【Netflix】今さらながら「らき☆すた」を全話視聴しました

アニメ

こんにちは、Caffeineです。
非常に遅ればせながら、アニメ「らき☆すた」全24話を拝見しました!

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遅ればせながらというか今さらながらというか……。アニメは2007年4月から2クール分ですので、現在の2019年からすると12年、干支が一巡するくらいには昔のアニメなんですね……。

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初 心

えっ、
そんな前だったら
わたしまだ
生まれてないじゃん!

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Caffeine

サバの読み方がすご――

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図部野 素人

ンなわけあるか!
下らないこと
いってんじゃねえよ!
五十路!

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初 心

ええええ!
ツッコミの
あたりがやたら
強すぎない?!
(回転しながらしゃがむ)

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図部野 素人

(足払いが当たる)
ぬおっ!

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初 心

ってか三十路も
四十路も通り過ぎて
いきなり五十路?!
(さらに回転し速度を増す)

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図部野 素人

(みぞおちに回し蹴りが入る)
ぬおごっ!!

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初 心

ってかそんなに
歳食ってない!!!
(ギャリッと回転で地面を削る)

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図部野 素人

(裏拳が頬に入り吹っ飛ぶ)
ぬおごべるっ!!!

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Caffeine

鉄拳並みの
コンボが入りましたね……

すごいものを見かけましたが、とりあえずほうっておきましょう。

私はサブカル畑の人間ではあるのですが、あまりアニメには詳しくないタイプです。
サブカルにはゲームやアニメの他に、映像作品では映画やドラマ、音声作品では音楽やラジオドラマ、絵画的作品ではマンガやイラスト、文章作品では一般小説やライトノベルがありますが、このなかで挙げるなら私は「ゲーム」と「音楽」「マンガ」に傾倒しているタイプです。

特にアニメは、90年代のものでしたら気兼ねなく見ることができるのですが、いわゆる深夜アニメのようなものはあまり得意ではなく、最後まで見通すことがあまりできないでいることが多い状態です。

アニメに長けた人でしたらガンダムはすべて見ていて当然、新作も毎週チェックしてどのタイミングでどのように見切るかも熟知しており、一家言があるというような方も多いのでしょう。

私はといえば、ガンダムも初代を去年ようやく全話見終えることができ、Netflixでブラックラグーンやカウボーイビバップをすべて視聴し終わったくらいです。エヴァンゲリオンはTVシリーズをいくらか前に見ましたが、劇場版は特に見ていません。ポプテピピックも人気があるうちに見ていればよかったのかもしれませんが、数話見ただけで時期を逸してしまいました。「かぐや様は告らせたい」もなぜだかNetflix上でサムネイルをクリックする気力が湧きません。ジョジョや刃牙もマンガでは長く読んでいますが、アニメではさほど食指が動きません。
初代ガンダムは芸人でも好きだという方が多く、特に現在では中堅以上の立場の方がいるため度々話題に上がります。個人的には、「こういうのを好きな人がいるんだろうな」という感想に終始してしまいます。

今回の「らき☆すた」も見終えてみて大きな感想というものは特にありません。いわゆる家族や友人、いろいろな人に伝えたい胸の内に残るものが、特にありませんでした。
特に今でいうところの「日常系」だからかもしれません。以前は日常系というものは個人的にあまり見る必然性が感じられず敬遠していた部類のアニメでもあります。アニメを見る人のなかには「日頃の仕事で疲れた精神をアニメですりへらしたくないから、気を使わずに見ることのできる日常系が好き」というタイプの人がいることは知っていました。私が今アニメを見ているのは、このサイトのエントリを執筆している際にどうしても耳が寂しく感じてしまうので、同時に流して気を紛らわしたかったからです。

このサイトは半年以上運営していますが、この間で好きな音楽をかけたり好きな実況動画をループさせたりYouTube動画を検索したり、いろいろと試してみました。そうして試してみて感じるのは、繰り返すなかで「飽き」を解消するのは難しく、ほぼ常に新しいコンテンツを探さずには継続するのは容易ではない、ということです。

