ドイツのアウトバーン高速道路の警察になれ! 「Autobahn Police Simulator」

1ツイゲームレビュー
海外製の高速道路取り締まりゲーム 「Autobahn Police Simulator」の紹介記事です。

ダウンロードサイトのURL:

タイトルAutobahn Police Simulator
開発Z-Software
オススメ度B<OK>:★(#1ツイゲームレビューα)
リリース日2015/08/26
価格¥1,412
次元3D(3次元)
ジャンルSLG(シミュレーション)
特徴車/警察/高速道路/シングル/実績
視点TPS視点
グラフィックリアル系3D
操作方法マウス&キーボード/コントローラ
言語英語/その他(日本語未サポート)
インストール必要
ファイル容量3.75GB(2020/04/03時点)

ツイート

ツイートより概要を読みたい方は、こちらで飛ばせます。

補足

概要

本作は、Steamにて無料配布されていた作品です。現在は期間が過ぎているので無料ではなくなっている点にご留意ください。

「Autobahn Police Simulator」は、海外製のシミュレーションゲームです。タイトルの通り、ドイツなどの高速道路「アウトバーン」を管理する警察になる作品です。

最初にお伝えしておきたいのは、本作のSteamでのレビューはとても評価が低いということです。ゲームにかかわらず評価というものは、他人がどう感じるかよりも「自分」がどう感じるかのほうが大切です。しかし事前に他人の評価を見ておけば、自分がどう感じうるかを予測しやすくなるのも事実的な側面です。

私が実際にプレイしてみたところ、評価が低くなる理由のいくつかをたしかに感じることとなりました。たとえば操作が面倒な点や、そもそもゲームの目的がさほど楽しいと感じられるようなものではない点などです。

高速道路の警察官

まずプレイヤーはPolizei(ドイツ語でPolice)と書かれた車に乗ってアウトバーンを走り、他の車を調査します。そして疑いがあればその車を停めて、自分は車を降りて検査の質問を始めます。そして問題があると認識したときは、その搭乗者を逮捕することになります。

そもそも私は高速道路の管理をする警察官になりたいと思ったことはありません。だからか、本作のメインコンセプトである「アウトバーンの警察」というシステムに魅力をあまり感じませんでした。これは無料で入手したからこそ、購入するときの「事前調査」のようなものを怠った結果、ミスマッチが発生したともいえます。

操作性

次に操作性です。本作では車を運転している際に、他の車を調べたり停めたりするアクションをファンクションキー(F1やF2など)で使用できます。しかし通常そう頻繁にファンクションキーは使わないので、車を操作しながらファンクションキーで操作するのは難しいでしょう。この操作は、右下に表示されている選択肢をクリックすることでも使用できます。

しかしこのマウスでの操作を踏まえてか、通常のFPSやTPSで使用される視点移動が使えません。つまり通常はマウスを振ればそのままキャラの視点が動くはずですが、本作では右クリックしながらでないと視点が動きません。

車を操作している間は、たしかに緊張感があります。事故を起こしてはいけないからです。この緊張感が楽しいものならいいのですが、ためしに事故を起こしてみたもののGTAなどのような爆発が発生することもなく、リスタートさせられました。

こうした事情から、「シミュレーター」という名前を文字通り「ただシミュレートするだけのもの」と捉え、ゲームの亜種と捉えないのであれば、本作のどこにも誤りはありません。しかしゲームとしてどこかに楽しみを見出してプレイしようとするのであれば、私個人としてはかなり厳しいと感じました。

どんな作品でも誰かは楽しめる

しかし私が楽しめないというのは、単に私の主観に過ぎません。他の人が楽しめる可能性・素養はあるといえるかもしれません。

たとえば私はもともとレーシング系や車をメインコンテンツとしたゲームはさほど好みではありません。車自体に興味がないからです。しかし私の好みがそうだからといって、「レーシング系は誰も楽しめないゲームだ」と見なすのは愚かです。当たり前ですが、世界は私以外にも何億と人がいるからです。

それと同様に、他の低評価につきあって私はいたずらにこの作品をこきおろそうとは思いません。できるだけ建設的な意見を述べていたいと考えます。

私個人としては難しいと感じましたが、今これを読んでいる方々が実は本作を楽しめるかもしれない、という可能性は無闇に閉ざさないようにしたいものです。

オススメ度

「Autobahn Police Simulator」のオススメ度は、Bランクです。Bランクは★が1つで、通常の「#1ツイゲームレビューα」と同じくらいのオススメ度を示します。

本作がBランクなのは、全体的なシステムが最適化されていない様子が伺えるからです。マウスでの視点移動を変更せず(右クリックをしないと視点移動できないようにするのではなく)、使用するキー配置を変えるなどしてプレイしやすいようにしてあれば、評価は変わっていたかもしれません。

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