このゲームに一言キャッチフレーズをつけるとしたら?
基本情報
Steamのストアページでは、以下のような説明文が掲載されています。
Chains is a challenging puzzle game with a unique feel and distinctive vector graphics style. The object of the game is simple – to link adjacent bubbles of the same color into chains. As you progress through the physics-driven stages it becomes increasingly more challenging and players’ speed, strategy and skill will be put to the test.
- 20 levels each focusing on action, strategy or flow
- Physics-driven gameplay
- 3 difficulty modes
- Colorblind option
- Up to 15 player profiles
- Unique art direction with beautiful vector graphics
- Soundtrack from the Belgian electro band Silence
- Unlimited replayability value
「Chains」は独特な感触と特徴的なベクトルのグラフィック様式をもつ挑戦的なパズルゲームです。ゲームの目的はシンプルです――隣接した同色のバブルをチェインで繋ぐことです。物理性向のステージを進めるとどんどん難しくなっていき、プレイヤーのスピードや作戦、スキルが試されます。
- アクションや作戦、流れに焦点をあてた20ステージ。
- 物理性向のゲームプレイ。
- 3つの難易度。
- 色盲用オプション
- 15プレイヤー分のプロファイル。
- 美しいベクトルのグラフィックを目指した独特なアート。
- ベルギーのエレクトロバンド「Silence」のサウンドトラック。
- 無限に繰り返しプレイできる価値。
開発元はこの「Chains」では「2DEngine.com」となっており、ドメインがついていることでわかるように「https://2dengine.com/」が公式サイトとなっているようです。
サイトを見ると他にも「8-Bit Commando(2011、2013)」や「Collisions(2015)」、「Super Chains(2018)」といったゲームを開発しているようです。Steamでこの3つを検索すると、「2dengine」となっており少し異なる名称で登録されていることがわかります。
また今回の「Chains(2008)」を除いた3作品が「POWERED BY 2DENGINE」というバンドルで扱われています。
Twitterでも「2dengine」というアカウントで活動されているようです。
公式サイトによると2007年から兄弟を含めたメンバーで活動されているようです。
通常価格は498円で、STEAMSALE.MEによると最安値は49円のようです。
Steamのゲームですのでインストールは必須となりますが、データサイズは約122MBとあまり気にするサイズではありません。インストールしっぱなしにしておいて、気が向いたときにプレイするのもいいかもしれません。
システム要件
プラットフォームはPCのみで、WindowsとMacに対応しているようです。
Windows
Supported OS | Windows® XP or Windows® Vista |
Processor: | 1 GHz Processor |
Memory | 256 MB RAM |
Graphics | DirectX compatible 128 MB graphics card |
DirectX Version | DirectX 9.0c |
Sound | DirectX compatible audio card |
Hard Drive | 30 MB of hard disk space |
Input | Keyboard and Mouse |
Windowsのシステム要件は最低スペックとも要求スペックとも明記されていません。
2Dのパズルゲームということもあり要求されるスペックはあまり高くありません。よっぽどの低スペックでなければ、充分に動くと想定されます。
なおInput(入力装置)としてキーボードとマウスが記載されていますが、おそらくキーボードはゲーム内のプロファイル名を入力するのに使う程度で、プレイ中ではほとんど使わないでしょう。
MacOS
MINIMUM:
OS | OS X version Leopard 10.5.8, Snow Leopard 10.6.3, or later |
Memory | 256 MB RAM |
Graphics | 128 MB graphics card |
Hard Drive | 60 MB of hard disk space |
ゲーム概要
それでは「Chains」の概要について見ていきましょう。
ジャンル
「Chains」は2Dの落ちもの系パズルゲームです。ステージ(レベル)によって少し詳細は変化しますが、おおむね上から丸いバブルが落ちてくるので、それをクリックすることで隣接する同色のバブルをチェイン(鎖)で繋ぐことができます。同色のバブルを3つ以上繋ぐと消すことができ、ステージごとに異なるクリア条件を達成することで次に進むことができます。
ゲーム「Chains」のプレイの様子。
