こんにちは、Caffeineです。
今回も「月光妖怪」についてまとめていきます!
前回までの「プレイ感」ではネタバレを含めた全体的な評価をしてきましたが、今回の「メリットとデメリット」「オススメとイマイチ」では極力ネタバレを避けて未プレイの方に紹介する形で解説していきます。
どんな人向け?
新しく独特なゲームシステムを進んで楽しめる人
神秘的・幻想的な雰囲気が好きな人
「ここがオススメ!」
まずメリット(Pros)としてオススメできる点を挙げていきましょう。
独特なゲームシステム
まずはなんといっても独自のゲームシステムであり「逆ホラー」と称されるところの「対象となったキャラクタを驚かせる」というのはオススメできる点として逃せません。
ホラーとしての怖さはほとんどありませんが、タワーディフェンスのように対象キャラが自動的にゴールへ移動していくので、それをうまく阻止しないといけないという緊張感があり、うまくコンボを繋ぐことができると爽快感があります。
基本的に非殺傷ゲームであり、RPGやFPSのように「殺して倒す」というゲームがあまり性に合わない方にもオススメできるかもしれません。どういった状況であっても「倒す」という描写があると気に食わない、という方は注意が必要かもしれません。
神秘的な雰囲気
この「月光妖怪」の本編ではタイトルの通り「月光」が物語の中心となってきます。それに合わせてあるのか、雰囲気も神秘的で没入しやすくなっています。中盤では少しギャグ調になるところもあるのですが、主要キャラクタに「魔女」が登場することもあり、魔法のある世界のファンタジー感を楽しむことができるでしょう。
また全体的に親しみやすい空気もあり、神秘的な雰囲気とあいまって子供のときに読んだ絵本のような感慨もあるかもしれません。ストーリーの展開もどこか儚さを感じさせるところがあり、ノスタルジックな感傷もあるかもしれません。
親切なチュートリアル
ほかにはない独特なシステムであるため、最初は難しく感じるかもしれません。しかし日本のゲームらしい親切なチュートリアルがあるため、プレイに慣れるのにはさほど時間はかからないでしょう。
あまりフリーゲームに馴染みがない方にでも気軽にプレイすることができるかもしれません。
ストーリーが小分けにされている
Freemのダウンロードページでは以下のような説明文が掲載されています。
【プレイ時間】
少女編 → 10分ほど
少年編 → 20分ほど
悪戯編 → 30分ほど
??編 → 30分ほど仕事編(おまけ) → 1時間ほど
このようにストーリーが小分けにされていて10~30分と少しずつプレイすることもできます。またそれぞれのストーリー内ではセーブポイントがいくつか設定されています。だらだらとストーリーを語ったり引き延ばしたりするタイプのゲームではないので、気楽に本編をプレイしてもいいかもしれません。
おまけ要素
前回のエントリで詳しく述べていますが、おまけ要素もかなり楽しいものとなっています。特にゲーム性の主体である「驚かせる」逆ホラーでの楽しみ方が際立つパートとなっています。
逆に注意しておきたいのは、親しみやすさが「卑近」といえるくらいにフレンドリーになってしまっているため、本編の絵本やファンタジーのような神秘的な雰囲気が損なわれてしまうかもしれないという点です。
個人的には本編は雰囲気を楽しみ、おまけで思う存分ゲーム性を楽しむという遊び分けができれば、この「月光妖怪」を最大限楽しむことができるのではないか、と感じました。
フリゲって無料で遊べて
そんなにサイズも大きくないから
とりあえずプレイしてみて
合わなければやめる、
くらいでいいかもしんないって思うな。
まあ正直それは
「合うかわかんないけど
とりあえずつきあってみる」
くらい安直だから
オススメしないけどね。
たしかにフリーといえども
開発者の方は苦労して
制作されたわけですから
できればそこも汲んで
プレイしたいものですよね。
まあ手あたり次第に
女性に告白してるシロートに
そうした慎重さは期待してないけどね。
ぐぅっ!
