こんにちは、Caffeineです。
今回情報をまとめていくのはSteamで遊べる「Into Blue Valley」です!
ジャンル | 3D/ウォーキング/探索/FPS視点/ミステリ/雰囲気/シングル |
開発元 | Ryan Javanshir |
価格 | 498円 |
リリース日 | 2014年12月25日 |
言語 | 英語のみ(日本語未サポート) |
クリア所要時間 | 20分~1時間 |
完全クリア時間 | 同上 |
プラットフォーム | PCのみ(Windows) |
操作方法 | マウス&キーボード |
難易度 | 中~高(59/100)★★★★★★☆☆☆☆ |
恐怖度 | 低(15/100)★★☆☆☆☆☆☆☆☆ |
必要英語力 | 中~高(68/100)★★★★★★★☆☆☆ |
インストール | 必要 |
ファイル容量 | 約1.1GB |
実績 | なし |
食べ物に譬えると?
牛乳たっぷりのクリームシチューとバゲット
どんな人向け?
今回はオススメをしません!
(理由は次エントリで)
基 – Basic
まずこの「Into Blue Valley」について、基礎的な情報をまとめていきましょう。
基本情報
開発者は「Ryan Javanshir」という方で、特に公式サイトなどはないようです。
「Into Blue Valley」の通常価格は498円で、公式サウンドトラック(Official Soundtrack)が398円で併売されています。STEAMSALE.MEによると最安値はゲーム本体が98円、サウンドトラックが79円となっています。私は2016年末に98円で本体のみを購入しています。
Steamのゲームですのでインストールは必須となります。ファイルサイズは約1.099GBとなっています。
1GBを超えていますので、少しインストールしっぱなしにするのは気が引けはじめるところでしょうか。この「Into Blue Valley」は周回要素などが特にないようなので、1度プレイした後はアンインストールしてしまっても問題ないでしょう。
システム要件
プラットフォームはPCのWindowsのみのようです。
OS | Windows 7 |
プロセッサー | 1.80GHz Processor |
メモリー | 2 GB RAM |
グラフィック | Video Card with 2GB of VRAM |
DirectX | Version 11 |
ストレージ | 2 GB 利用可能 |
さすがにインディとはいえ3Dでグラフィックにもこだわっているゲームですので、少し要求スペックは高くなっています。
特にグラフィックボードの「2GB of VRAM(ビデオ用メモリ2GB)」というのが少しボトルネックとなるかもしれません。新しい製品や少し古くてもしっかりした性能のグラフィックボードを使用していれば問題はないのですが、「GTX 1050」にはVRAMが2GBの製品があるため、これを使用している場合は動作させるのが苦しくなる可能性があります。
CPUは1.80GHz以上、メモリは2GBと一般的なPCでもあまりこれより低い製品というのはないかもしれません。ただ自作PCでコストを削減するためなどで低スペックの環境を構築した場合は、動作させづらくなる可能性があります。
ゲーム内ではオプションが特に用意されていないため、低画質にして負荷を軽くするというのも難しいようです。
ゲーム概要
「Into Blue Valley」の概要について見ていきましょう。
ジャンル
この「Into Blue Valley」は3DのFPS視点で進められる探索ゲームです。やや独特なのは、プレイヤーはカメラをもって撮影している設定で操作するのですが、そのカメラの映像はすでに撮影し終わっていてそれを見た2人の男性が映像を見ながら会話をしている、という様子で進められます。
人のいないちいさな村を訪れていくつかのオブジェクトを手に入れる探索ゲームなのですが、パズルなどの要素はほとんどなく、いわゆる散歩をして風景を楽しむような「ウォーキングシミュレーター(散歩シミュレーション)」のようになっています。
グラフィックと音楽
グラフィックはインディの3Dゲームとしては凝っている部類で、キャラクタはほとんど登場しませんが風景の美しさはなかなかのものがあります。雪の積もった様子と全体的な雰囲気から、やはり「TES:V SKYRIM」を髣髴とさせます。もともと意識して開発されたのか、いたるところに類似点を見出すことができます。この映像美だけを切り取るなら、SKYRIMにも引けをとらないといえるのではないでしょうか。キャラクタがほとんど登場しない点も風景への没入度を高めているかもしれません。
音楽は簡素で、全体的には環境音がほとんどですが、特定のポイントを歩いているとプレイを邪魔しない程度の厳かなBGMが流れます。
