こんにちは、Caffeineです。
「ぶきあつめ」の最難関ともいえる「武器図鑑コンプリート」について、今回は解説していきます! 今回が「ぶきあつめ」最後のエントリです。
どんな人向け?
オリジナル性あふれるシステムが好きな人
コレクション要素が好きな人
最後の難関・コンプリート
武器図鑑をコンプリートするというのは、この「ぶきあつめ」というゲームではもっとも難しい部類の挑戦であることは、以前述べました。その理由はボスなどを捕獲する必要があるため、単に強くなってボスを「倒す」よりもずっと難しいからです。
それでは本作「ぶきあつめ」の総決算である「武器図鑑コンプリート」の方法について、細かく見ていきましょう。
何者にも負けぬ強さ
「武器図鑑コンプリート」にまず必要なものは、当然ながら「強さ」です。多くのゲームにおいて強さは不可欠なものですが、それはこの「ぶきあつめ」も例外ではありません。
しっかりとレベル上げ
なにより大事なのはしっかりとレベルを上げることです。この「ぶきあつめ」では武器図鑑のためにアイテムを集め、敵と戦い、アイテムを売ることでそれぞれ経験値を得られるため、よほど怠けない限りはコンスタントにレベルを上げることができます。
レベルを上がったときには、HP・攻撃力・運を上げることができるということでした。この「ぶきあつめ」の自由度を壊さぬように配慮するならば、どれを上げても構いません。ただ図鑑コンプリートを目指すのであればしっかりとレベルを上げておくのは大事なことです。
HPアップ
もし効果的にレベル上げを活用することを考えるなら、運はやめておいたほうがいいでしょう。見返りが少ないからです。次に攻撃力に割り振っても構わないのですが、攻撃力はアルマの石での強化で代替的に行えるため、これも最優先とはいいがたいものです。
そう考えていくと、やはり有用で代替的な手段がない「HP」の向上は優先的に行っておきたいものです。以前も述べましたが、この「ぶきあつめ」では防御力の概念がないため、HPを上げることが防御的対策となります。
勝てばよかろうなのだ
そうはいっても基本的には「勝つ」ことができれば問題はありません。極端な話、レベル上げで運だけに極振りしていたとしても、それに見合うだけの覚悟と時間を費やせば構いません。そもそもこの武器図鑑コンプリートを考慮する段階では、魔王どころかアメノオハバリを倒していないといけません。ここまで到達していれば、手段や思想は関係ありません。後はオブジェクトの回収に勤しめばいいだけです。
ボスを捕獲するテク
さて、武器図鑑をコンプリートするか否かにかかわらず、強さは必要です。それはもはや前提とすらいえます。ではその強さをすでにもっている場合、次に考えるべきことはなんなのでしょうか? それは「ボスを捕まえるテクニック」です。
魔王やアメノオハバリを倒せる強さになっていれば、一般人オブジェクトやザコ敵を捕まえることは苦もないでしょう。各ダンジョンのボスを捕まえることには、少し苦労するかもしれません。それ以上に難しいのは、やはり魔王やアメノオハバリを捕獲することです。
そうした最強クラスのボスを捕獲するには、どういった事柄に気をつけるのが大事なのでしょうか?
