このゲームがおすすめ!
それではこの12作品のなかからおすすめの作品をピックアップし、どんな人に向いているのか見ていきましょう!
洋ゲーっぽい日本製ホラゲーをプレイしてみたい人には!
①「ALONE」は、3DのFPS視点ホラーゲームです。同じシステムの作品は圧倒的に海外の英語作品が多いのですが、本作は日本語で表現されているのが大きな特徴です。
また海外作品はデモ版として未完成であったり、プレイできる領域が制限されていたりすることも往々にしてよくあります。しかし本作はクリアするまで遊べます。
プレイ感としては海外作品と大きな差はなく、FPSホラーゲームのおもしろさを充分に感じられます。そのため「英語 苦手だから海外ホラゲーとか遊べない」と考えている人などにオススメできます。
大正ロマンな牧歌的 探索ノベルを遊びたい人には!
②「夢もすがら花嵐」は、大正の雰囲気ただよう言い回しとシンプルながら華やかなイラストが楽しい探索ADVです。ノベルゲーム的要素もありますが、脱出ゲームとしてマップを調べて謎を解くシステムが楽しい作品です。
大正ものというと時代がかっていて読みづらいという印象があるかもしれませんが、本作では雰囲気が落ち着きつつも華やかなので、楽しみながら読めます。特に女性の姿で登場する獏がかわいいので、飽きずに読み進められます。
獏と一緒に夢のなかを小旅行するようなストーリーで、夢という設定上 展開に突飛なところもあります。むしろそうした予想外な展開を楽しめるようならば、本作をプレイするのにベストなターゲットだといえるかもしれません。
変な男性アンドロイドに愛されてみたい人には!
③「傷心のメシア」は、一人暮らしをする女性主人公のもとに男性アンドロイドが送られてくるというドタバタ系ラブコメのビジュアルノベルです。
私はレビューをするという目的上 男性ながらプレイしたものの、女性主人公で相手が男性(のアンドロイドですが)なので乙女ゲーに分類するのが妥当でしょう。
前半はギャグ演出が強く、アンドロイドのヤンデレっぽさが強調されます。後半では2人の仲を裂こうとする存在が登場することもあり、ややシリアスになっていきます。
ライトな雰囲気の乙女ゲーをプレイしてみたい方にはオススメです。
暗がりから追ってくる化物から娘を助けたい人には!
⑤「Dark Descendant」は、暗い屋敷のなかを探索しモンスターから逃げるFPS視点ホラーゲームです。雰囲気が重厚なのが特徴的です。
廃墟のような実験施設のような屋敷を探索していきます。モンスターに主人公の娘が監禁されてしまったらしいので、その部屋の錠を開ける鍵を探して回ります。這って近寄るモンスターの挙動が気味悪く、暗く明かりの少ない様子とあいまってホラーとしてイイ雰囲気を味わえます。
モンスターの索敵範囲は広くありません。しかし暗いため後ろから追われている感触が強く、人によってはしっかりホラー度が高く感じられるかもしれません。
鍵を集めることで娘がいるらしい部屋のドアの錠が解除されます。またメモを集めることで、それ以外のドアが開くようにもなっているようです。
なお余談までにですが、モンスターが踊り出し敵対しなくなるような演出があるようです。どんな条件でそうなるのかは不明ですが、やや世界観を破壊する演出であるだけに、たまたま発生した特殊な演出としてこういうものがあると見たほうがいいかもしれません。
「2度と失わない」を信じられる人には!