屋内は屋外と対比させる演出なのか、全体的にかなり暗くなっていてホラーゲームかと見まがうほどです。BGMも屋外で流れていたものが完全に途絶え、ほぼ無音のような状況となりなにが起こるのかと身構えてしまうかもしれません。
またこれは基本情報としてより実際のプレイ感に近いのですが、映像の明暗の差が大きいため「酔う」可能性があることはここで示しておきたいと思います。
起動時に「WARNING: Contains flashing images.(注意:明滅する映像があります)」と注意書きが現れますが、これはいわゆる「ポケモンショック」のような明滅を指したものと思われ、屋外と屋内の明暗の差を指したものではないと考えられます。
私はFPSゲームに慣れており継続して何時間もプレイしたことがありますが、FPSにおいてはさほど酔いやすいほうではありません。しかしこのゲームでは目が重くなって酔った状態になりました(吐き気は催さず、その前段階という印象です)ので、映像酔いをしたことがある方はご注意ください。
システム・ゲーム性
操作は通常のFPS視点のゲームと共通して、キーボード(WASD)で移動してマウスで視点を動かします。
全体的にゲーム性は薄めとなっており、プレイヤーが起こす行動で結末が変更されるようなことはなさそうです。またウォーキングシミュレーターや探索ゲームの課題点として、用意されたマップを歩き回る以上の楽しみを見出すのが難しいところがあるかもしれません。
ストーリー上ミステリとして物語のエンディングがありますので、それを探るという意味合いはあります。ホラーゲームなどのようにどのように謎が明かされるかと楽しむこともできるかもしれません。
実質的にはホラーというよりミステリのほうが近いと考えられますが、演出で驚かすような要素が散見されますので、恐怖度は低めながら15点(100点中)と設定しました。
なお前述しましたがオプションが用意されていないようで、FOV(Field Of View:視野)を調整できるのみのようです。またセーブはオートセーブと手動のセーブがありますが、セーブスロットなどはなく1つのセーブデータのみを使用するほかないようです(さほど長くないのであまり必要はありませんが)。
所要時間
クリアにかかる時間は早い人なら20分ほど、長いと1時間以上かかる可能性があります。それというのもパズル要素はないのですが、一部わかりづらい箇所があって進み方を理解できないと「詰む」ような場面があるからです。そこを理解した上で早く終わらせようとスピードラン(RTA)をしようとすると、10分以内で終わらせることもできるかもしれません。
英語力
このゲームを楽しみクリアするには、ある程度の英語理解力が必要だと思われます。
その理由は「キャラクタがほとんど登場せず文章を読んでストーリーを理解していく」というシステムであること、そして上記の詰まる箇所は「英語の理解力が高くないと詰まりやすくなる」ということが挙げられます。
もちろん英語がまったくわからずともウォーキングシミュレーターとして風景を楽しみ、少しホラーを意識したような演出を味わうことはできます。
しかし「雰囲気を楽しむ」だけでなく「クリアする」というゲームの根本的な目的を考えると、必要な英語の理解力は少し高めと考えられるので、68点(100点中)としました。
難易度
こうした「詰まる箇所」と「英語」の難しさを考えると、パズルや謎解き要素がないながらも難易度は高く感じられてしまうでしょう。英語での情報もかなり少なく参照できるものがなかったため、情報の少ないインディゲームの厳しい点として「バグではないがクリアができない」という状況すら想定できます。
実質的には英語が問題なのではなくしっかりと観察することが必要なのですが、それを補助して見つけやすくするのが英語でのメモなので、その情報に気づくかどうかでこの「Into Blue Valley」の体感的な難しさは変動するでしょう。
しかしこれをプレイする方の全体的な傾向を考えると、やはりクリアしづらいというのが正直なところであると思われたので、難易度は少し高めの59点(100点中)としました。
ホラーゲームは
もちろんびっくりするけど、
ホラーじゃないゲームで
ホラーっぽい演出あると
けっこうびっくりするよね。
そうですね。
不意をつかれるといいますか、
準備してないだけに
容易に懐に飛び込まれる
感じですよね。
俺はビビらなかったぜ!
めっちゃ悲鳴
聞こえてましたけど。
(ヒソヒソ)
女性人気ほしいんだよ。
勇敢なキャラでいきたいんだよ。
いやムリでしょ。
ミミズにタテガミ生やしても
ライオンにはなれないよ。
ミミズ呼ばわり?!
次のエントリ
次回のエントリではこの「Into Blue Valley」の実際のプレイ感や「ロール(役割)」の情報、そして「食べ物などに譬えるとナニになる?」といった情報をまとめていきます。
しくしく……