よくマンガ家に「作業の最中にアニメを流す」ということを仰る方々がいたので、私もそれに倣おうと考えました。ちょうどNetflixも契約しているので、いろいろと探して試している最中でもあります。
そのため純粋にアニメが好きな方々からすると、不純な動機だと映るかもしれません。


今回の「らき☆すた」の話に戻しましょう。全話見通してみて、いいアニメだと思いました。「らっきー☆ちゃんねる」のコーナーは、あまり好ましく映りませんでしたが、全体的におもしろく、さすがは流行したアニメだと感じました。

12年経った現在では、さすがにケータイの話などは時代を感じさせられてしまいます。今ではスマホが当たり前ですが、劇中では折り畳み式のガラケーです。またデフォルメ型のキャラクタ絵とはいえ、目の描写の仕方などいくらか今では古く見える部分もあるのかもしれません(12年という年月を考えればいわゆる「劣化」は遅い部類なのかもしれませんが)。

個人的に女性キャラクタの多い「ハーレムもの」は嫌いではないのですが、得意でもありません。見ている最中に制作サイドから冷めた目で見られているようで、それへのカウンターで「こちらも冷めた目で自分を見てるから大丈夫です」となにが大丈夫なのかわからない言い訳が湧いてきて、男キャラクタを探してしまうところがあります。

あとやはり気恥ずかしくなってしまうところも否めません。これもアニメを見ている自分を客観視してしまうところに由来しているのですが、たとえばドラえもんや北斗の拳をアニメで見ている自分を客観視しても「幼稚だな(笑)」で済みます。しかしやはり制作サイドからの目線(を想定し)、それへのカウンターで自己保身を図り、さらにその様子を入れ子構造で客観視して、「いや、冷めてるかどうかじゃなくて、そういうのを見ること自体がイタいのだ」と、自分のなかの良識的一般人としての人格が嘲笑う部分がどこかあるのです。

以前、「氷菓」や「ダーリン・イン・ザ・フランキス」を試してもみたのですが、やはり途中で挫折してしまいました。なんだか自分が劇中に溶け込めないのです。
ゲームでは主人公の視点で進められるので、ある程度なりきることができます。特に海外のゲームなどでは名前もない主人公を一人称視点で動かすことが多いため、没入度は高くなるでしょう。こなたがプレイしていたようなギャルゲー・エロゲーというジャンルのゲームをプレイしたこともあります。変化球ですが、海外製の「Doki Doki Literature Club!」も最後までクリアしました。
なぜ氷菓やダーリン・イン・ザ・フランキスがその点ではダメで、一般ドラマが大丈夫なのか、まだ自分でも内省できておらず整理ができていません。

ただ今回「らき☆すた」を全話見終えてみて、特に最終話を見てどこかしら虚しさのようなものを感じました。強い嵐のような感情ではなく、ゆっくりと寄せては返すさざなみのような感情です。
「らき☆すた」の最終話はOPで流れていた動きの多いダンスを、劇中のキャラクタが文化祭の催しとして披露する、という話で締めくくられます。この文化祭の準備のシーンで、「祭りは準備のほうが楽しい」と語りながら他の準備をしている人たちを眺めて物侘しさを感じる、というカットがあります。誤解をおそれずにいえば、よくある場面です。この場面で、制作サイドの意図通りか虚しさのようなものを感じたのです。

私は以前から思っていたのですが、やはり1クール十数話の作品ではなく、1年くらい長く続けられているアニメを見てみたい、という気持ちがずっとあります。たとえばドラゴンボールやワンピース、ドラえもん、クレヨンしんちゃん、北斗の拳、サザエさん、忍たま乱太郎といった「国民的」と就職しても問題ないようなアニメ作品には、長く続いているものがやはり多いでしょう。

