こんにちは、Caffeineです。
前回に引き続き「Nation Red」の情報を掲載していきます!
今回は本作の「メリットとデメリット」「オススメとイマイチ」についてまとめていきます。
どんな人向け?
ゾンビを倒してストレス解消できる人
短い時間でプレイできる暇つぶしゲームを探している人
進 – Advanced
次にこの「Nation Red」について、少し踏み込んだ情報を考えていきましょう。
「ここがオススメ!」
まずどんなところがオススメで、メリット(Pros)があるといえるのか見ていきましょう。
ゾンビを思う存分倒せる!
この「Nation Red」のオススメなところは、思う存分ゾンビを倒せるところです。ゾンビ以外に敵は出てきませんし、主人公のすべての行動はゾンビを倒してステージをクリアするためだけに存在します。
大胆にいってしまうと、ステージをクリアすることすら些細なことで、ゾンビを撃つことを楽しんでストレス解消になるなら、銃を乱射し続けているだけで楽しめるかもしれません。
特に短めの小さなパッケージでプレイすることになるため、あまり時間が多く確保できないときや、20分などの微妙な空き時間にプレイすることができる稀有なゲームです。
PvPで負けが続いたり、仕事で妙な怒られ方をしたり、人間関係に疲れたりしたときに、気を紛らわすためにプレイするのもいいでしょう。
「Nation Red」をプレイしている様子。
アイテム「ダイナマイト」を拾うと、カウントダウンの後に自分を中心としてある程度の範囲を爆破できる。自身はダメージを受けない。 pic.twitter.com/mLiHsCyWPi— caffeine_gurasuto (@CGurasuto) July 2, 2019
ゾンビを倒すゲームはFPSやTPSのシステムを採択したものが多くなってきています。そうしたゲームは臨場感があるのでとても没入しやすいものなのですが、クリアまで何十時間もかかるものがあり、やはり1回のプレイ時間が長くなりがちです。短くプレイしていくとしても、1時間くらいのプレイで区切っていくくらいが望ましく、30分程度で区切っていては操作感やプレイ感を思い出すだけですぐに過ぎてしまいます。
そうしたゲームとは異なり、この「Nation Red」では以前の感覚を取り戻すのに1分もかからないかもしれません。もしかするとそうした感覚を取り戻す必要すらないのかもしれません。
ストーリーや世界観は関係ありません。ただゾンビを倒すだけです。人型のゾンビを倒すことの是非や、残虐なゲームへの是非は、他のゲームのときに論じればいいのです。このゲームでは、ただゾンビを撃っていればいいのです。クリアはおまけです。様々な銃を拾っては使い、じりじりと追い込まれるスリルを感じながら、ただひたすら打ち続ければいいのです。
うおおおおおおおおお
おおおおおおおおおお
な、なに?!
なになに?!
今日のシロートは
「叫びながらプレイする」
というテンションらしいです。
黙ってプレイしてたじゃん!
そのときのテンションによって
プレイスタイルが変わるらしいですよ。
静かなほうが
ありがたかったかな……。
うおおおおおおおおお
おおおおおおおおおお
日本語サポート済み
また海外インディゲームとしては珍しく、日本語がサポートされています。Steamのストアページの説明文からわかるように、特に違和感のない訳となっています。
海外インディゲームが好きだけど英語は得意じゃない、というプレイヤーの方々にはありがたいところでしょう。
「ここはイマイチ……」
次にどんなところがイマイチで、デメリット(Cons)があるといえるのか見ていきましょう。
ゾンビを倒す以外なにもない
この「Nation Red」はただひたすらゾンビを撃ち続けるゲームです。ハッピートリガーとしてまだ開花していなかったり、ただひたすらに登場しては撃ち倒されて地面に血痕を残していくだけのプログラミングされた存在であるゾンビに罪悪感をおぼえたりするのであれば、深く没入することは少し難しいかもしれません。
本作「Nation Red」は実のところ初心者に向いているゲームとはいいにくいところがあるかもしれません。なぜならゾンビというのはゲームの世界では、もはや単なる敵の象徴であり撃って構わない存在の代名詞だからです。ゲームに慣れていない人であればその認識まで到達しておらず、忌避感や違和感、親しみにくさに繋がるかもしれません。
たとえば任天堂のゲームなどの「非殺傷」を特徴としたゲームが好きな人であれば、こうした「敵を敵として素直に信じ込んで戦う」という行為には納得しづらいものがあるかもしれません。
また「ゾンビ=倒していい存在」という認識をつくれなかった人、そういう認識をつくること自体に疑問を感じてしまう人なども、純粋にゾンビを倒していくことに慣れることは難しいのかもしれません。
ゲームを含めたサブカルは、とても卑俗で子供じみたものだという認識をもっている人もいることでしょう。しかしサブカルはゲームもマンガもアニメも映画も、「共通言語」「共通認識」がとても大事なコンテンツです。
