【無料ゲーム】みんなを愛そう！ カワイくカッコイイ絵柄なのにメチャクチャな展開になっていく”愛”のゲーム「LФⅤE（ラィヴ）」

1ツイゲームレビュー
2020.05.28
ある朝 起きたら愛さないと生きられない体になっていた!? 同性の友達を愛そう、家族も愛そう、人間以外も愛そう、××も愛そう！ コメディにもほどがある！ 荒唐無稽な展開にツッコミが追いつかない日本製のADVゲーム「LФⅤE」の紹介記事です。

ダウンロードサイトのURL：
LФⅤE（ラィヴ）：無料ゲーム配信中！ [ふりーむ！]
「LФⅤE（ラィヴ）」：ハイスピード全愛シミュレーション
www.freem.ne.jp

概要

「LФⅤE（ラィヴ）」は、日本製のADVゲームです。ワケのわからない突飛な展開で、愛さないと生きられなくなった主人公が周囲のいろんな人々（ときには人以外も）愛していく作品です。

ある朝 目覚めた主人公。なんだか奇妙な感覚が……。

このゲームのイイところは、グラフィックがよくキャラクタがカワイかったりカッコよかったりすること、意味のわからないめちゃくちゃなコメディ展開、ただ会話をしていくだけではない特殊なゲームシステムです。

ママなにそれ!? ワケわかんないよ！ IIV歳ってなんだよ！

イラストはイイがそれに頼らないハチャメチャさ

まずグラフィックについては、見ればわかるようにかなりしっかりしたイラストになっています。私は絵を描くのがとても下手なので、他のインディゲームで「巧くないながらも頑張った様子が伺える絵」については評価するようにしていますが、このゲームの絵は一線を画したキレイなものとなっています。

どういう体だよソレ！ って学園長じゃなくてガクエンチョなのね！

このゲームでは、その絵の巧さにかまけた内容ではなく、むしろその巧さを逆手にとった奇妙な展開もあります。そのため「単なるイイ絵のゲーム」ではなく、「イイ絵なのにすごく変なゲーム」となっています。フリーゲーム的な奇妙な展開も好きな方なら、かなり楽しめるでしょう。

最初の攻略対象が同性の親友。なでなでってなんだ!?

具体的にどう変かというと、ある朝起きたら愛に生きるしかなくなった主人公が最初のステージで愛を深める相手が、同性の男の親友です（主人公は中性的な見た目ですが、どうやら男のようです）。その親友の名前が「たけＣ」とふざけきっているところからもオカシさがわかることでしょう。

このゲームがBLだというワケではなく、いわゆる「友愛」もここでは愛としてカウントされる、ということのようです。実際この後のステージでは女性や、それ以外の生物に対しても愛を深めていくことになります。

コメディ色が強いのですが、芸人タレントの方々のようにボケとツッコミで笑わせにくるというタイプではなく、「なんだこの展開！ ワッケわかんねえ！」というありえない展開にもちこむことの突飛さがおもしろいタイプのコメディとなっています。

アイコンをクリックして話題を集めよう。攻略対象によって効果が変わるぞ。

ノベルに頼らない”口説き方”

そしてゲームシステムは、ステージマップ上にある様々なアイコンを調べたときに得られる「○○の話」をカードとして使っていきます。具体的には、「天気の話」「食べ物の話」「猫の話」などがあり、攻略対象キャラによってどの話で好感度がどれくらい上がるかが変化していきます。

そのためまず、攻略対象キャラはどういう話で好感度が高く上がるのかを調べ、それが判明したら積極的にその話を得られるアイコンをクリックしまくって、後はその話で好感度を上げて会話イベントを進めていく、というシステムになっています。

集めた話題をカードとして使おう。制限時間があるので、効果的なカードを集中的に切りたいところ。

主人公の「愛する」という目的は、噛み砕いてしまえば結局は「口説く」ことに過ぎません。おそらく簡単に表現するだけなら、恋愛ビジュアルノベルのように文章でストーリーを読み進めさせて、選択肢で好感度を変動させればできたはずです。それをわざわざ別のシステムをつくって、「口説き方」を別の角度から表現しているのです。

しかも後半では、こうした好感度の高い話題のカードを集めてそれを使いまくるという戦法がきかない相手が出てきます。こうした「例外」を用意できるのも、独自のシステムをつくったからだといえます（ビジュアルノベルで選択肢だけで攻略できない例外キャラを作るのは、意外と難しいところです）。

選択肢も意外と大事。どれを選ぶのがよさそうだろう？

ちなみにメインであるこの会話システムは評価できる点なのですが、その後に出てくる「NADENADETIME（なでなでタイム）」や3つの言葉を選択する告白のシーンは、あまり意味があるようには感じられません。なでなでタイムはなにをしていいか説明もされませんし、告白のセリフはどれを選んでも大差ない ただの「ネタワード」作りに見えるからです。

こっちの選択肢はもうワケがわからない。どうしろってこと!?

全体的にシリアスさはほとんどなくふざけまくっている作品なので、ネタ臭が強いものやドコへ飛んでいくのかわからない奇妙さを楽しめる人に強くオススメできます。

ツッコミが追いつかない。というか攻略にあまり関係ない様子。

オススメ度

「LФⅤE（ラィヴ）」のオススメ度は、SSランクです。SSランクは、毎月の「#1ツイゲームレビュー」まとめ記事にて、月間の「超オススメ」としてピックアップできるくらいのオススメ度です。

このゲームがSSランクなのは、グラフィックのレベルの高さとそれをまるで台無しにしていくかのようなワケのわからない展開がむしろおもしろいからです。

イラストは多くの人がカッコイイ・カワイイと思えるようなものと思われますが、ひょっとすると突飛なコメディ展開は人によっては受けつけにくいものかもしれません。またゲーム性はメインの会話システム以外はやや蛇足の印象が強いものともなっています。

しかしその点を加味したとしても、このふざけたコメディを楽しめる人は多いと判断し、SSランクに判定しました。

ゲームの情報

タイトルLФⅤE（ラィヴ）
開発△○□×
オススメ度S＜オススメ＞：★★★（週間でのオススメ）
リリース日2020/05/06
価格フリー
次元2D（2次元）
ジャンルSLG/ADV
特徴愛/コメディ/宇宙人/ネタゲー/シングル/RPGツクール（MV）
視点―
グラフィックアニメ調2D
操作方法マウス＆キーボード
言語日本語
インストール不要
ファイル容量160MB＜アーカイブ＞ / 230MB＜解凍後＞

 

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補足

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