こんにちは、Caffeineです。
今回も前回に引き続き、「Into Blue Valley」についてまとめていきます!
食べ物に譬えると?
牛乳たっぷりのクリームシチューとバゲット
どんな人向け?
今回はオススメをしません!
(理由は後述しています)
進 – Advanced
次にこの「Into Blue Valley」について、少し踏み込んだ情報を考えていきましょう。
プレイ感
今回の「Into Blue Valley」のプレイ感は、個人的な観点になりますが、「酔い」との戦いでした。
これは以前のエントリも少し述べましたが、おそらく明るさと暗さの落差が大きいことが原因ではないかと思われます。これを「酔う」というのが正しいのかはわかりませんが、体験した感覚はかなり酔った状態と似ていました。
酔い
私は少なくともエントリとして記事を書くためにゲームをプレイするときは、クリアするまでプレイします。当然その方が的確な情報を得ることができるからです。今回この「Into Blue Valley」をプレイしているなかで、強烈ではないながら漸次的に溜まっていくような目の奥のつらさ(≠痛み)と胸に溜まっていくような感覚をおぼえました。
後述しますが、この「Into Blue Valley」ではクリアしにくい「詰まる」要素があったため、短いゲームと知りながらも1時間半ほどプレイしていました。そのなかで酔いのために頭が痛くなるような感覚が強くなっていったため、2度ほど中断して休憩をしました。しばらくすると普通の酔いと同様に不快感は消えました。
暗さについては特に問題はないようでしたが、屋外の空がいわゆる「青い空」というよりほぼ光源のみといった感じで、直視できないような状態です。また雪景色のためか地面を向いていても反射で光を感じてしまいます。この「Into Blue Valley」をプレイする以上はこの光量を避けることは難しいでしょう。
また村では家の内部に入ることができ、この屋内は極めて光量が少なくかなり暗くなっています。プレイによっては屋内と屋外を何度も行き来することになるため、その光量の差で具合が悪くなる方もいらっしゃるかもしれません。
酔いやすい方はご注意を
まず明記しておきたいのは、
①私(Caffeine)は「Into Blue Valley」をプレイして酔ったように具合が悪くなった。
②同様に具合が悪くなる人が現れるかもしれない。
ということです。すべての人が同様になるとは考えませんが、少数であっても同じ症状に陥る人が現れる可能性は否定できません。そして次に、
③今回はゲームの紹介に留め、「購入の推奨」はしない。
ということです。普段このサイトで紹介しているゲームでは具合が悪くなるということがない(紹介せずに趣味でゲームを楽しむ際もほとんどありません)ので、そうしたゲームのときは「ゲームの紹介」と「購入の推奨および促進」を図った文章を意識しています。
しかし今回はあくまで私個人の主観になってしまいますが、具合が悪くなるという実害があったため、「そうした体験をした」という紹介に留めて、ゲーム自体の購入の推奨および促進はしないエントリとしています。
あくまで私個人の体験にもとづいて「今回のエントリにおける姿勢」を示しているだけですので、このエントリを見て購入する方がいたとしても引き止めません。つまり「販売の抑制」をしたいわけでもありません。ただ「注意の掲示」に留めておきたい所存です。あくまで私個人の体験を含めた情報を掲載しておきますので、判断は皆さんで行ってください。
わたしは酔わなかったな。
でも「ちょーまぶしい」くらいには
思ったけど。
俺も酔わなかったな。
酒も強いからな!
わたしより弱い癖に。
推測にすぎませんが
個人差が大きいのかも
しれませんね。
俺は酒弱くないよ?
はいはい。
弱くないって!
強いって主張したがる人ほど
弱いもんなの。
弱くないもん。
じゃ勝負する?