て、手当たり次第じゃないぞ!
ちゃんと選んでる!
どこらへんが?
ココロを選ばないあたり。
ぐぅっ!
これは
ダブルKOですかね。
「ここはイマイチ……」
では逆にデメリット(Cons)といえるイマイチな部分とはどんなところなのでしょうか?
マップを精査する時間に乏しい
本作ではタワーディフェンスのように対象キャラが自動的に移動していき、ゴールに辿り着いた時点でそのマップは終了となり、次のマップへ自動的に移動することになります。このように自分が主体ではなく対象キャラが主体となって時間制限が発生するため、プレイをしながらではマップの形状や音を鳴らすためのオブジェクト(樽など)の配置を理解するのは難しいものです。
しかし本作ではマップを調査する特別なシステムがないため、基本的に「クリアできるまで繰り返してプレイする」以外の方法がありません。本作は一部を除いて難易度がそこまで高いわけではないため、ある程度柔軟に操作することができればクリアはできるでしょう。しかし「思い通りにならない」という不満は生じるかもしれません。
オブジェクトに引っかかりやすい
またRPGツクールというマスごとに移動するシステムであるため、急いで動こうとすると入力のズレから誤操作をしてしまうことがあります。それは建物に引っかかったり誤って樽を動かしすぎてしまったり、やはり「思い通りにならない」という不満感に繋がりやすいシステムだといえるでしょう。
ややSEの音量が大きい
本作ではBGM・ゲーム内SE・キャラのセリフなどの音声があるのですが、一部のSEが際立って大きく感じられることがあるかもしれません。
特に「おどかし」を始める際に「Let’s Horror」という文字が表記されるとともに雷鳴のエフェクトが轟くのですが、これが意外とうるさく感じるかもしれません。
慣れてしまえばどうということはないのですが、「サクッとフリゲを遊びたい」というときは少し気になるかもしれません。
おまけでストレスは軽減される?
しかしゲーム性に関連してくる「マップの調査」「引っかかりやすい」などの不満感・ストレスは、実はおまけをプレイすることであまり気にならなくなるかもしれません。それというのもおまけを含めて本作全体を見ると、本編はややストーリー重視であり、ゲーム性がより重視されているのはおまけのほうだからです。
おまけでは本編より機械的に「驚かす」遊び方を突き詰めることができるため、本編より集中してゲームに興じることができます。ただしやはり基本的におまけはおまけで、本編を楽しんでこそというのが大事ですので、まずは本編のストーリーを楽しんでクリアしていくといいかもしれません。
個人的なオススメは
サクサクッとおもしろく遊べるところを
遊べるだけ遊ぶ感じかなー。
おまけも最後までクリアしないと
いけないわけじゃないし。
わたしだったら
本編ではストーリーを楽しんで
おまけは楽しめる人が
楽しめばいいかな、って感じ。
やっぱり無理はしなくていいかな、って。
私がオススメするなら
もしシステムがおもしろいと感じたら
本編を無理なく楽しんで
おまけで思う存分遊びまくる感じでしょうか。
おまけを味わわないのは
もったいないとすら感じてしまいます。
Caffeineはおまけを
すごく評価してるよね。
ラスボスの難しさが
気に入ったので、
かなり評価は高めかと。
M?
ブッ!
Caffeineに対して
えらくぶっこんだな。
いやでもそう思わない?
男がSかMかは
大して興味ねえな。
そ、そうですよ。
そんなことは気にしなくていいんです。
次のエントリ
次回のエントリでは、この「月光妖怪」を食べ物など別のものに譬えるとナニになるかや、どんな雰囲気でプレイするとよさそうかなど、少しトリッキーな情報を掲載していきます。
カマトトぶっちゃって……。
それふつうは
男がいうセリフじゃね?