こんにちは、Caffeineです。
まだ首から肩が痛いままです。
先日はPCを使用する上で、姿勢がとても重要であることについて記しました。今回はその延長線上として、ストレッチなどについて述べてみようと思います。
私は昔からマッサージが得意で、母や祖母から「按摩師(マッサージ師)になるといいよ」というふうにいわれてきました。プロになる気持ちはありませんでしたし、他人の体に触るというのも私には合った仕事だとまったく思えませんでしたが、家族が疲れたときに軽くさっとする程度には「無料のアマチュア按摩」として喜んでもらえるものでした。
足つぼマッサージも、見よう見まねではありますができます。家族を見ていると、やはり体を動かしていないと足つぼでも痛く感じてしまうようです。
おう、じゃあ
俺の足もやってくれよ。
あー……
臭そうなので
ちょっと。
丁重に
お断られたね。
臭くねーよ!
(密かに自分の足を嗅ぐ)
ちなみに、足でも肩でもいいのですが、揉むときのコツは「筋肉」と「腱」を意識することです。肩は肩甲骨や鎖骨というわかりやすい骨があるのですが、足では細かく骨がめぐらされているため意識していないと骨を揉んでしまうことがあります。マッサージやストレッチは筋肉をほぐすことが目的ですので、基本的に骨に触れることは大した意味がありません。
筋肉と腱と骨はそれぞれ密接に繋がっていて、筋肉は骨と直接繋がっているわけではなく、腱を仲介して繋がっています。マッサージのときは腱をあまり揉まず、筋肉を集中的に揉みほぐします。筋肉は繊維なのでほぐしやすいのです。
腱も筋肉同様にメンテナンスを行わないと固くなります。マッサージではなくストレッチで伸ばすことが多いでしょう。アキレス腱を伸ばすストレッチがやはり有名でしょうか。
私は運動が得意ではないのですが、動かないでいると筋肉は凝り固まってきます。私は医師ではありませんしプロのマッサージ師でもありませんので、個人的な見解にしかすぎませんが、やはり凝る人にはストレッチをおすすめします。私は冬場以外には、毎朝シャワーを浴びながらストレッチをします。首・腰を重点的にストレッチします。PCを使うときは、この2カ所が特に凝りやすいからです。
首元は胸鎖乳突筋、腰は広背筋や腰方形筋などが凝って痛くなりやすいようです。
胸鎖乳突筋は首の頸動脈のあたりで、振り返るなどするときに引っ張られる筋肉です。よくないと噂の、首をコキコキ鳴らす仕草をとるときに首の左右で引っ張られるのが胸鎖乳突筋のような筋肉です。
広背筋は背中の外側の非常に大きな幅広い筋肉です。ボディビルダーの方などもいくらか重視する背中側の筋肉です。
腰方形筋は腰のインナーマッスルです。大きい筋肉ではありませんが、腰痛の原因のひとつともされます。
範馬勇次郎の鬼の顔でいうと?