たとえばマンガなどで汗のマークを頭に浮かべている人がいれば、その人は「呆れている」「困っている」という意味合いがあります。しかしマンガをまったく読んだことがない人はそうした認識をもつことができず、ストーリーを追うことが難しくなるでしょう。場合によってはただ「水滴マーク」とだけ認識して、汗マークとすら認識できないかもしれません。
それと同様に、この「Nation Red」ではゾンビが「善悪も関係なくただ倒すだけの存在」として扱われます。これに対して疑問をもつことは間違いではありません。間違いではありませんが、「Nation Red」というゲームを楽しむ上では興を削ぐ結果になりかねません。
「オススメ」として述べたように、この「Nation Red」はゾンビを倒し続けるゲームです。クリアできずに負けても楽しむことができれば、その人はこのゲームをとことん楽しむことができる勝者です。
逆の視点からとらえると、たとえ勝ってクリアできたとしても楽しむことがあまりできなければ、その人はこの「Nation Red」に強く向いている人とはいえないでしょう。
なんというかトレーラーの動画を見て
楽しめそうだと思ったら楽しめる、
そんなタイプのゲームなんじゃないかな。
見たままのゲームですからね。
本当にシンプルです。
うおおおおおおおおお
おおおおおおおおおお
……
あんなテンションになれるか
どうかはわからないけど
楽しめる人は多そうだよね。
そうですね、気になる方は
安いゲームですので
買ってみても大きく
損はしないんじゃないでしょうか。
うおおおおおおおおお
おおおおおおおおおお
見下ろし型のゾンビゲーを楽しみたい?
本作「Nation Red」のゲームシステムで大事なのは2点です。それは「ゾンビを倒しまくる」と「見下ろし型」です。特に見下ろし型は視点というシステムの属性であり、いくらか好みが分かれる点ではあります。しかしそれ以上に重要なのが「ゾンビを倒しまくる」というゲーム性です。
このゲームを買うかどうか迷うのであれば、まず「ゾンビを倒しまくるゲームを楽しみたいか(楽しめるか)?」という問いについて考えてみるといいのではないでしょうか。そして次に「見下ろし型ゲームでも構わないか?」と考えてみると、それだけで答えは見つかるかもしれません。
プレイしても劇的な変化は特にない
本作「Nation Red」は実にシンプルなゲームです。ゾンビを倒し続けるだけのゲームです。クリアするとアップグレード要素はリセットされ、またゾンビを倒して経験値を溜めることになります。
パズルゲームでは世界最高スコアを叩き出すことができなくても、1回1回のプレイを楽しむことができればプレイする価値があります。それと同じように、1回1回のゾンビを倒すプレイを楽しむことができれば、この「Nation Red」をプレイする価値は充分あるといえます。そのため極限的には得手不得手すら関係ないといえます。
しかしこの「Nation Red」をプレイすることで、なにか新しい発見があったり感動が生まれたりすることはおそらく特にないでしょう。おそらくちょっとしたストレス解消の効果があるかどうかくらいでしょう。
もし暇つぶし用のゲームを探しているのであれば、ソシャゲをプレイするよりこの「Nation Red」をプレイすることで効果的にストレス解消を行えるかもしれません。ソシャゲではサービス終了への危惧や「プレイしないといけない」という強迫観念にも似た作用がありますが、この「Nation Red」は好きなときにプレイできますし、データ容量も大きくないのでインストール・アンインストールを繰り返すのも負担になりにくいゲームです。もちろんSteamのサービスが終了してプレイできなくなる可能性はゼロではありませんが、そうした心配は200円以下の本作よりも他の高価なゲームへ向けたほうがずっと意味があることでしょう。
実況にはやや不向き
この「Nation Red」はシングルプレイだけでなくCOOPのマルチプレイを行うことができますが、基本的にあまり実況や配信向きではないといえるかもしれません。その理由は「絵が映えない」ということです。
見下ろし型はあまり見栄えがせず、やや映像が地味になりがちです。プレイしている本人は四方八方から襲い来るゾンビに注目して操作をしているので緊迫感があるのですが、その動画や配信を見る側としてはあまり注目する場面もないといえます。
また本作はステージのクリア自体がさほど重要ではないので、見ている側は楽しみを見出しにくいかもしれません。本作はあくまで「プレイヤーが楽しめるか」というところが最重要といえますので、視聴数や反応を重視しないのであれば実況・生配信でプレイしても構わないかもしれません。
次のエントリ
次回のエントリでは、本作「Nation Red」を食べ物や料理などに譬える「他のものに譬えるとナニ?」などのややトリッキーな情報を掲載していきます。
うおおおおおおおおお
おおおおおおおおおお