このゲームに一言キャッチフレーズをつけるとしたら?
概要
「Loop-Loop DX」は、Steamで遊べる海外製のSTG(シューティングゲーム)です。超シンプルな映像で、”ループするステージ”で”自分を撃つ”とステージクリアという独特なシステムの作品です。
このゲームの特徴は、FLASHゲームを思い出させるような超シンプルなグラフィックと、自機や弾が画面の端を通ると画面の逆側から現れるループシステム、そのループシステムを利用して自機を自分で撃つことでステージをクリアしていく独特なシステム、アップグレード、そして他のゲームモードです。
順番に確認していきましょう。
グラフィック
まずグラフィックです。超がつくほどシンプルな映像になっていて、キャラや敵などもかなり簡素になっています。そのためゲームに華やかさを求める人には、最初からこのゲームを遊ぼうという気は起きないかもしれません。
しかしもちろんゲームとは、最大の魅力が「自分で遊べる」というゲーム性です。必ずしもグラフィックがキレイであれば素晴らしいゲームになるとは限らないのが、ゲームの不思議なところです(もちろんゲーム性もグラフィックもしっかりしているほうが素晴らしいのはいうまでもありません)。
ループシステム
次にループシステムです。このゲームのタイトルにも入っている「ループ」であり、たしかにこのゲームを特徴づけている要素だといえます。
たとえば自機を動かして画面の端(黒い壁がない場所)を通り過ぎようとすると、自機が画面の逆側から現れます。つまり右へ行けば左から出て、下へ行けば上から出てきます(もちろん逆も然りです)。
さらにこういうシステムがあるため、このゲームは「1画面で収まっている」ことになります。たしかにループというシステムがあるのに、画面の端に行っても画面がスライドしてしまえば、ループシステムのよさを壊すことになってしまいます。
しっかりと広く合理性も考慮したシステムだといえるでしょう。
自分で自機を撃ってクリアするシステム
そしてこのゲーム最大の特徴といっていいのが、ループシステムを利用して「自分の撃った弾をループさせて自機を撃つことでクリアする」というシステムです。自分で自分を撃つときはダメージがないので、安心して乱射できます。
ボスなどのように敵が登場するステージでは、敵を倒してから自機を撃つという順序になります。敵が登場しないステージでは、この順序はありません。
このシステムが独特でおもしろいのは、「パズル」的な要素を追加できている点です。
最初のステージでは自分を撃ちやすいように障害物もギミックもないマップばかりですが、ゲームを進めていくうちに壁や迷路のような障害物がどんどん増えていきます。そうすると「どうやったら弾が遮られることなく自分を撃てるんだろう?」という通常のゲームをプレイするときには絶対にしない思考法でクリアしようと試みることになります。
ステージによっては、敵との戦いに特化したものや、迷路のように混乱させることを目的としたもの、障害物を増やしてクリアにSTGとしての正確性を要求してくるものなど、タイプはいくつか分かれます。いずれにせよただのSTGではないパズル要素を追加して、より楽しめるようにゲームプレイに深みをもたせてくれているシステムだといえるでしょう。
アップグレード
ACTやSTGにアップグレードはつきものです。なぜならアップグレードのシステムがあることで、プレイヤーは楽しんで戦い続けられるからです。逆にアップグレードがないと、少し物足りないと感じる人もいるのではないでしょうか。
このゲームにもアップグレードはあります。しかしやや販売されているアップグレードの数が少なめで、「アップグレードのためにがんばってお金を貯める」というほどのものでもありません。あまり気を張らずともステージをふつうにクリアしているだけで、いつのまにか全部買い占められるようになります。
ゲームモード
このゲームでは、最初「Adventure Mode(アドベンチャーモード)」しか選択できません。しかしこのアドベンチャーモードを進めていくと、別のゲームモードが解放されていきます。
そのゲームモードには、「Bullet Hell Mode(弾丸地獄モード)」「Legacy Mode(レガシーモード)」「Legacy Bullet Hell Mode(レガシー弾丸地獄モード)」があります。
弾幕ゲームのようになるモードや、よりクラシックな見た目で50のステージをクリアしていくモードなど、アドベンチャーモードとは違う内容が楽しめるようになっています。
オススメ度
「Loop-Loop DX」のオススメ度は、Sランクです。Sランクは★が3つ(★★★)で、毎週のまとめ記事にて「オススメ」としてピックアップできるくらいのオススメ度を示します。
このゲームがSランクなのは、グラフィックはかなり簡素で魅力に欠けるきらいはあるものの、他にはない「ループで自分を撃ってクリア」するというシステムが斬新だからです。
一風変わったSTGを楽しんでみたい方には、強くオススメします。アップグレードで強くなれば、自分を撃つのもサクッと遂行できるので、テンポも軽くなって遊びやすくなっていくでしょう。
ゲームの情報
タイトル | Loop-Loop DX |
開発 | Alex Carpenter |
オススメ度 | S<オススメ>:★★★ |
リリース日 | 2020/04/20 |
価格 | 無料 |
次元 | 2D(2次元) |
ジャンル | STG |
特徴 | 特殊システム/パズル/アップグレード/1画面/シングル/ステージ制/複数ゲームモード/Steam |
視点 | 真横 |
グラフィック | シンプル系2D |
操作方法 | マウス&キーボード |
言語 | 英語 |
インストール | 必要 |
ファイル容量 | 255MB(2020/05/31時点) |
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【#1ツイゲームレビュー】「Loop-Loop DX」
無料でプレイ⬇https://t.co/D0Mr2JDBsQ
いきなり宇宙監獄にブチ込まれた
主人公 Commander Carl。脱出するためステージをクリアしよう!
クリアするには……
自分で 自分を 撃て!?アップグレードも楽しい
超シンプルなSTG!#Steam #無料ゲーム pic.twitter.com/n2iWRJmFZv— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) May 22, 2020
補足
超シンプルなグラフィックながら
パズル的な要素もあって
遊びやすいステージ制STG!適当にヒマをつぶしたい人にも
1~2時間ガッツリ遊びたいって人にも
広くオススメできる作品です! pic.twitter.com/Ma69kGOxbG— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) May 22, 2020
Steamで高評価なのもわかりますね。
シンプルで馴染みやすいSTG。
育てる楽しみのアップグレード要素。
自分を撃って進むというオリジナリティ。そりゃ楽しいはずですよ。
それに加えて
ストーリーモードだけでなく
弾幕を避け続ける「Bullet Hell」モード
などもあります!— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) May 22, 2020
Steamの実績はなんと50コ!
ストーリーをクリアするだけでは
すべて解除されないので
やりこみたい人でも楽しめます!そりゃあこんだけ楽しめる要素があれば
みんなプレイしてるのもうなずけますね! pic.twitter.com/gclwEpkSjF— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) May 22, 2020