えー、
それが適切な譬えかはわかりませんが
鬼の顔の目じりから頬
あたりが広背筋、
口元や、特に口角あたりが
腰方形筋という感じでしょうか。
答えんのかよ。
よく料理時に、固く筋張った肉を柔らかくする方法が語られることがあります。パイナップルの酵素や酢などがよく知られています。またすりこぎのような棒で叩くのもよく用いられます。自分の体の場合、こうした方法を用いることはできません。要は筋肉を分解したり叩いて繊維を断ち切ったりする方法ですから、生体でこんなことすれば痛いどころの騒ぎではありません。ストレッチは私たちのような生きたままの体を柔らかくする方法のひとつです。いわば古くて固くなった輪ゴムを少しずつ伸ばして柔らかくするようなものです。
具体的なストレッチの方法の解説はプロの方にお任せするとして、ストレッチのコツのひとつは「少しずつを1ヶ月単位で続ける」ということにあります。ストレッチはあまり急いで効率を求めるようなものではありません。固くなった輪ゴムを性急に伸ばしてしまうと、ちぎれてしまいかねません。つまり筋を違えて、ケガをしてしまいます。
プロの方たちが教えるストレッチは「〇〇という動きを△回セットで、1日に□セット行う」というふうにノルマが課せられるような形になります。本格的にストレッチを行う方であれば続けられるかもしれませんが、ストレッチをしたいのではなく凝りをほぐしたい方にとっては面倒でしかないでしょう。そういうときはまず、ストレッチの効果を感じてその重要性を理解することが先なので、痛く感じたら無理をせずケガをしない程度に、ストレッチを始めるのがいいかもしれません。そして少しずつ可動域を広げて次第に強くストレッチをしていくと、少なくても長く続けることで痛みが軽減される可能性があります。大事なのは「短期的な効果を期待しない」ということです。短期的にしようとするとどうしても無理をしてケガを誘発します。「テレビが映らなくなったら殴る」のような、道理を無視した力技に過ぎません。「凝りを選ぶかケガを選ぶか」という両極端ではなく、「ケガを避けつつ凝りをほぐす」という美味しいとこどりをするほうが満足度は高いはずです。
ただ私はもとよりあまり「凝る体質」ではありません。幼少のころは当然のこと、成人してからもあまり凝ることはありません。もちろんPCを使い続けていると、肩や腰が痛くなることがありますが、その度にストレッチや短期的な筋トレをしてごまかしてきています。
この「筋トレ」というのも、ひとつの対策といえます。なにも筋骨隆々のシュワちゃんみたいな格闘家みたいな体格になる必要はないので、痛みを減らすための軽いもので構いません。
アルバイトをしていた時期は、重い荷物を運ぶことがあり、私より年下の先輩が腰にコルセットを巻くなどしていました。そうした体の不具合は一生ものですので、やはり気をつけておきたいものです。
そのときに学んだのは、やはり「腰を使って持ち上げる」というのはあまり宜しくないということです。なるべくなら腰を垂直に下に落として、その重い物を膝元に上げたら、腰を垂直に上げて、膝だけでふんばるほうが安全です。これは膝に負担をかける動き方ですが、腰を曲げて持ち上げる動き方はより大きな負担を腰に与えるため、まだ膝に負担をかけておいたほうが安全なのです。
あの体勢って
他人から見ると
けっこうダサいんだよな。
そうですね。
まあカッコよさより
実利をとっているので
気にする必要はありませんよ。
そうだよ。
なによりシロートは
いつでもダサいから
気にしなくていいよ。
orz
あ……
あまり落ち込む必要は
ないと思いますよ。
若い方でもぎっくり腰を経験する人がいますが、私は今まで一度もぎっくり腰を体験したことがありません。年配の方からすると若い方なのかもしれないので、本当に怖いのはこれからかもしれませんが。
ただ比較的、腰が弱いほうだと自覚しているため、ストレッチでは腰を、特に右側を入念に伸ばすようにしています。右側が痛みやすいというのはやはり姿勢の癖なのでしょう。
体質という点では、私は「眼精疲労」が多いタチです。これは中学の頃からのものなので、おそらく先天的なものか極めてそれに近い後天的なものなのでしょう。また立ち続けたり歩き続けたりした際は、踵の底面あたりが痛くなる「足底筋膜炎」という症状に悩まされることもあります。こうした自分の体の癖を把握しておくと、マッサージやストレッチでどう対処すればいいかわかる上に、日常的にどうカバーしていくのが適切かも理解できるので、PCを長く利用する上でも重要になるでしょう。
こういうものはゲーム的にいうと「隠された数値がある程度溜まってしまうと、ランダムイベントの『負傷』が発生する確率が上がってしまう」といったところなのでしょう。HPを気にしていないと容易に全滅してしまうのと同じように、体の悲鳴には耳を傾けていたいものです。