このゲームに一言キャッチフレーズをつけるとしたら?
概要
「Dear」は、日本製の探索ゲームです。口を閉じられた少女が、しゃべるカラスと一緒に屋敷内を探索して記憶を取り戻していきます。
モノクロでいい雰囲気
他のゲームとこのゲームが異なるのは、全体的な雰囲気とエンディングでしょう。モノクロで描かれていて、主人公の少女は口を封じられている上に目が大きくどこか不気味な様子が感じられ、そしてなぜか人の言葉を話すカラスと一緒に、誰の家かもわからない広い屋敷を探索していきます。異様という他ありません。
公式では「ダークファンタジー探索AVG」と明記されているので、そのコンセプトが見事に反映されているということなのでしょう。
エンディングもしっかりしている
さらにエンディングは、まさに主人公がそういう存在であるからこそこういうエンディングになるんだろうな、と感じられるものとなっています。ネタバレになるので多くは説明しませんが、記憶を失っている少女の「なぜ彼女はその屋敷にいるのか」「なぜ彼女はそんな格好をしているのか」といったアイデンティティが、エンディングにも繋がっています。
シンプルな謎解き系 脱出ゲー
ゲーム性は非常にシンプルで、屋敷を探索してところどころにある謎解きをしていきます。このゲームの謎解きは簡単なほうではありませんが、ネタバレありの答えが書かれたtxtファイルが同梱されているので、自信がなかったり詰まってしまったりしたときは救済措置として利用すると、クリアが楽になるでしょう。
このような救済措置があるので、謎解きが苦手でも雰囲気に惹かれた人は気軽にプレイできます。
ちなみにタイトル「Dear」には意味があり、これは謎解きとも関係してきます。
個人的にはTとDだけでなく、Fもあったほうがよかったのかも、とも思いました(ゲームをプレイすれば意味がわかるかもしれません)。
オススメ度
「Dear」のオススメ度は、Sランクです。Sランクは★が3つ(★★★)で、毎週のまとめ記事にて「オススメ」としてピックアップできるくらいのオススメ度を示します。
このゲームがSランクなのは、雰囲気と物語がしっかり噛み合っているからです。ゲーム性は典型的な謎解き探索ですが、ダウナー系の落ち着いた雰囲気が途切れることなくエンディングまで続いています。
そのためイラストの雰囲気に惹かれたなら、最後までそのダウナー系の「落ち着いた」もしくは「気分が沈む」ようなタイプの雰囲気をしっかり味わって楽しめることでしょう。
ゲームの情報
タイトル | Dear |
開発 | おちゃばしら |
オススメ度 | S<オススメ>:★★★ |
リリース日 | 2020/04/29 |
価格 | フリー |
次元 | 2D(2次元) |
ジャンル | 謎解きADV |
特徴 | モノクロ/脱出/カラス/雰囲気/ダウナー系/シングル |
視点 | 斜め見下ろし |
グラフィック | アニメ調2D |
操作方法 | キーボード |
言語 | 日本語 |
インストール | 不要 |
ファイル容量 | 66.0MB<アーカイブ> / 82.9MB<解凍後>(Version 1.00) |
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【#1ツイゲームレビュー】「Dear」
無料でプレイ⬇https://t.co/bhXnH7zNWI
狭い部屋で目覚めた少女。
大きな目と閉じられた口。彼女は望むものを手に入れられる?
それともやっぱり壊すだけ?語らずとも思いを秘めたモノクロの
ダークファンタジー探索ADV。#無料ゲーム pic.twitter.com/7j5Dmd8p6M— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) May 20, 2020
補足
とても雰囲気のあるゲームでした!
雰囲気と謎解きメインのゲームですが
ヒントが同梱されているので
謎解きが苦手な方でも大丈夫!絵柄に惹かれたり
雰囲気がよさそうだと感じたら
気軽にプレイできそうです! pic.twitter.com/XSgfpgETKZ— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) May 20, 2020
早ければ30分ほどで
サクッとクリアできるゲームです。仕事やバイトの後でも
パッとプレイできるかも。ただ謎解きは簡単なワケではないので
人によってはけっこう
時間がかかってしまうかも。 pic.twitter.com/QxdSbZSrQl— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) May 20, 2020
ちなみに主人公の少女は公式にて
「少女」としてしか書かれていないので
ここでも「少女」で統一しています。いや、実際は私も
主人公を一目みたときに
そういうことだよね
とは思いましたよ?でもネタバレを伏せるというのは
たぶんこういうことなので。作者の思惑はできるだけ尊重します。
— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) May 20, 2020