こんにちは、Caffeineです。
今回は先日紹介したインディーのホラーゲーム「Do you copy?」の攻略情報をまとめていきます。
なおすべての情報はアップデートなどにより変更される可能性があります。ご了承ください。
このエントリは「Do you copy?」の攻略記事です。紹介記事は以下の記事です。
当エントリでは全編ネタバレがありますのでご注意ください。
まず、このゲームのエンディングはどうやら4種類あるようです。
前回の記事でも示したように、どうやらエンディングはラジオでの受け答えの選択肢に大きく影響されるようです。ただし4つのエンディングのうち2つではそれ以外にも条件があるようです。
ゲームの内容やシステムおよびGoatmanのことを知るために、メモなどは見ておいたほうがいいでしょう。しかしこのメモの情報などは攻略には決定的な影響を与えません。そのため最初のプレイで見るだけでよく、複数回見る必要はないようです。
各エンディングの違いは、エンディングを迎える直前のホラー演出と、画面遷移後の新聞記事の内容(主人公およびハイカーの顛末)の変化などのようです。
そのため英語があまり理解できない場合は、主人公やハイカーがどうなったのかがわかりにくくなってしまう可能性があります。
エンディングの基準
分岐はいくつかありますが、エンディングに影響を与えてくるものは限られてきます。またマップを参照することで、ハイカーの動きをなぞっていくこともできます。
マップで確認できるロケーション名は左上から、「Carnation Rock Trail」「Wildside Trail」「Mining Tunnels」「Grace Wind Lake Pass」「Coal Town Trail」「Grace Wind Lake」「Paradise Trail」「Tower 4」「Mountain Rodge Trail」「Tower 2」と記載されています。
このうち主人公がいる地点がマップ下側の「Tower 2」です。目の前に広がる湖が「Grace Wind Lake」です。
ラジオ:湖か鉱山か
ラジオの選択肢ではTower 2からの定時連絡に応答の後に、ハイカーのメッセージが入ります。そしてハイカーを助けるために「flood lights」を点灯することになります。ハイカーはマップで左上の「Carnation Rock Trail」あたりで迷っており、「take the left path」と左に行くべきか「take the right path」と右に行くべきかを主人公に問います。どうやらこれがエンディングを左右する最初の選択肢と捉えることができるようです。
しかし、このゲームの選択肢にルート決定の情報以外に重要度などのシステムがあるのかはわかりませんが、もしあるとすればこの「Carnation Rock Trail」の後の道を左に行くか右に行くかは、あまり重要ではないようです。そのためハイカーを導く選択肢でありながら、エンディングには密接に関わってこない可能性もあります。いずれにせよこの選択肢はさほど重要ではありません。
この後、木々が倒れる音が響き、慌てるハイカーをなだめることになります。そしてハイカーはまた道に迷ってしまいます。そしてハイカーはmineつまり鉱山の近くにいるといっているので、北側の「Mining Tunnels」の傍にいることがわかります。この後ラジオでは「head toward the lake」と湖に向かわせるか「go towards the mine」とMining Tunnelsに向かわせるかを示せます。
この選択肢で大きく2つの展開に分岐することになります。
ラジオ:Tower 4かそれるか
主人公のいるTower 4にハイカーを導く目的通り「head toward the lake」と湖を目指すよう選ぶと、しばらく後にハイカーはGrace Wind Lake Passに来ているようだと話します。当初の目的通り、ここまではハイカーを順当に主人公のいるTower 4まで導けています。
このとき「keep on that trail」とそのまま進むように促すか、「turn off and take the secondary trail」と道をそれるように伝えるか選べます。どうやらそのまま進む前者の選択肢がTower 4へ導くもので、道をそれる後者の選択肢はTower 4には導かないものになるようです。
この選択をした後に、エンディングを迎えます。
ラジオ:Tower 2かそのままか
先ほどの湖に向かうかmineに向かうかの選択肢で、「go towards the mine」とMining Tunnelsに向かわせる選択肢を選ぶと、ストーリーが変わります。このときハイカーは主人公のいるTower 4から離れている様子を悟り、よりナーバスになってしまいます。そしてハイカーはGrace Wind Lakeの右側の分かれ道にさしかかります。
このときに表れる選択肢は2つで、「head off this path to the left」と左にそれてハイカーをTower 2に導くか、「keep on this path」とそのまま進ませるか選ぶことができます。
どちらを選んでもやはりエンディングを迎えることになります。
Flood lightsを点ける
そしてラジオとは別の行動でエンディングに影響を与えるのが、「flood lights」です。主人公のいるTower 4の管理室のすぐ外に設置されているライトです。明確な分岐の条件は不明ですが、おそらく最後の選択肢を選んだ後、ハイカーからの通信が入る前後でライトを点灯するか否かでエンディングが分岐するようです(点灯があまりに遅いと「ライトを点けなかったエンディング」に向かいます)。
各種エンディング
これまで述べたように、エンディングは4種類あるようです。おおまかに「ハイカーが失踪するエンディング」「主人公もハイカーも失踪するエンディング」「ハイカーは助かるが主人公が失踪するエンディング」「主人公もハイカーも助かるエンディング」に分けられるようです。
エンディング1
ルート
- 「head toward the lake」と湖に向かわせる→「keep on that trail」とそのまま進むように促す
