「Hospital Black River」【フリゲ】暗い病院でモンスターから逃げろ! オーソドックスなホラゲー!【洋ゲー】

ゲームレビュー
無料で遊べる海外のホラーゲーム「Hospital Black River」の紹介と、微ネタバレの攻略情報です。

こんにちは、Caffeineです。
今回ご紹介するのは「Hospital Black River」です!

この「Hospital Black River」は、「#1ツイゲームレビュー」で紹介した作品です。洋ゲーとして日本人に馴染みづらい英語作品でありつつ、フリーゲームとして充分 楽しく遊べる作品でしたので、改めてご紹介します!

要点

洋ゲーです! 英語の作品ですがあんまり関係ないです! だってストーリーが「モンスターから逃げる!」だけだから!

ダウンロードページへのリンク:
Hospital Black River by Kevin Soares - Razor Softworks ®
Survive the abandoned hospital with so many secrets

イイところ

この「Hospital Black River」のイイところは、ホラーとして「気を衒っていない」ところ!
つまりモンスターが追ってきて逃げる、と誰でもわかるコンセプトになっています。


モンスターを遠くから観察した様子。見やすいよう明度を上げています。

プレイしてみるとわかるのは、最終盤だけちょっと違うところ。インディゲームですので、意図的に「変えた」のか「変わってしまった」のはわかりません。どう違うかというと、「ホラゲーというよりステルスゲー」になります。ここではネタバレなしなので多くは語りませんが、大きいフロアを行ったり来たりするミッションになっています。

そのフロアに行くまでは、1体のモンスターから逃げてとにかく先へ進む(一部パズル的要素あり)ですが、最後だけ複数体のモンスターから隠れて施設から逃げるためのミッションをこなさなくてはいけません。

私はこのミッション部分も楽しめました。むしろ「クリアできそうでできない、できなさそうで……ンンン!!!」というほどほどの難易度だったので、わりと燃えましたw
ホラーとしてはちょっとブレますが、楽しめたので〇です!

ここは気をつけて!

プレイする上で気をつけてほしいのは、中盤です。中盤ではモンスターから逃げつつ、あるアイテムを集めて先へ進むというアクションが必要になります。アイテムを集めたあとで、パズル的要素があります。これがちょっと困る。どれくらい困るかというと、英語が多少わかってもそんなの関係ないくらい意味がわからない。


ヒントはおそらくこれだけ。いわく「不明な組み合わせ」。英語がわかってもぜんぜんわからない。

ネタバレしないで簡単に説明すると、「ボタンが3つあって押すことでドアが解除される」みたいなシステムです。でもこのボタンを1つずつ押してもドアが開きません。なぜなら「場合によっては同じボタンを複数回押さないといけない」からです。ボタンが3つだから1つずつ合計3回押せばいい、という先入観が邪魔なんです。

この場合3回ではなく、4回5回6回と押しながら試してみてください。先入観さえなくしてしまえば、あとは試行錯誤している内に解けます。
今回はネタバレしないためにボタンで譬えましたが、集めるアイテムは別物なのでご注意を。

<ちょっとネタバレ>攻略情報!

英語が苦手な方などに向けて、攻略情報もまとめておきます!
ここからは、ちょっとだけですがネタバレがあるので、ご注意を!

序盤

序盤はまったく心配する必要はありません。ゲームオーバーになる要素がないからです。パートとしては「ホラーの暗い雰囲気を楽しむ」ようなところですので、特に攻略情報は必要ありません。

できることなら電池は拾うようにしておきましょう。ライトが電池切れしても即死することはないようですが、画面が暗くなるため単純に見にくくなります。中盤では電池が拾いやすくなり終盤では完全に余るので、無理に節約しなくても構いません。

中盤

中盤ではモンスターが登場し、視界に入ると追いかけられるようになります。モンスターの移動ルートは決まっているようですので、視界外で移動するようにすれば追いかけられる頻度を下げられます。

