このゲームに一言キャッチフレーズをつけるとしたら?
概要
「The Platform Horror Game」は、海外製の間違い探し系パズルゲームです。数秒でマネキンの位置を覚えて、移動する「首の折れたマネキン」を見つけてステージをクリアしていきます。
ゲーム内容はいわゆる「間違い探し」に似ていて、明るく映された部屋に数体のマネキンがいて、そのなかに「動く首の折れたマネキン」が隠れています。数秒経つと暗くなり、マネキンの影だけが見えるようになります。
このとき1体だけ動いているマネキンがいるので、もっているライトで照らし続けます。正解するとそのマネキンが、首が折れたまま主人公に近づいてきます。しかしマネキンは特に攻撃をしてこないので安心して大丈夫です。
正しくマネキンを照らせると主人公が立っているフロアが上にあがり、次のステージに移動します。逆に失敗すると、1~2ステージ下がります。つまりちゃんと「首の折れたマネキン」を瞬時に探し出して照らし、正解し続けて最高階層に到着すればゲームクリア、というゲームです。
とてもテンポが早いので、慣れないうちは開始地点からあまり動けないでしょう。
またホラー系の雰囲気が強く感じられそうですが、実際にプレイしてみるとマネキンの形相はたしかに気持ち悪いものの、攻撃されることがないのでさほど怖くはありません。
悪いマネキンの見つけ方
このゲームでは正解すると1階層だけ上がり、ミスをすると1~2階層下がるため、連続して正解しないと最高階層には辿り着けません。連続して正解するには、運によるゴリ押しだけでなくしっかりとした首の折れたマネキン(以降、「悪いマネキン」と呼びます)の見つけ方を身につけないといけません。
おおまかな攻略方法をまとめておきます。
- マネキンの位置を覚える
- マネキンの向きや体勢を覚える
- マネキンを動かしてわかりやすくする
- 勘(運)
マネキンの位置を覚える
「1.マネキンの位置を覚える」は、まさに「間違い探し」の要領です。短い時間ながら、部屋が暗転するまでに周囲を見渡す余裕が少しあるので、その間にすべてのマネキンの位置を覚える、ということです。
悪いマネキンは部屋が暗転すると瞬時に移動することがあるので、これはかなり有効な方法です。しかし実際には時間がかなり短いので360度を見渡すのはかなり難しく、毎回それを覚えるのも厳しいというのが素直なところです。
そのため「周囲を見渡してマネキンの位置を覚える」攻略を基本としながら、すべてを覚え切る前に暗転してしまったときのために、他の方法も交えてプレイするというのが大筋の攻略法となるでしょう。
向きや体勢を覚える
「2.マネキンの向きや体勢を覚える」は、上の1の方法とかなり似ています。部屋が暗転すると悪いマネキンは位置を変えずに向きだけを変えることもあります。そのため位置を覚えるだけでは不充分です。
そのため「マネキンの位置と向きを一瞬で頭に入れる」という1+2の方法が、もっとも基本的な作戦だといえるでしょう。
マネキンを動かす
「3.マネキンを動かしてわかりやすくする」は、こちらからマネキンにアクションをかけて覚えやすくする方法です。主人公は最初に立っている場所から移動できないものの、Wキーなどでマネキンを押せます。押されたマネキンは壁にもたれたり体勢を崩したりすることになります。
たとえば部屋に2体のマネキンがいて、両方とも明るいうちに倒せた場合は、画面が暗転したときに「ふつうに起き上がっているマネキン」が動く悪いマネキンだとわかります。
これは受動的な作戦ではなく、自分から動ける能動的な作戦なので、そこそこの効果があります。しかし階層が上がればマネキンの数も増えるので、すべてのマネキンを倒すのは難しくなっていきます。
しかも「1+2の全体的に見まわしてマネキンの要素を覚える」という作戦をしつつ、この3のマネキンを倒す方法を一緒に完璧にこなせるほど、時間に余裕はありません。そのため3のマネキンを倒すことに躍起になると、自分の後ろのマネキンの位置をまったく把握できないことが増えてくるのです。
後は運任せ
そこで4つめの「4.勘(運)」が大事になってきます。結局のところ、上の3つの作戦をすべて完璧にまっとうすることはできないと考えたほうがいいでしょう。そのため確かな情報が得られなかったときは、イチかバチかどれか1つのマネキンに光を当てるしかありません。
不幸中の幸いといっていいのかわかりませんが、暗転中に2体のマネキンに光を当てても、そのうちのどちらかが悪いマネキンなら「正解判定」になることがあります。そのためわからないときは1体のマネキンに光を当てるより、賭けで2体を照らすほうが正解判定になる可能性が上がります。
