【ネタバレ】Q.「月光妖怪」ってぬるくない? A.おまけプレイすると印象変わるよ【楽しい】

ゲーム紹介

こんにちは、Caffeineです。
今回も「月光妖怪」についての情報を掲載していきます!
前回までは本編について言及してきましたが、今回はおまけ要素についてまとめていきます!

前回のエントリ(ストレス):
【ネタバレ】Q.「月光妖怪」っておもしろい? A.本編が神秘的でいい【逆ホラー】
こんにちは、Caffeineです。 今回も前回に引き続き、「月光妖怪」についての情報を掲載していきます! 前回のエントリ(基本情報): 進 - Advanced 次にこの「月光妖怪」について、少し踏み込んだ情報を考えてい...

進 – Advanced

今回も踏み込んだ内容についてまとめていきましょう。

おまけ「仕事編」について

本編のボスを倒した後、おまけ要素である「仕事編」が解放されます。このおまけは本編とかなり風味が異なるため、本編とは別で評価したいと考えていました。このおまけはもちろん本編をクリアしないとプレイできないため、ネタバレを含むことにはご留意ください。

ステージを遊び倒せる

このおまけの醍醐味は、まず「ステージを何度でも遊び倒せる」という点にあります。ステージをクリアしていくと本編とは違い、報酬が貰えます。この報酬でいろいろなことができるのでステージを繰り返しプレイする意義があるのですが、単に各ステージをSランクでクリアするためにプレイし続けることもできます。


おまけの部屋。おまけではこの部屋でミッションを受けたり貢いだりする。

このシステムのおかげで、本編よりステージを周回することがたやすくなっています。前回述べたような本編での「ストレス」の多くは、おまけでは「とにかく間断なくプレイし続ける」ことができるこのシステムがあるので、おまけをプレイしているとあまり気にならなくなってくるのです。
これが「本編とおまけを別のものと捉えたほうがいい」という理由です。

ゲーム内通貨の登場

このおまけでは唐突にゲーム内通貨である「Zeny」が登場します。このZenyはステージを繰り返しプレイすることで、報酬として貰うことができます。これを集めるとおまけ内で様々な恩恵を得ることができます。

こうしたゲーム内通貨が急に登場することに違和感をおぼえる人もいるかもしれません。これは本編とおまけでシステムがまったく変わる上、本編の神秘的な雰囲気がやや損なわれるからです。そうした方にとっては、おまけはあくまでおまけとして捉えるか、もしくは雰囲気を壊したくないのであればプレイしなくていいのかもしれません。

店への投資

稼いだお金を使える要素は3つあり、そのうちの1つが「店への投資」です。これを行うこと魔女と共同運営する「ホラーショップ」の宣伝をしてもらって、店のレベルを上げることができます。これを続けることでミッションとして本編とは別のステージをアンロックすることができます。
これを続けていくことで、最終ステージである「精霊王ステージ」をもアンロックすることができます。

好感度と「貢ぐ」

もう1つのお金の使い途は、少女と魔女に貢ぐことです。これを続けることで少女と魔女の好感度を上げることができ、会話イベントを行うことができます。また少年のステータスを上げることにもなります。

この要素は店への投資よりも卑俗な印象で、いわゆる「女性を口説く」ような雰囲気がつきまとうものです。本編ではそうした要素のないプラトニックな関係であった少年と少女の間に、卑俗な「好感度」のシステムがつけくわえられていることに納得がいかない人もいるかもしれません。

私は個人的にこうした卑俗なゲームがまったく嫌いではないため、こういうシステムも「かなり変えてきたなあ」と思うくらいです。どう感じるかは個々人によって違うかもしれませんが、おまけをプレイしないといけないという強制力もないため、好みに合わせてプレイするのがいいでしょう。

no-img2
初 心

ゲームシステムの追加としては
ここがちょっと人を選びそうだよね。
いわばギャルゲー要素というか、
別ジャンル感が強くなっちゃう。

no-img2
図部野 素人

特に「貢いで」ってところが重要かもな。
キャバ嬢じゃねえんだからってさ。
俺はぜーんぜん気にしないけどさ。

no-img2
初 心

わたしもシステマチックに
「対キャラクタ用のアップグレード」
ぐらいに捉えてるから
別に大して問題には思ってないけどね。

no-img2
Caffeine

システムとしておもしろいのですが、
本編を気に入っていた人が
どう受け止めるかが問題でしょうね。

2019年決定版! ゲーミングPCに本気でオススメできるグラフィックボードとは!?
グラフィックボードを選ぶとき、いろいろな事柄を考えねばならず、初心者の方であればこそ面倒な作業だと感じられてしまうでしょう。そんな方のために、種類がいくつもあるグラフィックボード製品から、元号が令和に改められた2019年もっともオススメする製品を紹介します!