今回「らき☆すた」を見て感じたのは、「もっと長く続いてほしい」でした。それは単に終わるのが嫌だという意味だけではなく、やや偽悪的にいえば「他の作品に移るのが面倒だ」という感情があったと認めたほうがいいのでしょう。

ドラえもんはメインキャラクターであるドラえもん・のび太・しずかちゃん・スネ夫・ジャイアンを覚えれば基本的に事足ります。そしてこの5人を知ってさえいれば、これまで何十年と積み重ねられた作品を豊富に楽しむことができます。もしドラえもんが打ち切りになっても、私たちが60となり70となっても、おそらくドラえもんを楽しむことができます。

私の持論として、そしてこれはある程度の人は当然の摂理だと理解してくれるとは思うのですが、作品とは続編が作られなくなった時点で死ぬものだと考えています。
英語では「Keep me updated」という言葉があります。「なにかあったら教えてね」という意味合いです。目新しいことがあればその情報を私にアップデートとして知らせてね、という感じです。人づきあいはその性質上、連絡をとらずにいると関係は希薄になっていきます。その人の情報がアップデートされないということは、たとえその人が海外に行ってもわかりませんし、たとえ死んでいたとしてもアップデートされるまでわかりません。こうした「アップデートされない関係」は物理的なものではなくても、社会的な死のひとつの形態だといえるのではないでしょうか?

そうすると、やはりアニメであれマンガであれゲームであれ、新作が発表されず停滞してしまえば社会的には死を迎えてしまうでしょう。
その点、ドラえもんのような作品では新しいものと古いものとの境目が曖昧です。大山ドラと水田ドラなどの区分はありますが、ドラえもんとは「ドラえもん」というジャンルに属するのであり、たとえば水田ドラに親近感をおぼえる今の10代(というより彼らにとっては水田ドラが「当然」になるのでしょう)が、藤子・F・不二雄の原作マンガを読めば、むしろ新しく感じるかもしれません。そのように新旧入り混じった広いプールのように、たとえ年代的には古かろうが膨大な作品量があるため、それまで知らなかった作品はすべて感覚的に新しくなりえるのではないでしょうか。

もちろんそうはいっても、もしドラえもんが終わったとして、制作されたすべての作品を見てしまえば、それ以上アップデートすることはできず、そのときはその人のなかでドラえもんは死んでしまうことになるのでしょう。しかしやはりドラえもんと1クール・2クールのアニメでは、制作された作品の絶対数が異なります。たとえばクレヨンしんちゃんでも1000話近く放送されているようなので、1クールを13話と見ても「1000/13=76.9」とおよそ77倍であることがわかります。

そうするとやはり深夜アニメのように、1クール十数話で終わってしまいアップデートされることのない作品は、3か月程度で社会的に死を迎えることが運命づけられています。私はそうした作品を嗜みたいとは感じません。なぜなら2クールという少しは長めの「らき☆すた」でも、日常系として気楽に見ることができて別れの少ない「らき☆すた」でも、寂寥感を抱かずにはいられないからです。そう考えると、1クールのアニメを続けざまに見て寂寥感を溜めていくというのは、私にとってコストが高いのです。おそらく視聴する楽しさを上回るのではないか、と感じています。

おそらくこうした考えは、制作費用などのコストを考えておらず、また日常的にアニメを見る立場でないからこそいえることなのかもしれません。そしていろいろと考えた結果、「やっぱりアニメの人間じゃないから」と詰みの一手を打って、その盤上から去るような行動をとってしまいがちなのです。

前述のように、今はリピートして見ていられるアニメを探しているので、おそらく「らき☆すた」もまた1話めから見直すでしょう。その上でまたなにか感じたものがあれば、この情報をアップデートすることがあるかもしれません。

現在は「日常」「北斗の拳」「タッチ」「コブラ」「ルパン三世」「ジョジョ」「刃牙」などがNetflixで見られるようですので、その作業の間に流すアニメの候補として挙がっています。他にもBBCのドキュメンタリーなどもたまに見ていますが、こちらは完全に見流す形で再生しています。

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