とてもテンポが早いので、試行錯誤していればコツをつかめますし、15分ほどあればクリアできるかもしれません。実際に私は総計12分ほどでクリアしました。
テンポが早いために濃密な時間を体験できるので、ハイテンポな攻防を味わいたい方にはとてもオススメできます。
ただしホラー度は前述のようにさほど高くないので、ホラーゲームとしてプレイするより作者の挑戦に応えるようなチャレンジ系のゲームだと捉えたほうが楽しみやすいかもしれません。
オススメ度
「The Platform Horror Game」のオススメ度は、Sランクです。Sランクは★が3つ(★★★)で、一段 飛び抜けたおもしろさや際立った特徴が見受けられるゲームが当てはまります。このゲームがSランクなのは、ホラーゲームとしてはイマイチな感があるものの、作者の挑戦を受けて攻略するハイテンポな間違い探し系ゲームだと捉えると、とても濃い体験ができるからです。
終始マネキンが登場するので、マネキンが嫌いな人にとっては地獄のホラーゲームなのかもしれません。しかしそうでない人にとってはホラー度低めなパズル系のチャレンジゲームとして、短時間で濃密に楽しめる作品だといえるかもしれません。
ゲームの情報
タイトル | The Platform Horror Game |
開発 | Jayymmd |
オススメ度 | S<オススメ>:★★★ |
リリース日 | 2020/06/05 |
価格 | 無料(寄付可能) |
次元 | 3D(3次元) |
ジャンル | パズル |
特徴 | 微ホラー/マネキン/間違い探し/闇/ステージ制 |
視点 | FPS視点 |
グラフィック | リアル系3D/シンプル系3D |
操作方法 | マウス&キーボード |
言語 | 英語 |
インストール | 不要 |
ファイル容量 | 354MB<アーカイブ> / 465MB<解凍後> |
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【#1ツイゲームレビュー】「The Platform Horror Game」
無料でプレイ⬇https://t.co/qRpuNaa2G6
このなかに首の折れた
悪いマネキンがいる!瞬時に見抜いて
悪いマネキンを照らせ!実はそんなに怖くない
間違い探し系マネキンゲーム!#無料ゲーム #新作 pic.twitter.com/11tJHb85h2— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) June 16, 2020
補足
テンポが早くて
濃い時間を楽しめる間違い探しゲー!タイトルにHorrorとついてますが
あんまり怖くないです。動くマネキンを瞬時に探し出すのが
ふつうにゲームとして難しい!
けど楽しくておもしろい! pic.twitter.com/hKUXfu5qy0— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) June 16, 2020
主人公はその場から動けず、
足場が上下していきます。ちゃんと悪いマネキンを
当てられると上の階層へ。
間違えると下へ。かなり瞬時の判断が
大事になってきます! pic.twitter.com/OTv5ZavGrk— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) June 16, 2020
かなりハイテンポで
1フロア10秒かかりません。明るい間にマネキンの位置覚えて
暗くなったら移動してるの見つけて
コレだというマネキンを照らす、
これぜんぶで10秒未満。濃密な10分を楽しみたい人向け!
— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) June 16, 2020
私は総計12分ほどでクリア。
画像では7分強となってますが、
開始地点まで下がると
タイムがリセットされるのかも。時間に余裕があまりない人でも
サクッと濃厚に楽しめますよ! pic.twitter.com/oE7xQiIDXg— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) June 16, 2020
さほど怖くはないとはいえ、
マネキンってやっぱキモ――いや、こんなこというと
自分の周囲にも現れそうでイヤですね……。 pic.twitter.com/8SNXRk7fui— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) June 16, 2020