寸止め
生物オブジェクトを捕まえるときの常套手段は「寸止め」です。体力をギリギリまで減らすことで、捕まえやすくなるシステムだからです。そのため大きく体力を減らしておくのは当然ながら、なるべくギリギリのHP「1」まで減らしておきたいものです。
こうしたときに役立つのが、以前のエントリで紹介した「枯れ木」と「ムシとりアミ」です。「枯れ木」は最弱の部類の武器アイテムですが、「HPを必ず1残す」という特殊効果があるため、生物オブジェクトを捕獲するのに役立ちます。そして「ムシとりアミ」はオブジェクトを武器化するための攻撃力ゼロのアイテムです。縛りプレイなどをしていなければ、こうした武器で他の生物オブジェクトを捕獲してきているかもしれません。
この2つの武器アイテムは、強ボスの捕獲にも有効です。一般人オブジェクトやザコ敵は、ひょっとすると「枯れ木」を強化していなくても捕獲できるかもしれませんが、各ダンジョンのボスなどの強さになると、それでは苦戦することになるでしょう。やはり準備として「枯れ木」の強化は大事です。
何度か例として挙げていますが、私が武器図鑑コンプリートを果たしたセーブデータでは、「枯れ木」をLv.23まで上げてレベルアップでの攻撃力増加も含めて「攻撃力47」まで上げていました。ここまで上げないと絶対に武器図鑑コンプリートは果たせない、ということではなく、あくまで目安としてご参考にしていただければありがたいと思います。
勇者シュヴァルディ
この「ぶきあつめ」でもっとも捕獲しにくいキャラクタは、魔王でもアメノオハバリでもなく、実はうぇ子・ぽん美の自宅のすぐ前にいる「勇者シュヴァルディ」かもしれません。その理由は、戦うときのHPや攻撃力だけでなく、「体力が減ると回復に専念する」という特性があるからです。
この「ぶきあつめ」では、自己回復を行う敵自体がやや珍しい存在です。魔王やアメノオハバリですら体力を回復せず削られたら削られただけのままでいるため、いったん体力を1まで減らしてしまえば後は捕獲できるまでムシとりアミを振るだけです。
しかし「勇者シュヴァルディ」はHPが減ると回復を行うだけでなく回復に「専念」するため、なんとか回復の手を止めさせないと捕獲に移ることがなかなかできません。
私はアメノオハバリの「1ターン行動不能(30%)」という特殊効果と、必殺奥義「斬り捨てゴメン」の「2~3ターン石化」という効果を利用して捕獲しました。
「ぶきあつめ」で、自己回復を行う「勇者シュヴァルディ」の捕まえ方の一例。 pic.twitter.com/7LCUb7pLW3
— caffeine_gurasuto (@CGurasuto) July 19, 2019
もちろん捕獲時には「枯れ木」と「ムシとりアミ」を使用したため、少なくとも「枯れ木」を使用した時点で行動不能や石化が解除となって回復されてしまっては意味がありません。そのためプレイ環境によって武器を変えるなど工夫が必要とはなるでしょう。できれば効果的に「『枯れ木』を1回振るだけでHP1を実現できる」くらいまで、「斬り捨てゴメン」でダメージを調整しておきたいものです。
根気
ボスを捕獲するテクニックは、それだけです。体力を減らして捕獲しやすくするのには、「枯れ木」などを強化して「体力1」にしやすくすることと、体力を1にして捕獲が成功するまで敵の攻撃に耐え続けることのできるHPを確保することです。テクニックとしては、それだけなのです。
後は根気だけです。やや精神論に傾いてしまいますが、やはり物事を達成するには成功するまで試すことが大事です。強ボスの捕獲は、目的がわかっていてどうすべきかも大体わかるのに、時間がかかるのが目に見えてわかっていて根気が続かなくなる行為かもしれません。
世のなかには様々なゲームがあり、攻略自体が難しいゲームもたくさんあります。そうしたゲームに比べると、この「ぶきあつめ」の強ボス捕獲はずっと易しいほうでしょう。少し時間をかければおそらく誰でもできます。しかし誰でもできるかどうかはおおよそ関係なく、「時間をかけないといけない」という状況に根気が失われることがあるでしょう。
個人的なプレイ感を述べると、私はこの前段階でモチベーションが下がってしまい停滞していました。強ボスの捕獲ではなく、一般人キャラクタの捕獲に少しうんざりしたのです。私の場合は、たくさんいる一般人をすべて捕獲しないといけない、という義務的作業に気づかされ、それをしないとザコ敵やボスの捕獲どころではないと感じたのです。
