タイトル | Wounds 3 |
開発 | ReveVoodoo |
オススメ度 | S<オススメ>:★★★(週間でのオススメ) |
リリース日 | 2020/03/22 |
価格 | 無料 |
次元 | 3D(3次元) |
ジャンル | ホラーTPS |
特徴 | 女性主人公/銃/バールのようなもの/雰囲気/暗所/闇/シングル/Unity/ゾンビ/死にゲー |
視点 | TPS視点 |
グラフィック | ローポリゴン3D |
操作方法 | マウス&キーボード |
言語 | 英語 |
インストール | 不要 |
ファイル容量 | 146MB<アーカイブ> / 455MB<解凍後> |
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【#1ツイゲームレビュー】「Wounds 3」https://t.co/haaMRSSvtf
無料でDLできます↑荒廃した赤い世界。
人の気配はほとんどない。この世界で頼れるのは
この銃と「バールのようなもの」だけ。ローポリゴンが妙に怖い、
海外製のホラー系TPS。#インディゲーム pic.twitter.com/0jgDrDkr1C— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) April 7, 2020
補足
けっこうおもしろいゲームでした!
バグっぽい箇所は
ところどころ見受けられますが、
全体的に楽しめる作品です。後半はホラー要素が強め。
そして難度も上がります。「3」とあるように
無料で遊べる海外インディゲーにしては珍しく
シリーズものだそうです。
前作プレイしてなくても大丈夫。 pic.twitter.com/yA1D5TCmuH— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) April 7, 2020
前半は探索パート、
後半はホラーパートといった具合。前半は目的が特に示されないので
ちょっと困惑するかも。
武器を探して車で移動しましょう。— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) April 7, 2020
後半はホラーパート。
ある人から娘の探索を依頼されるので
病院らしき建物を探索しましょう。雰囲気が変わってホラー展開になり
敵が頻出します。魔法陣がチェックポイントらしいので
踏んでリトライしやすくしておきましょう。 pic.twitter.com/WEZlGor6At— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) April 7, 2020
なお銃は攻撃力が弱いようです。
ザコ敵は銃弾で3発ほど、
バールのようなもので1発です。私は近接メインでクリアしました。
ザコ敵はそこそこ強く
1発で倒されることもあります。— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) April 7, 2020
概要
「Wounds 3」は、海外製のホラーTPSです。PlayStationのようなレトロなグラフィックが特徴的です。
個人的な感想を最初に述べると、「意外なほど遊べた」というタイプの作品です。海外の無料ゲームも日本と変わらず、良作があれば質のあまり高くない作品も多く、たくさんプレイしていると「あまり遊べずオススメもできない」というタイプの作品があります。
本作も最初はその雰囲気が少し感じられるので、個人的には(勝手に失望しないよう)大きな期待をもたずにプレイをし始めました。しかしイイ意味で裏切られました。本作の醍醐味は後半の廃墟探索パートです。
前編・後編のおおまかな概略
本作は(明確な区分があるわけではないものの)おおむね前半と後半に分けることができます。前半は武器を集めて後半に備えるようになっています。
気が短いプレイヤーだと、本作をこの前半部分で見限って「おもしろくないなー、やめるか」とプレイを諦めてしまうかもしれません。いわばそれくらい前半は単調なのですが、すでに述べたように本作の醍醐味は後半にあります。
後半では、廃墟になった病院のような建物を探索していきます。その建物の近くに人がいて、探索するように頼まれます(やや文章がいびつですが、「娘を連れてきてくれ」というような話を聞けます)。なかに入って少し進むと、雰囲気が一変します。
警報音のようなビープ音が鳴り響き、画面が赤黒く変化します。建物の入口からは(まるでアロハシャツを着たような)敵が現れます。1階には緑色に光る魔法陣のようなものが現れ、これを踏むとチェックポイントとして仮セーブされるようです。
この建物を攻略するとクリア扱いになるようです。この建物を攻略するのが、本作のTPSとしての醍醐味で、意外に高めの難易度で楽しめます。
