概要
「The Baby In Yellow」は、海外製のホラーADVです。不気味な赤ちゃんをあやすベビーシッターとして恐怖を体験していきます。
赤ちゃんエクソシストゲー
このゲームをひとことで表すと、「赤ちゃんエクソシストゲー」とでもなるでしょうか(やや長いですが)。ベビーシッターとして赤ちゃんをあやしながら、表示される目標をクリアするために家のなかを調べて回ります。
赤ちゃんが不気味
このゲーム最大の特徴は、なんといっても「赤ちゃん」です。目がかなり大きく、プレイヤー(主人公)がどこへ移動してもずっと目で追ってくる赤ちゃんをあやすのが、このゲームの目的です。じっとプレイヤーのほうを見つめてずっと笑みを浮かべている赤ちゃんが、このゲームではとても不気味なのです。
実際にゲームをプレイしていると出てくる目標は、「Feed The Baby(赤ちゃんに食事をさせる)」「Change Baby(赤ちゃんのオムツを変える)」「Put Baby to Bed(赤ちゃんをベッドへ運ぶ)」が基本となります。この目標をこなしていくなかで、いろいろな怪奇現象が発生していきます。
エクソシスト
どんなホラー演出が実際に発生するかは細かく説明しませんが、おおまかにはすでにご想像の通り、赤ちゃんをエクソシストで除霊するタイプの内容となっています。これはネタバレをしたいわけではなく、このゲームのテイストをわかりやすくするためにお伝えしています。
こうした内容の作品なので、多少の脅かし要素があります。しかし強烈なジャンプスケアはあまりなく、ドキッとする場面よりも「やっぱりそう来たか!」と感じる場面のほうが多いかもしれません。
ホラー度は中程度 不気味さは満点
全体的にホラー度はさほど高くありませんが、ちゃんとホラーゲームとしては成立しています。「赤ちゃんが怖い」というテーマがしっかりしていますし、海外製の3Dゲームでは省略されがちな「人物キャラのモデル」もしっかり作り込まれています。
このゲームは「怖い」というよりも「不気味」といったほうが正確なのかもしれません。どれぐらいホラー演出で心臓がドキドキするかというような「瞬間的に脈拍のグラフを大きく跳ね上げさせる」というタイプではなく、じっとりじっくりと不安感を漂わせて「プレイしている間の脈拍のグラフをずっと少しだけ上げ続ける」というタイプのじんわり系といえるかもしれません。
シンプルなホラゲー
ホラー部分を除外して見てみると、全体的に「探索」や「(表示される)目標を達成」するタイプのシンプルなゲームです。
目標が表示される
ADVゲームとしてはベーシックなところですが、イベントを進めるにはなにをすればいいかという「目標」が示されるので、やはりプレイしやすくなっています。
ただしこのゲーム自体が英語作品なので、目標に関しても「英語がわかる人が理解しやすいようになっている」くらいのものです。そのため英語が苦手な人にとっては、この目標の表示も少しわかりづらいかもしれません。
「To changing table」の訳し方
先ほど目標にはおおまかに「赤ちゃんに食べ物をあげる」「オムツを変える」「ベッドで寝させる」という3つの種類があると挙げました。そして序盤から表示される目標のなかには、以下のものがあります。
Take Baby to changing table
この目標は、訳し方によって意味が変わってくるため、英語が得意でない方は特に訳しづらいかもしれません。正直にいうと、私はここで少し詰まってしまいました。
この目標の意味を理解するときに大事なのは、「changing」をどう捉えるかです。クイズでもないので、答えをバラしてしまいます。
この「changing」は「変える」という意味で訳すというより、「changing table」で「オムツを変えるための台・テーブル」を意味します。そのためこの目標は、「赤ちゃんをchanging tableへ連れていく(もっていく)」となります。
この目標は、前提として「changing table」という言葉を知っていないと理解できないのです。そのため英語の知識が多くないと、「to changing」を無理矢理「変えるために」と訳してしまい、この目標を「テーブルを変えるために赤ちゃんを運ぶ」というような誤訳をしてしまいかねません(というか私はしていました)。
この目標がわからなくても細かく家のなかを調べればある程度はわかるようになっています。そのため致命的な箇所ではありませんが、日本人にとっては少し詰まりやすいところがあるといえるのかもしれません。
比較的 遊びやすいホラゲー
全体的にこのゲームを見てみると、目標が表示されることもあり遊びやすい部類の作品だといえます。このページを見ていただいた方のように「訳しにくいところがある」と理解していれば、そこで詰まることもないでしょう。
20分程度でクリアできるので、サクッとプレイできるホラーゲームとなっています。
オススメ度
「The Baby In Yellow」のオススメ度は、Aランクです。Aランクは★が2つ(★★)で、通常の「#1ツイゲームレビュー」と同程度のオススメ度を示します。
このゲームがAランクなのは、遊びやすいながらもインパクトに欠けるところがあるからです。もちろんテーマは「不気味な赤ちゃん」とハッキリしていますが、もし演出やストーリーにもっとインパクトがあってヒネリがきいているところがあれば、このゲームなら容易にSランクになっていたことでしょう。
そうはいっても、全体的に見るとちゃんと楽しめるホラーゲームになっています。特に赤ちゃんの見た目が特徴的なので、赤ちゃんのグラフィックに興味が湧いた人はプレイしてみても損はしないことでしょう。
ゲームの情報
タイトル | The Baby In Yellow |
開発 | Team Terrible |
オススメ度 | A<GOOD>:★★(#1ツイゲームレビュー) |
リリース日 | 2020/07/12 |
価格 | 無料 |
次元 | 3D(3次元) |
ジャンル | ホラーADV |
特徴 | 赤ちゃん/除霊/チャプター制/シングル |
視点 | FPS視点 |
グラフィック | リアル系3D/デフォルメ3D |
操作方法 | マウス&キーボード |
言語 | 英語 |
インストール | 不要 |
ファイル容量 | 122MB<アーカイブ> / 285MB<解凍後> |
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【#1ツイゲームレビュー】「The Baby In Yellow」
無料でプレイ⬇https://t.co/K4dyi2FDuh
ベビーシッターになって
赤ちゃんのお世話をしよう!カワイイ赤ちゃ……
カワイ……?
怖いこの赤ちゃん!!そんな
エクソシスト系ホラーADV。#無料ゲーム pic.twitter.com/VeqNlnkuYT— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) July 20, 2020
補足
シンプルな海外ホラゲー!
赤ちゃんは親しげに
ずっとプレイヤーを見つめてくるぞ!しかも楽しそうに
ずっと笑ってるぞ!不気味とか怖いとかいったら
呪われるかも……。 pic.twitter.com/kaxtXkqAbZ— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) July 20, 2020
目標が表示されるので
わりと遊びやすいゲームです。
(ちょっと訳が難しい箇所もありますが)ホラー度はそこそこ、
不気味さは満載!じっとりイヤ~な
ホラーを味わいたいときに
イイですよ!— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) July 20, 2020
クリアは20ほどでOK。
サクッと遊べます。ドギャーンときて心臓バクバクする
ジャンプスケア系ではないので
「1日の終わりに軽くフリーのホラゲするか」
みたいな気分のときにイケそうですよ。— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) July 20, 2020
あかちゃんとのおもひで。 pic.twitter.com/j1BWvaBjpU
— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) July 20, 2020