ゲームの話に戻ろうか、
Caffeine。
態度のひるがえし方が
すごいですね……。
もはや立派とすら
いえるレベルです……。
バグの報告もあり
また私は体験しませんでしたが、Steam上のレビューを見る限りバグも報告されているようです。クラッシュしたり物質を通り抜けたりするようです。
あくまでレビューからの情報ですので環境によって発生しない可能性もあります私は実際にクラッシュするようなバグに出くわさなかったので、明確な原因はわかりません。
「詰みやすい箇所」あり
次にこれは体調の違和感や不具合などではないのですが、ゲームを進行する上で「進みにくい」「詰まりやすい」ところが一カ所あります。前回のエントリでも述べたところです。これもすべての人が必ず陥ると想定されるものではないのですが、英語の理解力やマップの観察眼がものをいい、際立ったメッセージなどでゲームの進行を促してくれないため、詰みやすくなってしまっています。
これは海外のフリーゲームやインディゲームに顕著で、いわば「不親切さ」が足止めとなってしまうことがあります。もっと明確にいうと据え置き型ハードの洋ゲーでも体験することがあります(私は「God of War」のクリアをそれで諦めたことがあります)。とはいえやはり開発能力の途上にあるフリーゲームやインディゲームのほうが顕著です。
海外製のフリーゲームなどを記事化するためにプレイすることもありますが、クリアするまで至らずお蔵入りにすることもあります。個人的な印象に過ぎませんが、海外製インディゲームは意欲的に3D開発などに注力するものの、全体的な完成度はさほど高くないものが目立ちます。それに対して日本製のインディゲームは3D開発に意欲的なものはあまり多くなく、RPGツクールなどの(飽きられるほどに)馴染んだシステムを使いたがる傾向にありますが、完成度の高いものが散見されるのも事実です。
そうした見方をすると、今回の「Into Blue Valley」で報告されているバグや詰みやすい箇所というのは、海外製インディゲームにありがちなものといえます。誤解をおそれずに噛み砕くと、「完成度が低い」ということです。蜘蛛の巣グラフとも呼ばれるレーダーチャート(よく五角形のものが使用されるグラフ)でいうと、海外製のインディゲームはどこかのパラメータが突出して高い代わりに、正五角形などのバランスがとれた形にはあまりならないという印象です。
なおこの「詰みやすい箇所」については、最後に情報を掲載しています。なるべくネタバレを避けるために最後に配置してあります。
俺はこっちのほうが
きつかったなー。
わけわからんかった。
わたしは
なんとなく怪しいところあったから
集中的に調べてたら
なんとなく進めたなー。
ここも個人差が大きい
のかもしれませんね。
大きいのは個人差だけ
じゃなくて、俺の――
へぐっ?!
(吹っ飛ぶ)
いわせねえよ?!
まったく……。
グラフィックは素晴らしい
今回はいろいろと問題となる箇所について述べていますが、しかし同様にいっておきたいのは、グラフィック自体はインディとは思えないほど素晴らしいものだったということです。光量を調整してしかるべき企業でこのグラフィックの性能を活かすことができれば、映像に関してはあまり文句が出ないのではないでしょうか。
しかしそれだけに具合が悪くなってグラフィックに集中できないのはもったいないと感じました。
他のものに譬えるとナニ?
そうした指標になりうるのが、「このゲームを料理や食べ物など他のものに譬えたらナニになる?」という情報です。
今回の「Into Blue Valley」を食べ物に譬えると、「牛乳たっぷりのクリームシチューとバゲット」に近いのではないでしょうか。
- 牛乳たっぷりのクリームシチューとバゲット
- 見た目がすごくきれいで美味しそう
- 風景の映像はきれい
- 実際の味を気に入るかはちょっと人による
- ウォーキングシミュレーターとして楽しいかは人による
- 牛乳でお腹ゴロゴロ?
- 眩しいので酔う可能性が。
- 器ちょっと割れてる?