⑥「箱庭のフォークロア」は、記憶をなくしたまま無人島に飛ばされてきた少女が、兄と名乗る博士と超常的な存在「シア」と過ごす探索系ADVです。
公式サイトにて「※ハッピーエンドはありません」と公言されています。バッドエンドでも作風がよければ楽しめる人なら、エンディングを見たときに「そういうことか!」と強く納得できるでしょう。
黒い卵のような超常的存在である「シア」を覚醒させるために、主人公クロアはシアの餌を探しに島を探索することになります。戦闘がありますが、経験値を溜めれば体力が回復する上、行動をして戦闘に勝つかアイテムを得るかすると経験値が溜められるので、難易度は高くありません。
システムを理解してしまえば探索&戦闘は作業化してしまうので、中弛みしてしまう可能性はあります。しかしおそらくエンディングを見たくはなると思うので、最後までプレイすることになるかもしれません。作者の意地悪さが光る作品です。
PSバイオ風ローポリゲームをプレイしてみたい人には!
⑦「Alisa」は、PSバイオハザード風のホラーACTです。左右で旋回し上下で前後を操作し、ローポリゴンの世界で怪しい人形たちと銃で戦います。
バイオと似ているのは操作法とグラフィック、そこから醸し出される雰囲気です。逆に異なるのは、敵の様子やアイテム購入システムなどです。
主人公は銃の扱いに手慣れたエージェントなのですが、不思議の国のアリスのようなドレスを着させられているので、どこかクロックタワーじみた雰囲気も感じられます。敵を倒すと歯車が入手でき、不思議な人形がアイテム交換をしてくれるので歯車を通貨として使用できます。
往年のレトロSTG風洋ゲーを遊びたい人には!
⑨「XYDONIA / ザイドニア」は、強制横スクロールSTGです。敵を倒すと攻撃強化やオプションを取得できるようになる往年のSTGシステムを踏襲したインディゲームです。
YouTubeのトレイラーなどを見ると少なくとも2016年から続くプロジェクトのようです。
キャラクタや攻撃スタイルを選択でき、またボス撃破後には次ステージを選択するシステムもあります。α版ということでプレイできる内容には制限がありますが、完成度が高いのはプレイするとすぐにわかるでしょう。
STGが好きな方であれば、楽しくプレイできるはずです!
血湧き肉躍るローポリゴンFPSを楽しみたい人には!
⑩「ULTRAKILL Prelude」は、ローポリゴンのグラフィックながらスタイリッシュかつスピーディな戦いができるスポーツ系FPSシューターです。
銃を撃ちまくって敵を倒し、うまく大量キルをしていくとデビルメイクライのようにSSSなどの評価が表示されます。銃には種類があり、飛び回って敵や攻撃を避けながら激しい戦いを繰り広げられます。
グラフィックはローポリゴンながら、流血が苦手な方であればプレイできないくらい表現は激しい作品です。また失敗して死んでしまってもすぐにリトライできるのでテンポがよく、FPS視点のシューターが苦手な方でも繰り返し楽しめる作品です。
意外なエンドが待っているノベルゲーを遊びたい人には!
⑫「乙女ゲームのヒロインになったのに親友が邪魔すぎて攻略ができません!」は、タイトルの通りのノベルゲームです。公式では百合ゲームとして公開されています。
本作がこの週で一番のオススメです! 私は凝ったノベルゲームが好きなので、これを初めてプレイ&クリアしたときはすごくテンションが上がりました。予想をうまく裏切って騙してくれる良作です!
気をつけておきたいのは、いくらか性的な描写があることと、ジャンル分類の通り百合展開があること、エンディングにタイトルから想像しにくいながらも「鬱」要素が若干ながらあることです。そしてタイトルで予測できる以上にプレイヤーを騙してくる、ということです。
ノベルゲームが好きな方には強くオススメしたい作品ですが、そうでもない方には上の「気をつけておきたい点」に忌避感がないのであればオススメします。忌避感がある方にはオススメしません。
プレイは40分ほどと1時間かからずにクリアできます。そのため比較的サクッとプレイできるボリュームながら、「こうくるか……」という感触を味わうことができます!
さいごに
この週も12作のうち9作をオススメとしてピックアップし、75%のヒット率となっています。
プラスαの作品にはフシギ系や短めの作品などがありますが、相性のイイ方であれば楽しめるはずなので、もし興味がありましたらプレイしてみることをオススメします。
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