逃げ場を確保しよう

主人公はライトをもっていますが、モンスターはさほど索敵能力は高くないようで、ちゃんと隠れるルートを確保していれば逃げられます。ライトの灯りがモンスターの索敵に影響してくるのかは、よくわかりません。少なくとも、そこをあまり気にしなくともクリアできます。

移動速度も敵のほうが格段に速いということはないので、「見つかったらすぐに逃げる」という対応で問題ありません。ただしマップはさほど広くないので、直線的に逃げるのは追いつかれるだけです。

基本的に極端に近づかれていなければ、部屋へ隠れてドアを閉めることで逃げ切れます。主人公は走れますが、スタミナがあるかどうかは(ゲージなどがないので)わかりません。ただある程度 走ると息切れする声が聞こえるので、逃げるルートを確保しておいたほうが安全です。

またかがんで通れる小さな穴があり、ここが一番わかりやすい逃げ場所です。モンスターはこの穴を通れないようで、終盤でも逃げ場として「かがんで通る穴」を利用することになります。


かがんで通れる穴。早いうちに見つけておきたい。

アイテムを集めよう

中盤の目的は各所に散在しているアイテムを集めることです。これを集めることで、脱出経路を確保できるようになります。

時間制限は特にないので、落ち着いて行動するのがいいでしょう。アイテムを探すというより、移動時にモンスターに見つからないようにするのが大事です。足音を聞けばわかるように、モンスターは廊下を行き来しています。通り過ぎたのを足音で確認して、モンスターが行ったのと反対方向に向かえば見つからずに移動できます。

パズルを解こう

アイテムを集めた後は、そのアイテムを使ってパズルを解きましょう。上で述べたように、「アイテムを1回ずつ使う」という先入観を捨ててしまえば、適当にしていても解けるでしょう。

私が一番迷ったのは、このパズルの解き方でした。ですので、パズルの解き方さえわかってしまえば、私よりずっと楽にクリアできるでしょう。

終盤

パズルを解いた後は、最後のミッションです。広いフロアのなかでアイテムを使って脱出します。

フロアに出たとしても、最初は広いのでどこに行けばいいかわからないでしょう。このフロアには複数のモンスターがいるので、適当に移動すれば襲われて簡単に死にます。まずは「安置」を見つけましょう。ネタバレを避けるため方向はバラしませんが、中盤のときと同じようにかがんで通る穴があります。その先が安置です。

安置では、電池が使いきれないほど置かれています。湯水のように使って構いません。どうせ死ねば、ミッションは最初からやり直しです。電池もぜんぶ復活します。

本作では体力ゲージがありませんが、襲われても自動的に回復するようです。このミッションではフロア全体を歩き回るので、遠くへ行くときに見つかったり攻撃を受けたりした場合は、素直に安置に戻りましょう。

フロアを把握しよう

このミッションは大規模なものではありませんが、多少なりとも時間はかかってしまうでしょう。ちょっとした死にゲーの様相すらあり、何度も失敗することになります。ミスは当然でしかたないと割り切って、トライ&エラーで失敗から学ぶようにしたいところです。

適当にミッションを進めようとしても、おそらくうまくはいかないでしょう。少なくとも私はそうでした。何度も死にました。そのため「適当」ではなく、「クリアするために作戦を練る」方向に切り替えるほうが賢明です。

まずはフロアの様子を見て回りましょう。ミッションで使用するアイテムを安置で調べていれば、そのアイテムをどこで使うかがフロアで示されます。あらかじめどの位置に使うのか見ておくと、ルート決定の判断に役立ちます。

一応 安置にはフロアの地図もあります。地図には安置・出口・アイテム使用箇所の位置が示されています。最終目的の出口が下になっているので、入口が上になっていることに気をつけましょう。つまり安置で地図を見ているとき、地図では安置が左上に書かれていることになります。フロアに来たときに「下から入ってきた」というふうに考えていると、地図を見るときも上下逆転して勘違いするおそれがあります。間違える可能性があるなら、地図をあえて見なくてもいいかもしれません。