私は結局こうして記事を書くことも含めて、一念発起してすべての敵を捕獲するに至りました。これは本作の問題点というより、コンプリート要素があるゲームすべてに当てはめられる難点でしょう。そもそも短時間でクリアしないといけないわけではありませんし、まとめて数日でプレイし終えないといけないわけでもありません。妙な義務感を捨てて、ゆっくり気長にプレイするのもいいでしょう。
未取得オブジェクトを集める
続いて、生物オブジェクトに限らず未取得のオブジェクトを集める方法をご紹介します。
私はほとんど独力でこの「ぶきあつめ」を武器図鑑コンプリートまで攻略しましたが、なにも情報を知らない状態で未取得オブジェクトを集めるのは非常な労力でした。なぜなら「どんなオブジェクトが未取得か」「どうすればその未取得オブジェクトを取得できるのか」といった情報がないため、まったくの五里霧中、暗中模索といった様子だったからです。
ここをクリアするのは、とても簡単です。たったひとつの情報を知るだけで、未取得オブジェクトを集めるのが容易になります。しかし私はこれを知らなかったばかりに、最終盤でかなり時間をくってしまいました。その情報とはなんなのでしょうか? それは「すごい羊」です。
すごい羊
「すごい羊」はヘイワ村から東(右)側に歩いたところにあるバザーの北(上)のほうにいます。話しかけることで未発見のアイテムの情報を教えてくれます。無料ではアイテムの名前(最初の1文字だけ)とシルエットを教えてくれます。お金を払うことで詳細を教えてくれます。アメノオハバリを倒す段階まで到達していれば、お金は腐るほどあることでしょう。
この「すごい羊」は武器図鑑コンプリートにほとんど「なくてはならない」といっていいほどすごい存在です。他のゲームでもそうですが、自分のプレイに合わせて攻略情報を得るときは、自分の状況をしっかり理解して情報を照らし合わせる必要があります。それがしっかりできていないと、まったくトンチンカンな情報を得ることになって、時間を無駄にするだけです。
しかしこの「すごい羊」は、各プレイヤーの状況に合わせてアイテムの情報を教えてくれます。つまり「攻略情報を公式で用意している」のと同様なのです。しかもわざわざ情報を探す手間も省けます。
しかしひとつ問題があるとするならば、こうした素晴らしいお助けキャラである「すごい羊」の存在が、プレイヤーに知らされていないことです。
より細かく厳密にいうならば、私がプレイしたなかではこの「すごい羊」がいるという情報は得られませんでした(もしくは愚かしくも見逃したということでしょう)。いずれにせよ、この「すごい羊」の存在に気づくということが、もはや武器図鑑コンプリートの必須条件であるといえるほど重要なのです。
正直に告白すると、私はこの「すごい羊」の存在に気づくことなく最終盤まで進め、最終盤で武器図鑑をコンプリートしようという段階になっても気づかず、「強そうな草むら」や「クマのつるぎ」などを発見することができず90%超のところでずっとフィールドマップをさまよっていました。
この「すごい羊」の存在がゲーム内で語られているか否かはもはやどうでもいいのですが、武器図鑑をコンプリートする上では「すごい羊」の存在を知らないと大損をします。少なくとも時間を無駄にします(厳密には時間を無駄にしたと”感じ”ます)。なるべく早く見つけて、活用しましょう。
やる気
強ボスを捕獲するときもそうでしたが、物事を最後までやり通すときは気持ちが大事になります。特に今回のようなコンプリート作業は、モチベーションの維持が難しいものです。そもそもゲームですので、途中でやめたとしても誰も咎めません。
しかしやはりゲームをプレイするゲーマーとしては、攻略できるものは攻略したいものです。また攻略できるものなのですから、攻略してほしいとも感じます。もちろん私が読者に向けてそうした気持ちを向けるのは一種のエゴかもしれませんが、少なくともこのエントリをここまで読んでくださっている以上は、少なからぬ興味があるということでしょう。
やる気を出すための簡単な言葉を用意しておきます。「私でも完全クリアできました」ということです。私がクリアできたのですから、みなさんがクリアできないことはありません。むしろこれは「つまらないゲームをクリアしないといけない」という試練ではなく、「おもしろいが難しいところもあるゲーム、それもクリアした後で『おもしろかったー、プレイしてよかったー』と思えるゲーム」を私がクリアでき、みなさんもクリアできる、というだけのとてもシンプルで簡単なことなのです。
先ほども述べたように、これは義務でもなんでもありません。時間をおいてからまたプレイを再開してみるのもいいでしょう。1週間あいても構いませんし、1ヶ月かかっても問題ありません。1年が過ぎても誰も咎めませんし、5年かかってもまたプレイしてみれば楽しめるかもしれません。みなさんにはこの「ぶきあつめ」を攻略する能力があり、少し踏ん張ってみればこの「ぶきあつめ」はクリアできるゲームなのです。ここまで読んでくださった方々であれば、そんなことは試練とも苦とも呼ぶものではありません。