- 「head toward the lake」と湖に向かわせる→「turn off and take the secondary trail」と道をそれるように伝える
- 「head toward the lake」と湖に向かわせる→「keep on this path」とそのまま進ませる
このエンディングでは、「The Midnite Star」の「MISSING! ANOTHER HIKER LOST IN GRACEWIND PARK」という記事を見ることができます。
新聞記事の内容を見ると、ハイカーは行方不明になってしまったことがわかります。
またモンスターが「失踪者の声をまねる」ものだとも記されています。
上記のルート分岐を見ていただいてもわかるように、いくつかルートを試してみましたが、このエンディングはもっとも汎用的なエンディングなようです。
エンディング2
ルート
- 「head toward the lake」と湖に向かわせる→「turn off and take the secondary trail」と道をそれるように伝える→flood lightsを点灯する
このエンディングでは「THE GRACEWIND GAZETTE」の「THE GRACEWIND MONSTER STRIKES AGAIN!」という記事を見ることができます。
Tower 4の前まで先導してから最後の選択肢を選んだ後、flood lightsを点灯すると迎えられるエンディングです。
実際にプレイするとわかるように、この記事の画面に遷移する直前に脅かしイベントが発生します。かなり大きな音が急に発生するので、初めて体験するとかなり驚くことになるでしょう。
この新聞記事の内容を見るとわかるように、主人公であるレンジャーと助けるべきだったハイカーがどちらも失踪してしまっていることがわかります。
またこの記事でもGoatmanが失踪者の声を擬態する存在であることが示されています。
エンディング3
ルート
- 「go towards the mine」とMining Tunnelsに向かわせる→「head off this path to the left」と左にそれてハイカーをTower 2に導く→flood lightsを点灯する
このエンディングでは、「THE GRACEWIND HERALD」の「STRANGE HAPPENINGS AT GRACEWIND PARK」という記事を見ることができます。
無人のTower 2にハイカーを先導した後、flood lightsを点灯すると迎えられるエンディングです。先ほどのエンディング2と同様に、脅かし演出が挿入されます。
新聞記事を見ると、Tower 2でハイカーらしき男性が発見され「It had my voice(おそらく「俺の声をまねていた」という意味)」という発言をしていたことが記されています。そしてTower 4でのレンジャーの失踪(主人公のこと)も明かされます。
エンディング4
ルート
- 「go towards the mine」とMining Tunnelsに向かわせる→「head off this path to the left」と左にそれてハイカーをTower 2に導く→flood lightsを点灯する
この記事では「THE GRACEWIND HERALD」の「HIKER CHASED BY WILD ANIMAL」という記事を見ることができます。
エンディング3と同様に、ハイカーを無人のTower 2へ先導した後、flood lightsを点灯しない場合に迎えられるエンディングです。
この新聞記事では、ハイカーらしき男性が無事に発見されたことが記されています。また主人公と思われるレンジャーも健在であるらしいことが明かされています。
概評
攻略のために何度かプレイし直してみた印象では、最重要の選択肢は「湖へ向かわせるか鉱山へ向かわせるか」です。その後の「(主人公のいる)Tower 4へ向かわせるか別の道か」と「(無人の)Tower 2へ向かわせるか別の道か」という選択肢が次に重要で、エンディングをすべて見る上では「ライトをつける」という行為も重視されます。
この行為で分岐するエンディング(2と3)ではモンスターによる脅かし演出があるため、ライトをつけることでモンスターに見つかって襲われ(なんらかの方法により連れ去られてしまっ)たことが想像されます。
現在インターネット上で判明している情報からは、こうしたことが推測されます。
モンスターおよびハイカー、そしてレンジャーである主人公の姿がグラフィック上ほとんど表示されないことから、作成コストはかなり抑えられているものと考えられます。
しかしラジオを使用した選択肢、ホラー演出は見事だったと個人的には思っています。またライトというガジェットを、限定されてはいるもののエンディングの分岐に使用し、なおかつ恐怖演出の中核であるモンスターのアイデンティティに繋げるという技法も、とてもおもしろいものです。
しかし前回の記事で示していたように、この「Do you copy?」も多くのホラーゲームと同様、全体のシステムを理解してしまうとまったく怖くなくなってしまいます。キャラのグラフィックがほとんど用意されていないこと、ほぼホラー要素は脅かし演出だけであること、ラジオの音声がシステムの軸であること……。こうしたこの「Do you copy?」の全容を理解してしまうこと自体が、ホラーゲームとして楽しむドキドキ感を減らしてしまいかねません。
実際このエントリを作成するために何度もプレイを繰り返しましたが、もはやメモを読むこともマップを参照することもなく、ただハイカーからの通信を早く早くと待つだけの作業になっていました。
そのためこうした攻略記事は、あくまで「事前情報を知るため」に見るものとするより、「ゲームとして攻略するため」に見るほうが健全なのかもしれません。
いずれにせよ個人的にはこの「Do you copy?」をプレイしてみて、ある種の満足感がありました。英語というハードルはありますし、制作コストも限られているインディーズのホラーゲームではありますが、満足できる部類のゲームなのではないでしょうか。