最初のステージ「TRIDENT」。落ちてくるバブルをクリックしてチェインで3つ以上繋ぐと消せる。 pic.twitter.com/VAedqrjcDO— caffeine_gurasuto (@CGurasuto) June 12, 2019
操作
操作はほとんどマウスのみで、とにかくバブルをクリックし続けることになります。ただバブルによってはとても小さなものもあるため、クリックが反応しにくい場面があるかもしれません。
NORMALくらいの難易度では大丈夫かと思われますが、HARDではスピードを意識しないとクリアが容易ではないステージが増えますので、誤クリックなどが多くなるかもしれません。
ゲーム「Chains」のプレイの様子。
ステージ4の「THE STREAM」。一定時間流れを止めないようにバブルを消し続ける。 pic.twitter.com/zj6f79ak2i— caffeine_gurasuto (@CGurasuto) June 12, 2019
ゲーム性
ゲームシステムはしっかりと練られており、落ちもの系パズルとしてテトリスやぷよぷよなどの前例をマネすることなく、独自のシステムを構築しています。そのため、
- ステージごとにクリア条件が異なるので、多様性を構築しプレイに幅が生まれている。
- その多様性のため、バブルがあふれてもゲームオーバーにならないステージがある。
- チェインで繋いで消せる距離に曖昧さがあるため、間に障害物があっても繋げる場合がある。
といったゲーム性のある作品となっています。根本的なシステムとしてチェインで繋ぐという行為があり、クリア条件をつけることでステージの形状やギミックを柔軟に変化させられるようになっているようです。
ゲーム「Chains」のプレイの様子。
ステージ8の「GRAVITY」。重力で中心に集まるバブルで、同色を30個以上一緒に消すステージ。 pic.twitter.com/X5ikp6K4Fs— caffeine_gurasuto (@CGurasuto) June 12, 2019
グラフィック&BGM
グラフィックは簡素で、バブルはそれぞれ物理演算の独特な「ぶつかって跳ねる」ゴムのような感触で動きます。
BGMはアンビエントのように極度に盛り上げることはないものですが、どこか退廃的でノスタルジックな曲が使用されています。パズルゲームですのでミュートにして好きな音楽や動画を流しながらプレイすることもできますが、このBGMを聞きながらゲームに集中するのも楽しいでしょう。
難易度
この「Chains」では3種類の難易度、EASY・NORMAL・HARDを選ぶことができます。EASYやNORMALはまだクリアできる難しさですが、HARDはしっかりと考えてスピードを習熟してプレイしないとなかなかクリアできないかもしれません。
この難易度の違いによって、落ちてくるバブルの種類や量が変わるようで、HARDなどをクリアするにはスピードが大事になってきます。ステージによってはじっくりと考える時間があるものもあるのですが、時間的な制限があるものについてはどうしてもスピードを上げないと処理できずにクリア失敗となってしまいます。
EASYやNORMALで全20ステージ(レベル)をクリアすることはさほど難しくはないでしょう。ただHARDでも全ステージをクリアするとなると時間がかかってしまうと考えられます。
そのため全体的な難易度は、HARDが底上げしていることになります。EASYやNORMALであれば40点(100点中)以下になるかもしれませんが、かなりHARDが底上げをしているため全体では63点(100点中)としました。
所要時間
HowLongToBeat.comによると、今回の「Chains」はおよそ2時間程度でクリアでき、完全クリアでも3時間ほどでクリアできると判定されています。
上述の通り、EASYやNORMAL難易度であれば攻略自体はさほど難しくないでしょう。問題はHARDです。
実績のないゲームですので、収集要素を満たすことを完全クリアと見なすのであれば、とりあえずEASYかNORMALを最後の20ステージ(レベル)までクリアすれば事足ります。しかしHARDを含めた全難易度をクリアすることを完全クリアと見なすと、ハッキリいってどれくらい時間がかかるかわかりません。EASYやNORMALででもクリアしたステージは最初からプレイしなくても別の難易度で再挑戦できるようなので、挑戦すること自体の難しさはありません。
英語力
必要な英語の理解力については、あまり高くないといえます。パズルゲームですのでシステムをざっくりとでも理解してしまえば、ほとんど言語的なサポートは必要ありません。
ただしこのゲームでは、「クリア条件」がステージごとに決まっており、その条件は英語で説明されるためある程度は英語を理解できたほうがいいでしょう。
後はこのクリア条件さえ理解できてしまえば、中学程度の理解力でも充分かもしれません。そのため全体的に必要な英語の理解力は29点(100点中)と低めにしました。
念のため各ステージのクリア条件を、次回のエントリで和訳しておきますので、気になる方はご参照ください。
ゲームの情報
タイトル | Chains |
開発 | 2DEngine |
オススメ度 | A<GOOD>:★★ |
リリース日 | 2008/11/25 |
価格 | ¥498 |
次元 | 2D(2次元) |
ジャンル | 落ち物パズル |
特徴 | 物理演算/良BGM/ステージ制/シングル/Steam |
視点 | 真横 |
グラフィック | シンプル2D |
操作方法 | マウス |
言語 | 英語(日本語サポートなし) |
インストール | 必要 |
ファイル容量 | 約122MB |
次回のエントリ
次回は今回に引き続き「Chains」の紹介で、プレイ感や「食べ物などに譬えるとナニ?」という情報などをまとめていきます。