- 物質を通り抜けるバグも報告されている。
- 妙なプレートを渡される。
- このプレートがなんなのかよくわからない。
- 詰まるところがあってクリア(完食)しにくい。
- このプレートがなんなのかよくわからない。
- 見た目がすごくきれいで美味しそう
この料理は雪国に似合うような「牛乳たっぷりのクリームシチュー」として販売されています。たしかにちょっと見てみると、インスタ映えするような華やかさではないものの、とてもキレイで美味しそうに見えます。
問題はその味を気に入るかどうかです。薄味というか水っぽいというか、「素材の味がいきている」といえば聞こえはいいですが、料理としての完成度があまり高くないともいえます。
特に牛乳がちゃんと加熱されているのかいないのか、食べた人によってはお腹がゴロゴロして「食中毒……?」と気になってしまいかねません。また器が割れていることがあると他のお客さんがいっていることもあります。
そしてこの料理を注文したときに妙なプレートを渡されるのですが、特にこのプレートがどういったものなのか説明されません。そのためシチューを食べ切った後でもこのプレートの謎がわからないことがあります。
実は気づく人はすぐ気づくのですが、このプレートは「バゲットを貰うための交換券」のようなもので、シチューの残りにバゲットをつけて食べられるようになっているのです。
この料理は「クリームシチューとバゲット」ですので、バゲットが提供されないのはおかしく、そのプレートが交換用だと気づく人は気づくのです。しかし気づかない人は気づかないまま、バゲットが届かないことに怒ってしまうこともあるかもしれません。
このように料理として見てみると、運というか環境のようなものが関係してきて、たとえ薄味のクリームシチューだとしても「器がまったく割れておらず、牛乳でお腹ゴロゴロすることもなく、プレートとバゲットを交換してそれなりに満足して完食する人」がいるなかで、場合によっては「割れた器で提供され、牛乳でお腹がゴロゴロして、プレートの意味がわからずバゲットも食べ損ねて怒って帰る」という人がいるかもしれないということです。
ハッキリとした弁明がなされていない以上、このお店を勧めることはその「割れた器」「お腹ゴロゴロ」「バゲット食べ損ね」という三重苦を味わうことになる可能性があります。そのため今回は「推奨」ではなく、「どういったお店かの報告」程度に留めている、というわけです。
ちょっと攻略(ネタバレ)
この「Into Blue Valley」の詰まりやすいところ、それはオブジェクトを8つ集めた後の行動です。集めても「次はこうしろ」と特にメッセージが出るわけではなく、またプレイを(している様子を動画として)見ている男性2人もそれについてなにか教えてくれるわけではないので、なにをすべきなのかわからなくなってしまう可能性があります。
答えは「Templeのなかへ入って8つのオブジェクトを祭壇に捧げる」です。これは根本的には、暗いTempleの屋内で幾何学的に整えて置かれた8つの柱を「アイテムを捧げる祭壇」と見なせるかどうかが関わってきます。私はまったく気づかず、酔いと戦いながら1時間ほど探し回りました。
実はこれを見つけやすくするちょっとした情報があります。Templeの屋内で右側にReadで読むことのできるメモがあり、
Those who tribute a piece of themselves will be shown the way.
(彼ら自身の欠片を捧げる者には道が示されるであろう)
と記されています。これが「必要な英語の理解力」があると手助けになるということです。
実質的には英語の理解力は単に手助けに過ぎず、柱を祭壇と見なせるかが根本的な「クリアできるかどうか」の基準です。英語が理解できて「tribute(捧げる)」がわかっても、なにに捧げるのかがわからなければ意味がないからです。
さいごに
今回のエントリでは「Into Blue Valley」をプレイしてみて、少し問題点があったので情報をまとめて公開しておくことで、他のプレイヤーの方々が参照しやすいように保存しておこうと考えました。あくまで私の体感やSteam上のレビューからの情報を総合的にまとめた形ですので、それをもって非難しようという意図はありません。
酔ったという事例もほとんど私一人だけのようなので、同様の症状が発生する可能性はごく低いものかもしれません。とはいっても、実際に体験した私が自分の運営するサイトでくらいこうした情報を掲載してもいいのではないかと思い、このように公開させていただきました。参考になれば幸いです。