こんにちは、Caffeineです。
今回ご紹介するのは「666laboratory」です!
少しばかりネタバレを含みますので、ネタバレが嫌いな方はご注意ください。
どんな人にオススメ?
SCP財団の職員になっていみたい人(ただし死もいとわない)
かわいい女の子のカウンセラーになりたい人(ただし死もいとわない)
進 – Advanced
それでは「666laboratory」について、以前より少し踏み込んだ情報を考えていきましょう。
「ここがオススメ!」
まずはオススメなところ、「666laboratory」をプレイするメリットについて確認していきましょう。
イオ、かわいい
まずなにより最初に「666laboratory」についていえることは、「イオがかわいい」ということです。主人公は彼女のカウンセリングをする仕事を与えられているため、彼女と会話して彼女のことを知ることが本作の目的といっても過言ではありません。
演出上ホラーと分類される本作ですが、やはりかわいい女の子と話せるほうがいい気分になるというものです。もし彼女の風貌に惹かれるところがあれば、ダウンロードしてプレイしてみていいのではないでしょうか。
デバイス演出で没入度UP
「666laboratory」にて主人公はデバイスを渡され、そのデバイスを通して通話などのコミュニケーションをとったりイオのことなどを調べたりしていきます。これは最後まで一貫しており、常にデバイスの画面を通してゲームをプレイしていくことになります。
このシステムのいいところは、主人公=プレイヤーという没入感を深く保つことができるという点です。最初に主人公の名前を入力しますが、主人公は見た目が設定されておらず、ゲーム内で立ち絵やグラフィックが用意されているわけでもありません。そのためゲーム内にいる誰かに感情移入するのではなく、プレイヤーがそのまま主人公としてデバイスを扱っている感触を体験できるのです。
そのためイオや同僚が自分に語りかけてきている印象が強くなりますし、ホラー演出があれば自分に災難がふりかかっている感覚も強くなります。こうした一貫して視点が固定されている作品は、没入感が高くなっているのでオススメです。
SCP財団気分を味わえる
「666laboratory」はSCPならびにSCP財団をモチーフとした作品づくりがされており、特殊な能力をもつ少女イオをカウンセリングする役割として主人公が赴任するため、プレイヤーはその財団の研究員になったかのような感覚を味わえます。
本作の作者は「某財団風」と示していますので、厳密にはSCP風ともされていません。しかしSCPを少しばかりでも知っていれば、その雰囲気を感じることができるでしょう。
サクッと全クリできる
「666laboratory」は初めてのプレイでも30分ほどでクリアできます。ストーリーの展開がスムーズですので、基本的に詰まるようなところは多くありません。またエンディングは2つで、分岐の条件が公式でのゲームの説明文に明記されているので、迷うところもさほどありません。
そのためちょっと時間が空いたときや、忙しいけど少し息抜きをしたいときなど、サクッとプレイして最後まで完全クリアするのにも手間がかかりません。短い1つの作品を最後まで楽しみたいときにはうってつけでしょう。
全体的に小さくまとまってるけど
雰囲気を味わうことができれば
最後まで楽しめるゲームだよね。
特にやはりSCP好きな方で
手軽に職員気分を味わいたいなら
オススメできる作品ですね。
謎解きはちゃんと考える必要がある
しかしだからといって本作「666laboratory」が「ぬるい」わけではありません。謎解きはしっかりと考えて答えを探す必要があります。攻略情報やネットでの検索をしなくても、ヒントはすべてゲーム内にあります。しっかりと探して考えれば、謎解きもすべてゲーム内で完結するしっかりとした内容となっています。
「ここはイマイチ……」
それでは逆にどんなところがイマイチで、デメリットになっているといえるのでしょうか。
展開もホラー演出もマイルド
本作はストーリーの展開もホラー演出もかなりマイルドになっています。これはあまりそのジャンル・分野に通じていない人にとっては手にとりやすいものになるのですが、ある程度知っている人にとってはむしろ詰まらない・期待外れになってしまう可能性があります。
それはSCP関連のものとしてもそうですし、ゲームとしてもそうです。しっかりとした歯ごたえと重みを期待していると、拍子抜けしてしまうかもしれません。
そのため本作をプレイするなら、過剰な期待をするのではなく、コンパクトにまとまった小品をプレイしてみる、という感覚で楽しんだほうが気楽かもしれません。
あくまで雰囲気重視で重みはあまりない
展開や演出がマイルドであり、SCP風の作品としても「SCPオブジェクトの奥深さを味わう」というより、「SCP財団の職員になった気分を味わう」といったテイストになっています。カップ麺でいうと、「あの名店の味!」みたいな謳い方をされている商品だと考えるといいかもしれません。
つまり本当にその名店の味を楽しみたいのなら、実際に店に行くのが確かなのです。あくまで「名店の味を再現したカップ麺」ですので、その名店の味を100%の再現率で提供しているのではなく、手軽なカップ麺で表現できる程度の再現率で提供しているのです。
本作もそれと似ていて、もしSCPの重厚さを楽しみたいのであれば、本家のサイトへ行ってそれぞれの記事を読むのが確かなのです。本作はそのSCP風を演出して、100%ではないにしても作者ができる範囲で近づけられるように表現されているのです。
しかしSCPの記事を読んでも、SCP財団の職員になった気分はあまり味わえないので、雰囲気としてでも職員気分を味わえるというのは、本作をプレイするときの醍醐味のひとつだと解釈できるのかもしれません。
謎解きで詰まるかも
また本作のゲームとしての難易度は、ストーリーを進めていく過程で少しずつ上がっていくといったタイプではなく、局所的に謎解きが難しいというものとなっています。謎解きは人によって得意不得意が分かれるので、苦手な人にとってはなかなかクリアできないというところになってしまうかもしれません。
一応ゲーム内ですべて完結し、しっかりと調べて考えれば謎は解けるようになっています。しかし着眼点の違いなどもあり気づきにくい人にとっては、どうしてもなかなか気づけないところになる可能性があります。
攻略情報を参照すればクリアはできることになりますが、やはりゲーム内で完結させる場合は救済措置があると、苦手な人にもプレイしやすくなっていたかもしれません。
イオは「8才」
ゲームに限らずアニメやマンガでも若い女の子が扱われる作品は多く、その女の子の存在自体がセールスポイントになっているものが非常にたくさんあります。その根本的な理由は、「かわいい女の子を見たい」という欲求より、おそらく「かわいい女の子と関係を深める様子を見たい」という欲求のほうが大きいからでしょう。単にかわいい女の子が登場するより、恋愛関係などに発展する様を見るほうが楽しいのです。
しかし本作では、その「かわいい女の子」に位置するイオがゲームの冒頭で8才だと提示されています。ある程度の特殊な嗜好をもっていない限り、8才のイオに対してそうした関係を深める観点で見ていくのはかなり難しいものです。
そのためほぼ自動的に「小学生くらいの女の子を傷つけないようにカウンセリングする」という観点に絞られてしまいます。もしゲームのサムネイルなどを見て、「かわいい女の子だ。この子と仲良くなれるゲームなのかな」と期待してしまっていた場合は、残念でしたねという他ありません。
イオちゃんかわいいのに……
かわいいのに8才……
ああ、シロート、
終了されてなかったんだ。
8才……
ああ、8才……
意外と終了された後
なんだかんだで
復活したのかもしれませんよ。
それじゃもう
シロートがSCPじゃん。
8才じゃ無理……
次のエントリ
次回のエントリでは、もう少しネタバレの量を増やして、さらに「666laboratory」について理解を深めていきましょう。簡単な攻略情報も掲載していきます。
イオはまだ8才だから……