この段階では、敵に襲われて死んでも構いません。目的は下見ですので、死ぬデメリットは「手間がかかる」という点の他にはないからです。できれば地図でフロア全体を把握した上で、フロアを実際に見て回ってアイテムを使う場所を見ておきたいものです。

ついでに襲われる怖さに慣れておくと、後が楽です。なぜなら遅かれ早かれ、このミッションは作業ゲーになるからです。これがホラーゲームとしては好みが分かれるところですが、今は不問としてクリアすることに集中しましょう。

隠れながら進もう

下見の段階で、隠れながら進むことを意識していたほうが効率はいいでしょう。正直にいうと、「まったく見つからずに移動する方法」を私は知りません。実際にクリアしたものの、運の要素が高いといえます。

そのため「どうすれば見つからずに進めるか」ではなく、むしろ「見つかるときは見つかるもんだ」ということを理解するために、隠れて進んで見つかるほうが踏ん切りがつきます。

フロアには至るところにブロックが置かれているので、それの前でしゃがめば敵に見つかりにくくはなるようです。そのブロックの間を縫って走って移動することになるでしょう。しかしモンスターの姿が黒くフロアの闇に紛れてかなり見にくいので、モンスターが違う方を向いていたり別の方向に移動していたりするときを見計らう、というのは難しいのです。

そのため隠れながらも適当に移動するような形になってしまいます。しかしそれでも回るルートを効率化し、場合によってはミスをカバーするために安置に戻るようにすれば、試行回数を重ねることでクリアはできます。

アイテムを使っていこう

下見が終わったら、いよいよアイテムを使用していきましょう。アイテムをもったら、まずは遠いところから使っていきたいところです。試行回数をある程度 重ねることを前提とすると、難しいところからこなしていくほうが楽だからです。

敵に見つからずにアイテムを使用できればいいのですが、遠くの位置であるほど見つかりやすくなります。そのためおそらく追いかけられながらアイテムを使うことになるでしょう。

中盤では隠れる部屋がいくつもありましたが、このミッションでは安置しか隠れる場所がありません。敵に見つかったら、安置に隠れるしか落ち着く方法がないのです。そのため追われているときは、安置に行かない限りずっと追われ続けることになります。見つかったときは、逃げるか進むか瞬時に判断しましょう。

安置から遠くの地点だと運要素が高いので、先にこなしておきたいところです。またフロアのまんなかは敵に見つかりやすい位置ですので、これも早めに済ませておきたい場所です。フロアのまんなかを含めた遠くの3カ所を先に済ませておけば、後がかなり楽です。

この遠くの3カ所を大まかな目標としつつ、敵に追われたら臨機応変に使う場所を変更する、という具合に対処しておくと楽かもしれません。

バルブを回そう

なんとかアイテムをすべて使い終えると、最後に脱出経路を開けるためにバルブを回すことになります。出口の傍にバルブがあります。

バルブを回すのは、どうしてもゆっくりでしか動かないようです。そのためバルブを回すときは、見つかっていない状態で回すのが適切です。見つかって追われている間もバルブを回せますが、回し切る前に捕まるのが関の山です。捕まってミッションをやり直したくない場合は、見つかったらちょっと面倒でもバルブを諦めて安置に逃げるほうがリスクを抑えられます。

見つかるまえにバルブの前に来られたら、思う存分バルブを回しましょう。見つかる前に出口を開けられれば、後は通ってしまえばエンディングです。

さいごに

「Hospital Black River」は、おそらくインディゲーム・フリーゲームの歴史のなかで、名作として残るものとはいいがたいでしょう。しかしちゃんと楽しめる作品ではあります。

特に中盤のパズルの解き方にさえつまづかなければ、暗いながらもなかなかの雰囲気を楽しめるでしょう。

最後にもう一度ゲームへのリンクを載せておきます!

Hospital Black River by Kevin Soares - Razor Softworks ®
Survive the abandoned hospital with so many secrets
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