念です。しかしプレイしてみるとそれなりに楽しめる作品であるのは、すぐにわかるでしょう。

「Schizophrenia Simulation」

「Schizophrenia Simulation」は、タイトルの通り統合失調症(Schizophrenia)をシミュレートした作品です。作品の説明では「ホラーゲームではない」と説明されています。

Schizophrenia Simulation by ChoppyPine
Horror, simulation

プレイし始めるとすぐに気づきますが、視界が歪んでいるので酔ったり気分が悪くなったりしそうになります。また幻覚のような演出があるため、たしかに統合失調症の方はこんなふうに感じているのかもしれない、と思いながらプレイできます。

本作を次点として扱っているのは、ゲームとしての扱いが難しいからです。プレイしてその感覚を体験するには問題ないのですが、「統合失調症」という実在の疾病を扱っているので、これが正しい表現なのか断言しにくいのです。

たとえば本作の作者は本当に統合失調症について充分な知識をもっているのでしょうか? 「ホラーゲームではない」と説明していますが、それが本当かは作者しか断言できません。だとすると紹介する私のような人間にも、注意を払って説明する責任があるでしょう。

興味深い作品がある、というふうに紹介することはできます。しかし実際の疾病をシミュレーション作品にするという正確だと断言しづらい表現がある以上、おすすめ作品として紹介することはやはりできません。

「Hollow Head」

「Hollow Head」は、あえてグラフィックを古く見せたローポリゴンのホラーゲームです。ホラー度はさほど高くありませんが、追いかけ要素があります。

Hollow Head by Rubeki
You wake up to a horrible smell, and whispering vents in your apartment. Something's wrong.

無料でプレイできる作品としては、充分に楽しめます。しかしローポリゴンを採用した作品として、特別 感動的な演出や特徴的な演出があるわけではないので、やはり小品として判断することになるでしょう。そのため次点として紹介しました。

海外製のホラーゲームが楽しめるなら、プレイして損するということはないでしょう。

「666laboratory」

「666laboratory」は、SCP財団風の組織のカウンセラーである主人公となり、ある女の子をカウンセリングするホラーADVです。彼女の真相を知るには、パズル要素を解く必要があります。

666laboratory:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
「666laboratory」:カウンセラーとなって少女の謎を探る、某財団風ホラーADV

SCPを知っている人であれば、楽しくプレイできる作品でしょう。カウンセリング対象の女の子の真相を知るところがミステリとなっているので、ミステリ好きの人も楽しめるかもしれません。

そんな本作が次点となっているのは、やはりSCPという存在がむしろネックになるからです。SCP自体は大きなコンテンツで認知度も高いのですが、いくら高くても知らない人がいる可能性を無視することはできません。二次創作的コンテンツである以上、評価は少し下がってしまいます。

さいごに

当サイトの運営を始めて以降、今年は本格的にゲームのレビューを開始した年です。
「#1ツイゲームレビュー」という活動はゲーマーの方々、インディゲーム・フリーゲームの制作者の方々に、より喜んでいただけると考えているので、今も続けています。

2020年はより多くの作品を紹介できるようにしたいと考えています。もしご協力いただけるのであれば、レビューのツイートをRTするなどしていただけると非常にありがたいです!

皆様の役に立てるよう、2020年も活動していきます!
2020年もなにとぞよろしくお願いします!

タイトルとURLをコピーしました