エンディングは各自で
さて、ここまでネタバレを含めた攻略記事を書いてきました。しかしやはりここまで攻略記事を読んでくださった方々には、自らエンディングを見ていただくのがいいのではないかと思います。ここでどのようなエンディングがあるのか述べるのは紹介や攻略ではないただの暴露ですし、ここまで読んでくださった方々は「自分でクリアしたい」から読んでくださったということでしょう。それを無下にするのは愚かしいことです。
「攻略情報」を見て自分でクリアすることを選んだ方々は、ぜひすべてのエンディングをご自身で確認してみてください。この「ぶきあつめ ~なんでも武器になるRPG~」は楽しんでエンディングを見るだけの価値があるゲームだと、私は思います。
SECRET ENDING
実はこの「ぶきあつめ」には、隠されたエンディングがあります。これはトロフィーを獲得して見るエンディングではなく、ゲーム内にあるメッセージを参考にすると辿り着けるものです。そのメッセージは、「旅のおじさん グラディス」から聞けます。
グラディスはフィールドマップの北西(左上)部の道を歩いています。話を聞くと、「すべての生き物が消えた時・・・世界は滅んでしまうだろう」と話します。
この隠されたエンディングを見るには、どうやらヘイワ村とフィールドマップ上のモンスター以外のすべての生物を捕獲して保持しておく必要があるようです。グラディスは「もしも魔の手によって」と語っていますが、これをうぇ子の手によって再現するということです。
モンスター以外の生物を捕獲し終えると、「?」というメッセージの後に「何者の気配も無くなった・・・。」と表示されます。この後ヘイワ村に戻ることで、とある敵が登場します。「裏ボス」ともいえるこの敵は、捕獲する必要がなく倒すだけで構いません。
このとき注意しておきたいのは、戦闘が開始してからメニューの「家に帰る」などを使用しないことです。これを使用すると、どうやら「戦闘を疑似的に回避した」という扱いになるらしく、戦闘を続けることはできるのですが、敵を倒したところでエンディングが発生しません。またこの戦闘中はGキーでの飛行ができなくなるようですが、「家に帰る」を選ぶと飛行ができるようになり、戦闘が楽になってしまいます。楽になっても勝ったところでエンディングは発生しないので無意味です。
しかし捕獲する必要がないため、薬草を最大数購入しておいて、一番強い武器を使って全力でぶつかれば、ここまで来た人であれば勝つことができるでしょう。もちろんなかなか強い敵ではありますが、ここまでプレイしていれば「強敵の捕獲」以上に難しいことはないと知っていることでしょう。ボコスカ殴れば勝てます。
……ううっ。
あ、シロート。
目を覚ましたか。
大丈夫ですか?
あれ、俺はいったい……。
前回あなたがとてもサイコだったので、
ココロが気絶させることに
なってしまったんですよ。
……そうか、
俺が間違ってたな……。
わかってくれましたか?
ああ、捕獲した後は
やっぱり売っちゃダメだよな。
オリジナルとかコピーじゃなく
売らないで手元にとっておかないとな。
ココロ!
あいよ!
(掌底をシロートのアゴに当てる)
あごっ!
(白目を剥いて昏倒する)
すごく半端な思い留まり方ですね。
100歩進んで2歩下がるみたいな
半端な思い留まり方ですね。
こうなりゃ……。
(棒をとりだす)
あっ あっ あっ
(クチュクチュ)
あい、終わったよ。
なにげに
すごいことしてますね。
…………。
シロート、
大丈夫ですか?
ええ、私は大丈夫です。
なんだか晴れ晴れとした気分です。
そうですか、
好きな子を武器化するというのは
諦めてくれましたか?
はい、すっぱりと諦めました。
なんだか悪い夢を見ていたかのようです。
他人を私物化するなんて
基本的人権の侵害です。
あってはなりません。
してはなりません。
私がどうかしていました。
どうもすみませんでした。
は、はい……。
コ、ココロ?
ちょっとやりすぎたのでは?
なんか
キレイなジャイアンみたいに
なっちゃったね。
世界平和です。
人類がみな幸せに過ごせるよう
私たちは全力を尽くすべきです。
も、戻せますか?
やってみよう。
あっ あっ あっ
(クチュクチュ)
それってHxHでは
情報を聞き出すためにしてましたけど
そういう改造もできるんですね。
終わったよ。
どうですか?
ダメでした。
…………。
(微動だにしない)
シロート――――――――!!!