こんにちは、Caffeineです。
今回ご紹介するのはウディタ製のフリーRPG「一朶の仇花」です!
タイトル | 一朶の仇花 |
ジャンル | RPG/ADV/ウディタ/探索/潜入/忍者/妖怪/マルチエンド/シングル |
開発者 | さかあがり |
価格 | 無料(フリー)ゲーム |
リリース日 | 2019年08月23日 |
言語 | 日本語 |
クリア所要時間 | 40分~1時間 |
完全クリア時間 | 1時間前後 |
プラットフォーム | PC(Windows) |
操作方法 | キーボード |
難易度 | 低(20/100)★★☆☆☆☆☆☆☆☆ |
インストール | 不要 |
ファイル容量 | 約105 MB(アーカイブ)/約123 MB(解凍後)<Ver.1.07> |
基本情報
それでは基本情報として、まずはゲーム本編ではなく開発者の情報やゲームの説明文などを確認していきましょう。
説明文
「Freem! – ふりーむ!」の個別ページには、以下の説明文が掲載されています。
【概要】
ぬるい戦闘有り、一部残酷描写有り、会話メイン。
ホラー要素が含まれます。
RPGで壺やタンスを漁る人向けです。【あらすじ】
秘密の封書を探して、秋谷邸に忍び込むことになった墨。
なぜかついてきた伊之介と共に、邸の中を歩き回るが……。
墨(すみ)とは主人公の忍(のようなもの)であり、秘密の封書を奪うために秋谷邸(あきややしき)へ潜入することになります。墨の上司である「依織」の兄が伊之介です。ふつうの剣士である伊之介は、墨が断るにもかかわらず潜入任務に勝手に同行してきます。そのため共闘して任務を進めていくことになります。
開発元・開発者
開発者は日本の「さかあがり」氏です。本作以外にいくつもフリーゲームを作成されていて、やはり「ふりーむ!」にて公開されています。19/10/9現在、本作が最新作とのことです。
jimdo(ジンドゥー)のサービスで作成されたサイトを運営されています。一部のゲームの攻略やブログ、ギャラリーなどがあります。また本作「一朶の仇花」の特設ページも存在します。こちらの特設ページには攻略情報も掲載されていますので、どうしてもクリアできないときは参照してみるといいかもしれません。
またTwitterでの活動もされており、ゲーム開発の状況やいろいろなツイートをされています。
インストール&容量
「一朶の仇花」はウディタ製のゲームですので、インストールは必要ありません。
ファイルのサイズはそれぞれ、解凍前のアーカイブで約105 MB、解凍後で約123 MBとなっています<Ver.1.07>。特別大きなサイズではなくゲーム自体も長い作品ではないので、気軽にダウンロードしてプレイできるサイズだといえます。
ゲーム概要
それではゲーム本編の情報に移りましょう。
ジャンル
「一朶の仇花」は2Dの和風RPGです。ウディタ(WOLF RPGエディター)で制作されており、短いながら演出が凝っている作品です。ターン制の戦闘がありますが、さほど難しくはなくサクサクと勧めることができます。ストーリー重視で、ゲームを進めていくと最初の目標がどんどん変わっていきます。
エンディングは3種類あり、攻略情報を見なくてもベストエンディングに辿り着くのは難しくありません。ベストエンディング後には特典が解放され、エンディングの分岐条件が閲覧できるようになります。そのためゲーム内の情報だけで完全クリアすることができます。
また本作「一朶の仇花」の特設ページでは、「天井裏からこんにちはする和風探索ADV」と記載されています。
ところでこのタイトルって
なんて読むの?