ガチャ

最後の使い途が「ガチャ」です。おまけ部屋の隅に置かれているガチャポンの筐体にお金を投入することでガチャを回すことができ、これによってステージをクリアした際の絵である「リザルトカット」の種類を増やすことができます。このリザルトカットは隣にいる犬のコメットに話しかけることで変更でき、どの絵を表示させどの絵を表示させないかを設定することができます。

ガチャというとソシャゲの影響からあまり聞こえのよくないものですが、もちろんソシャゲのように課金システムがあるわけではなく、このおまけのガチャはゲーム内通貨を使用するだけです。
リザルトカット自体が本編で登場した絵のリサイクルのようなところがあるため、あまったゲーム内通貨を使用するような感覚でいいのかもしれません。

精霊王ステージ

そして店への投資をしてミッションをアンロックし続けると、「精霊王」というキャラを驚かせるステージが登場します。この精霊王のステージは本編やおまけの追加ステージなどこれまでのどのステージよりも難しくなっています。
この精霊王ステージは全15マップで構成され、クリア条件が2500secとなっています。つまり単純計算で50secを稼げる「great Horror」のコンボを50回行わないといけない計算となります。

しかも厄介なのが、途中で精霊王が「真の力を解放した」として、移動速度を急加速させます。この動きの早さは本編のボスである「アルティメット吸血鬼」よりも早く、この精霊王が事実上の「裏ボス」ということになるのでしょう。


タイミングを間違うとなにもできずにマップを通過されてしまう。

おまけで追加されるステージを含め、この「月光妖怪」のほとんどのステージはSランクをとるのは難しくても、クリアすることはさほど難しくないステージばかりです。しかしこの精霊王ステージはクリア条件を満たすこと自体が難しくなっているため、Sランクをとる以前にクリアがかなり難しくなっています。おそらく多くのプレイヤーが投げ出すことでしょう。

【ハードアクション】宙を駆け抜け銃で打ち抜け!「Bleed」【Steam】
こんにちは、Caffeineです。 今回ご紹介するのはSteamのアクションゲーム「Bleed」です! ジャンル アクション/2D/シューティング/女性主人公/シングル(COOP可) 開発元 Ian C...

本編よりおまけのほうが楽しい?

誤解をおそれずにいうと、個人的には本編よりおまけのほうが楽しくゲームをプレイできています。
その理由は、おそらくこのおまけの仕事編のほうが「ジャンクフード」っぽいからでしょう。

本編を含めたこの「月光妖怪」の特徴は、逆ホラーという驚かす側にまわるシステムでした。それを存分に楽しめるとすれば、ストーリー重視の本編よりも、ジャンキーで機械的に繰り返すことのできるおまけの仕事編なのではないでしょうか。
特にミッションとしてステージを繰り返しこなすことで、ゲーム内通貨を貯めることができ、それを消費して投資や「貢ぐ」行為ができます。これはRPG的な「稼いで使う」タイプのシステムでしょう。

本編のよかったところを挙げるなら、神秘的な雰囲気を見逃すことはできませんでした。しかしおまけに関しては、この神秘的な雰囲気はどこにも見当たりません。本編の雰囲気のよさはこのおまけに引き継がれていないのです。
しかしジャンキーにただひたすらステージをこなしていくおまけのシステムは、そうした神秘的な雰囲気を損なうものだとしても充分に楽しいシステムだと個人的には感じます。

特に最後の精霊王ステージはゲーマー魂を揺さぶられる難易度です。これを執筆している現在もまだクリアできてはおらず、それどころか500sec近く余裕をもったまま失敗してしまっている状態です。
500secというと50secを稼げるコンボをまだ10回も繋げないといけないという計算になります。おそらくほとんどのマップでミスなしにコンボを繋げることが求められるのでしょう。

個人的にこの難易度を設けることも、またこの難易度をおまけとして本編の外に設けていることも、高い評価に値すると考えています。ゲームというものは「主人公と敵との戦い」である前に、プレイヤーと制作者との戦いであるからです。


精霊王は移動が速いので逆に通常はコンボにならない遠いオブジェクトもコンボになることがある。(3つめの樽)

本編に高難易度のステージを設定しないというのは、やはりライトユーザーへの配慮でしょう。「サクッとプレイしたい」というときには本編の難易度はいいのですが、精霊王ステージのようなものは余計なものと映りかねません。
私個人としては、挑戦的なゲームは嫌いではありません(挑戦的と挑発的は別ですが)。

特にフリーゲームというと「ストーリーを楽しんでゲーム性はそこそこ、一度クリアしたらもうゴミ箱行き」のような感覚がおそらく多くの人にはあるのではないでしょうか。少なくとも私はこの「月光妖怪」の精霊王ステージにはある程度ぶつかり続けるだけの価値を感じています。

もちろん前回のエントリで書いたような「ストレス」はいまだにあります。引っかかったりオブジェクトの起動に失敗したりの連続だからです。しかし今のところ精霊王ステージという「制作者からの挑戦」に対して、そのストレスを「対抗心」として燃やすことはできています。これが「月光妖怪」のシステム設計にあるのか、私の性格にあるのかまではわかりません。

no-img2
初 心

この精霊王ステージ、
まるでクリアさせまいと
するかのような難易度だよね。

no-img2
図部野 素人

初めて見たとき加速に驚いたが
プレイし直すうちにステージ自体が
「あ、これ生半可じゃできねえや」
って気づくよな。

no-img2
Caffeine

これを本編ではなく
おまけとして用意するのは
ちゃんとゲームをわかっている
証拠なのではないかな、
と個人的には思います。

次のエントリ

次回のエントリでは「月光妖怪」のメリットとデメリットを紹介していきます。

タイトルとURLをコピーしました