このゲームに一言キャッチフレーズをつけるとしたら?
概要
「DEMENTIA」は、海外製のホラーADVゲームです。奇妙な現象が発生する家から脱出する作品です。
暗がりが多め
全体的に闇が多く、暗がりのなかを進んでいくことになります。アイテムとして懐中電灯を入手できますが、バッテリーの補充がほとんどできないらしい上、減りも早いので常時 闇を照らすのには使えません。
部屋によっては点灯されていない備えつけの電灯があるので、懐中電灯ではなくそちらを使うとバッテリーを節約できるかもしれません。
ホラー演出として光の効果もとりいれられているようですが、光源がどこからかわからなかったり、オブジェクトの隙間から光が漏れる様子がいかにもインディっぽかったりと、洗練されているとはいいがたいところがあります。
やや不親切なシーンも
特にこの懐中電灯のバッテリーもちの悪さがゲーム序盤の厄介な点になることがあります。真っ暗な場所を通過していくのですが、懐中電灯で照らさないと「今歩いているのか」「今壁にぶつかっているのか」すらほとんどわからない状況になってしまいます。
私が最初にプレイしたときは懐中電灯を手に入れてすぐに使い始め、この真っ暗な場所に入ったときにはほとんどバッテリーの残量がなかったため、結局リスタートすることになりました。
また何度かリスタートするなかで、懐中電灯にバッテリーを補充する際、手順がおかしかったのか適切に補充されず、結局まったく補充されずにバッテリー1個が無駄に消えたこともありました。
またゲーム内のヒントとして「ビデオ」があるのですが、これは字幕が表示されない上にボソボソと英語で話しているので、英語に慣れていない人にとってはかなり聞きとりづらいでしょう。
なおゲーム開始時、ローディングも少し長くかかるようです。ローディング時に「GAME TAKES A WHILE TO LOAD, PLEASE BE PATIENT.(ロードに少し時間がかかります。少しお待ちください)」と表示されるので、しばし待機すると始まります。
趣向は凝らされている
しかしゲームとしては趣向がこらされています。たとえばビデオが攻略のヒントになっている点です。ここは、ありきたりなテキストメッセージを確認して進めていくのではない差別化を図ったところかもしれません。
また一部でループしているように感じられる場面があり、一度訪れた部屋でもフラグで挙動が変わったり家具の配置が変わっていたりします。気味の悪い「遊ばれている感」を味わえる部分です。
このようにアイディアや手法として、趣向を凝らしていて他のゲームとは異なるものを作ろうとしている印象は感じられます。
オススメ度
「DEMENTIA」のオススメ度は、Bランクです。Bランクは★が1つで、作りにやや粗いところが見受けられたりインディっぽさが強かったりするゲームが当てはまります。このゲームがBランクなのは、全体的に「遊びづらさ」が目立ってしまっているからです。特に英語に壁を感じる日本人にとっては、「ボソボソ話すビデオの音声だけがヒント」というのは大きな問題です。
懐中電灯の無制限使用や、目標の明示などを盛り込んでいれば、Aには達していたでしょう。
ゲームの情報
タイトル | DEMENTIA |
開発 | The Procrastinator |
オススメ度 | B<OK>:★ |
リリース日 | 2020/04/29 |
価格 | 無料(寄付可能) |
次元 | 3D(3次元) |
ジャンル | ホラーADV |
特徴 | 探索/脱出/闇/雰囲気/疑似ループ/シングル |
視点 | FPS視点 |
グラフィック | シンプル系3D/デフォルメ3D |
操作方法 | マウス&キーボード |
言語 | 英語 |
インストール | 不要 |
ファイル容量 | 1.01GB<アーカイブ> / 5.45GB<解凍後> |
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【#1ツイゲームレビュー】「DEMENTIA」
無料でプレイ⬇https://t.co/9hKfNxXqZs
この家は一体……?
目が覚めると大きな家にいた。安全か? 危険か?
わかるのは怪しい雰囲気だけ。闇が多めの
海外製のホラーADVゲーム。#無料ゲーム pic.twitter.com/zRQLCFhihn— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) July 13, 2020
補足
けっこうオーソドックスなホラゲー。
しかしけっこうクセは強めです。けっこう闇が多いので
懐中電灯は節約しておくと⭕。個人的に
モンスターが出てきたとき
超がつくほどビビりました😅 pic.twitter.com/hAe0O8VOJL— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) July 13, 2020
演出や作風は
クセが感じられるものの
雰囲気はあります。フリゲやインディゲームに
慣れた方のほうが
楽しみやすいかもしれません。— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) July 13, 2020
個人的にちょっと気になったのは
ビデオを見てヒントを得るところ。字幕なし&ボソボソしゃべりなので
英語に慣れていないと
けっこう厳しいかも。そういう感じでも
インディっぽい作品です。— GURASUTO @最新作など1ツイでレビュー (@CGurasuto) July 13, 2020