「いちだのあだばな」ですね。
読めん。
たしかに今は「朶(だ)」という
言葉はあまり使いませんからね。
花などを数えるときに使う言葉で、
耳たぶのことを耳朶(じだ)と
いったりもします。
よくわからん。
「一房(ひとふさ)」みたいに考えると
少しわかりやすいかもしれませんね。
あーなるほど、
それならちょっとわかるかも。
世界観
江戸時代らしき日本を舞台にしていて、とある屋敷に潜入するのが目的となります。物語の中核で妖怪の存在が重要になっており、主人公たち主要キャラクタにも関係してきます。
ストーリー自体はシリアスですが、雰囲気は「重い」一辺倒ではなく、軽い冗談が交わされることもあります。
ストーリー
「ふりーむ!」の個別ページでは以下のあらすじが掲載されています。
【あらすじ】
秘密の封書を探して、秋谷邸に忍び込むことになった墨。
なぜかついてきた伊之介と共に、邸の中を歩き回るが……。
主人公は忍のように隠密任務を遂行する「墨(すみ)」で、中性的な出で立ちをしていますが男性です。墨の慕う依織から、秋谷邸(あきややしき)という屋敷に「秘密の封書」を探りに潜入したまま「お林(おりん)」が戻ってこないと聞き、墨は同じく屋敷に潜入し「秘密の封書」を奪い、お林を助けるという任務につきます。
屋敷へ潜入した後はメタルギアシリーズのように隠密作業をすることになり、天井裏と屋敷内を行ったり来たりして戦いを避けて調査を進めていきます。しかし戦闘自体は難しくないので、敵である屋敷の人間を殲滅していくこともできます。
グラフィック&音楽
キャラクタがそれなりにいて独自のグラフィックであるため見た目が華やかなゲームとなっています。音楽は雰囲気に合った選曲がされています。
グラフィック
短くシンプルなゲームながら、キャラクタのドット絵が映える見た目となっています。戦闘に参加するキャラクタは多くありませんが、主人公・墨の仲間と、屋敷の住人や敵たち、そしてアイテムを売ってくれる第3勢力と、登場人物は少なくありません。
妖怪はザコ敵もボスも、戦闘時に専用のグラフィックが用意されているので、ポップな絵柄で妖怪たちと戦うのを楽しむことができます。
音楽
BGMも和風で揃えられていて、没入度は高いでしょう。序盤は気軽な雰囲気に合わせてポップな曲調ですが、不穏なシーンやボス戦では曲調を変えるなど、基本的な雰囲気づくりがしっかりとなされています。
操作方法
操作はキーボードで行います。一般的なウディタ・RPGツクール製のゲームと同様に、ZキーやEnterキーで決定、XやEscキーでキャンセル、上下左右キーで移動と選択を行います。
屋敷内での戦闘はシンボルエンカウントとなっているので、イベント戦以外は敵に触れないよううまく逃げることで戦闘を避けることもできます。
システム
本作「一朶の仇花」のゲームシステムは、戦闘を重ねてレベルアップして強くなっていくRPGと、ストーリーを進めていくADVとに分けられます。特にADVとしてのストーリーは、探索をして屋敷で起こっている事件や謎を解き、主人公・墨や依織との関係を読み解いていきつつ、そして悪い妖怪や人間を打ち倒していくものとなります。
ゲーム性
本作の説明文にて「会話メイン」と明記されているように、ストーリーの展開が重視されている作品です。最初の潜入目的は「秘密の封書」を奪い帰ってこないお林を助けるだけですが、潜入する屋敷で起こっている出来事を探り、「秘密の封書」とはいったいどんなものでなぜ奪う必要があるのか、探索を進めていく上で物語の目的が少しずつ変わっていきます。
ストーリーを楽しむ要素が強いものの、これは「ゲーム性」としては計上できません。
小説でもマンガでもストーリーは描けるからです。
そう考えていくと、本作のゲーム性はRPGとして敵と戦うところにあるといえるでしょう。
「ふりーむ!」の説明文に「ぬるい戦闘有り」と明記されているように、戦闘の難易度はさほど高くありません。レベルアップ時にはHP(体力)もMP(霊力)も回復するので、レベルの上がりやすい序盤では技を使いまくっても大したデメリットはありません。
まったく戦闘をしないでボス戦をしても勝つのは難しいかもしれませんが、通常の戦闘が気楽に済ませられるのでレベル上げがさほど苦痛ではありません(1時間ほどでクリアできるゲームですので、レベル上げに躍起になる必要もさしてありません)。
たしかにストーリーは
ポップなところとシリアスなところ
両方あって楽しめたなー。
そうですね。
ちょっとした鬱展開がありますが、
物語に惹き込まれる感覚は
たしかにありましたね。
なぜ墨は男なんだ。
えっ。
なぜ墨は女じゃないんだ。
あー……、
たしかにタイトル画面の墨とかは
中性的で女性にも見えますからね。
女好きシロートには
ちょっとキツいのかもね。
なんでなんだあああああああぁぁぁぁぁ
所要時間
クリアまでの所要時間は、やはり説明文にて「約四十分~一時間」と明記されています。私ものんびりプレイをして、1時間ほどでクリアをしました。
マルチエンディングとして3つのエンディングがありますが、エンディングの分岐条件は複雑ではありません。比較的わかりやすい箇所が分岐となっているので、ベストエンディングに辿り着けなくても他の方法をいくつか試してみれば、自力でベストエンディングに到達することができるでしょう。
私は少し疑い深いタチなので、初回プレイでベストエンディングに到達しました。素直な人だと他のエンディングに向かいやすいかもしれません。いずれにせよ公式で攻略情報がありますし、クリアには2時間かかることはあまりないと思われます。
難易度
所要時間の項目と同様に、エンディングの分岐や戦闘が難しくないことから、全体的な難易度は低めだと判断できます。RPGが得意ではなくレベル上げが苦手な方でも、気楽に遊ぶことができるかもしれません。
そうした状況を考慮すると、本作「一朶の仇花」の難易度は20点(100点中)程度だといえるでしょう。
次のエントリ
次回のエントリでは、「一朶の仇花」のメリットとデメリットとして、「オススメ」と「イマイチ」を紹介していきます。
なんでなんだあああああああぁぁぁぁぁ