さらに2020/08/08に加筆・修正しました。
このゲームに一言キャッチフレーズをつけるとしたら?
このゲームを食べ物に譬えると?
チェーン店独自メニューのおいしいサンドイッチ
どんな人にオススメ?
1~2時間くらい暇をつぶしたい人。
短くても完成度の高いゲームを遊びたい人。
基本情報
「ミミクリーマン」の開発者やインストールなどに関する情報をまとめていきましょう。
説明文
この「ミミクリーマン」はフリーゲーム登録サイト「ふりーむ! – Freem!」に登録されています。この「ふりーむ! – Freem!」の個別ページに掲載されている説明文を見てみましょう。
宝箱にアイテムを仕掛け、エモノを誘って倒すゲーム
宝箱に潜むモンスター「ミミック」のお話。
魔王に勇者討伐を命じられ、旅に出ます。アイテムを仕掛けてエモノをおびき寄せて倒し、
エモノの持っていたアイテムを手に入れていきます。
最後に勇者の欲しがる聖剣を手に入れ、勇者を罠にかけて倒しましょう。クリアまでのプレイ時間目安は1時間~ほど。
開発者
開発者は「野良雲 一砂」という方です。どうやら個人サイトなどは所有していないようで、Twitterなどもされてはいないようです。
インストール&容量
「ミミクリーマン」はRPGツクール2000製のゲームです。そのためRTP(ランタイムパッケージ)と呼ばれるシステムをインストールしなければいけません。
近年のRPGツクールにおいて、RTPというシステムは廃止されるに至りましたが、このRTPをインストールしておくと同じシステムを使用しているゲームを個別にインストール必要がなくなるというものです。そのためRPGツクール2000のRTPをインストールしておけば、他のRPGツクール2000製のゲームをインストールせずに遊ぶことができます。
ファイルの容量は、解凍前のアーカイブで約11.4MB、解凍後のファイルで約25.9MBとなっています。RTPをインストールする手間はありますが、ごくごく少ない容量でプレイできるのでゲーミング仕様でないPCでも充分遊べるでしょう。
ゲーム概要
それではゲーム本編の概要に移りましょう。
ジャンル
「ミミクリーマン」はRPGツクール2000製のフリーゲームで、パズルを主とした短い作品です。戦闘シーンはあるものの自動で行われるため、一般的RPGのようにコマンドを選択することはありません。
主人公はいわゆる「ミミック」のような存在であり、「アイテムを自分の宝箱のなかに設置」して、「敵をおびき寄せて倒す」ことで別のアイテムを入手し、またそのアイテムを元手にして別の敵を倒す、という手法を繰り返していくことになります。パズルとしても「わらしべ長者」の要素があるゲームだといえます。
ストーリー
ストーリーは「ミミックのような宝箱に隠れるモンスターとなって、敵を倒し続けて目的のアイテムを入手して勇者を倒す」というもので、いわゆる「ダークヒーローもの」に近い作品となっています。
世界観はややギャグ寄りとなっており、一度倒した相手でも復活するため、ゲームにおける「殺傷」の要素が好きではない人でも気軽に遊べるのではないでしょうか。
グラフィック&音楽
グラフィックはドット絵ながら凝っており、何人ものキャラクタが登場します。しかしこのグラフィックは作者の方のオリジナルではなくフリー素材で、「Rド」というサイトの「monta!」さんのグラフィックのようです。
音楽関係は、やや「ありきたりなフリー音源」です。特に日本のRPGツクール製のゲームにはよくあることなので、あまり気にしなくてもいいかもしれません。
操作方法
操作はキーボードで行います。通常のRPGのようにマップを移動するのではなく、上下でマップを変え、左右でアイテムを選択するという独特なシステムとなっています。既存のRPGシステムや先頭システムに主眼を置いているのではなく、RPGツクールのシステムを用いたわらしべ長者のようなパズルゲームと捉えたほうがプレイしやすいかもしれません。
ゲーム性
通常のRPGなどでは敵に与えるダメージに幅があり、ほとんど一撃で倒せる相手でもたまに2回攻撃しないと倒せない、といったことがあります。しかしこの「ミミクリーマン」はパズルとして曖昧性が排除されており、宝箱に適切なアイテムを入れていれば、そのアイテムに対応した敵を確実に倒せるようになっています。
フローチャート
またこのミミクリーマンでは入手できるアイテムの分岐フローチャートが最初から用意されており、これが非常に便利です。このフローチャートのおかげでユーザビリティが高くなっており、かなり遊びやすくなっています。
フローチャートではすでに入手したことのあるアイテムが表示され、どの敵を倒すことで得られるかも明記されています。そのため同じアイテムを手に入れるときも気楽に参照することができて覚える必要がありません。未入手のアイテムもフローチャートを予測することで、どのように入手すべきか推測することもできます。
またフローチャートとして全体が見通せるようになっているため、ゲーム全体のボリュームがどれほどで、今自分がどのくらいの進行度にあり、残りがどれくらいかが如実にわかるようになっています。
マップ
マップは草原・魔王の城・闇商店・雪原・ダンジョン・森・街の7つです。敵が登場するのは魔王の城・闇商店を除いた5カ所です。
かなり簡素化されているため、特に移動するアニメーションや画面遷移があるわけではなく、宝箱にカーソルをあわせて上下キーを押すだけですぐにマップ移動ができます。
所要時間
全体的にボリュームは大きくなく、1~2時間でクリアできる長さとなっています。休日の余った時間に遊ぶのには、ちょうどいい長さかもしれません。
シリアスな内容ではなく、かなり気楽な内容となっていることもあり、手軽に遊ぶことができるでしょう。
ただしややチュートリアルが長い点には留意しておいたほうがいいかもしれません。
オープニングのストーリーやチュートリアルはスキップできますし、特にゲームオーバー要素もないので、短気な方は飛ばしてしまってもいいかもしれません。RPGツクールではF12でリセットしてタイトル画面に戻れますので、とりあえず試してみてからチュートリアルに戻るのもひとつの手でしょう。
難易度
難易度はさほど高くはありません。敵を倒すことを主体としていないため、こちらが倒される危険もなく、パズルとして「どのアイテムを使えば次に進めるんだろう?」という視点で考えることになります。前述のフローチャートがあるため、行き詰ったらチャートでどうするべきかを見直しやすくなっているのがとてもありがたいところです。
そうして観点から38点(100点中)としました。
ゲームシステムを完全に理解するのには少し時間がかかるかもしれませんが、おおよその感触は実際にプレイしてみればすぐに理解できるようなものとなっています。
ゲームの情報
タイトル | ミミクリーマン |
開発 | 野良雲 一砂 |
オススメ度 | S<オススメ>:★★★ |
リリース日 | 2014/02/16 |
価格 | 無料 |
次元 | 2D(2次元) |
ジャンル | パズル |
特徴 | わらしべ/シングル/ショート |
視点 | 斜め見下ろし |
グラフィック | シンプル2D |
操作方法 | キーボード |
言語 | 日本語 |
インストール | RTP |
ファイル容量 | 約11.4MB<アーカイブ> / 約25.9MB<解凍後> |
次のエントリ
次回のエントリでは、この「ミミクリーマン」について踏み込んだ内容をまとめていきます。