どう難易度が高めなのかというと、ザコ敵が強いのです。ザコ敵は主人公にまっすぐ直進してくる賢くない挙動をとりますが、攻撃力が強く場合によっては1撃で倒されてしまいます。銃は距離をとりやすいのですが弱い上に建物自体がさほど広くないので手詰まりになりやすく、近接武器は近づかないと当たらないため逆に反撃を受けて倒されやすくなっています。
この戦いにくさから、何度も魔法陣のチェックポイントからやり直すという「死にゲー」の様相を呈している作品です。
簡単な攻略情報
ここでは、そうした死にゲー的なテイストのある本作を、なんとかクリアしたいという方に向けた情報を少しまとめていきます。もちろんネタバレになる情報があるので、気をつけて読み進めてください。
前述のように銃と近接武器という攻撃手段がありますが、ここでは私が実際にクリアした手法である「ザコ敵には近接武器」「ボスには銃」という戦い方で説明していきます。
ザコ敵の対処法
まずザコ敵を倒す上での前提を述べます。
- 前提①ザコ敵をなめない
- 前提②敵の配置を覚えておこう
「前提①ザコ敵をなめない」は、そのままです。ザコ敵をなめないでください。回復手段に乏しいので、1発ダメージを受けたらやり直すくらいの覚悟が必要です。
「前提②敵の配置を覚えておこう」は、運頼みで短期決戦しようということではなく、腰を据えて少し時間がかかってでも戦いやすくしよう、という心構えです。「何度か死んで敵の配置を覚えておく」くらいの覚えゲー的メソッドを踏まえておくと後が楽になるでしょう。
なおザコ敵を近接武器で倒すのは、銃だと弱い上に建物が狭いので挟まれてパニックに陥りやすいからです。銃弾は有限でもあるので、パニックで撃ちまくると結局ボスがつらくなるという理由もあります。近接武器の強みは、1体ずつ確殺していけるところです。当てたら逃げるというヒット&アウェイ方式で進めれば、少しずつ進めていけます。
このとき留意しておきたいのは、
- 戦法①敵のAIは賢くない
- 戦法②近接武器の攻撃リズムに気をつけよう
- 戦法③敵の死体の位置に気をつけよう
という3点です。
「戦法①敵のAIは賢くない」は、一目散に逃げて下の階などに逃げれば、器用に曲がって階下まで追いかけてくることは多くない、という点をさしています。つまりヒット&アウェイ戦法をとるなら、いざとなれば階下に逃げれば余裕をもって対処できる、ということを示しています。
「戦法②近接武器の攻撃リズムに気をつけよう」は、近接武器を連打しているとおおむね2回ブンブンと振った後、若干の隙が生まれ、その後にまた2連撃が発生する、というようなシステムを意味します。適当に連撃して当てようというより、なるべく1発めで倒し、2発め保険ぐらいの感覚で振ったほうが安全です。
「戦法③敵の死体の位置に気をつけよう」というのは、敵が複数一度に押し寄せてくるとき、前に倒した敵の死体が横たわっていると、後ろの敵が近づいてくるときに引っかかってタイミングがズレて、こちらの連撃が当たらずに隙を突かれて攻撃されてしまう可能性があることを意味します。
つまりこの①と②と③を合わせて、敵の死体があるときは万全を期すために階下へ逃げるなどするのも有力だということです。素早く倒すことより、被ダメージを避けて安全に進めるほうがイイでしょう。ヤケになってクリアできる可能性はあまり高くありません。
フラグ?
屋上に行くとボスが登場しますが、これにはフラグが関係してくるかもしれません。細かい検証はしていませんが、2階には話をしてくれた人物の娘と思われるキャラがいます。この人物は「NEE BURN, EVERYTHING」といっているので、建物を燃やすことがクリア条件だと察せます。
他にも入れる部屋があり、弾丸がそこかしこに置かれています。しかし場所によっては敵が敷き詰められている部屋もあるので、メリットとデメリットを天秤にかけた上で判断するのがイイでしょう。
ボス戦
ボス戦は意外と簡単です。おそらくゲームデザイン上は、ある程度の広さがある屋上で強いボスと戦わせるつもりだったと思われますが、階段まで移動してしまえばボスは下に降りてこられないので、少し離れて銃で撃てば簡単に倒せます。
なるべくなら銃だけで安全にボスを倒すのが理想ですので、やはりザコ敵で銃弾を無駄に消耗するのは避けておいたほうが吉でしょう。
後は屋上の奥にある爆弾に向かって銃を撃てばクリアです。
(このとき近接攻撃をしても爆発するようです。また「”E” TO PREPARE BOMB(Eで爆弾を準備する)」とあるので、他のクリア方法もあるかもしれません)
オススメ度
「Wounds 3」のオススメ度は、Sランクです。Sランクは★が3つ(★★★)で、毎週のまとめ記事にて「オススメ」としてピックアップできるくらいのオススメ度を示です。
本作がSランクなのは、前半部分はやや冗長なところがあるものの、後半部分ではしっかりとACTとして楽しめる内容となっているからです。