【パズル】「I, Zombie」のオススメとイマイチはどんなところ?【カジュアル】

ゲーム紹介

こんにちは、Caffeineです。
前回に引き続き、「I, Zombie」についてまとめていきましょう!
今回はオススメ(メリット)とイマイチ(デメリット)を解説していきます。

どんな人に向いてる?
ホラーは苦手だけどゾンビゲーをしたい人
サクッとクリアできるパズルゲーを楽しみたい人

前回のエントリ(基本情報):
【Steam】ゾンビの指揮官として人間を感染させろ! 「I, Zombie」【パズル】
この記事は2020/08/08に編集したものです。 基本情報 基本情報として、ゲーム本編とは別の開発元やプラットフォーム、価格についての情報をまとめていきましょう。 説明文 Steamのストアページでは以下の説明文が掲載され...

進 – Advanced

ではこの「I, Zombie」について少し踏み込んだ情報を考えていきましょう。

「ここがオススメ!」

まずはどんなところがオススメなのか確認していきましょう。

ほのぼのゾンビ

「I, Zombie」はゾンビゲームですが、まったく怖くありません。むしろほのぼのとしていて牧歌的な雰囲気すら漂っています。人間を襲って感染させたり逆に人間に打たれてゾンビが死んだりするシーンがありますが、表現がとてもマイルドなので気持ち悪いとか怖いという印象がまったくありません。

そのため「グロい」ものや怖いものが苦手な人でも、ゾンビゲーを楽しむことができます。
いわば「ゲゲゲの鬼太郎」や「悪魔くん」など子供向けのアニメのような作品と似ているかもしれません。


左下の雪だるまに隠れる主人公。ちゃんと敵には見つからないようになる。

味方を指揮!

「I, Zombie」が他のパズルゲームと異なるのは、味方を指揮するという戦術面です。事細かに指示するのではなく、おおまかに指揮するだけなので手軽で覚えることが多くありません。カジュアルなゲームですので、リアルさや緻密さを追究するより多くの人がプレイできるようなシステムにしているのは、いくらか正しいといえるでしょう。


左下の主人公が左上の仲間にFOLLOWの指揮を出した瞬間。民間人から襲うと仲間を増やせてオトク。

この指揮システムではカジュアルながら戦術面がしっかりいきており、下手に希望的観測で動くと簡単に倒されてしまいます。システムを活用せずにゴリ押ししてもクリアできない難易度に調整されているのです。敵である人間の攻撃を主人公に当てさせないために味方ゾンビを壁にする常套手段がありますが、そうはいってもこれは仲間を見捨てる行為に近いのでなるべく避けたいと考える方がいるかもしれません。しかしそれを避けて簡単にクリアできるゲームではないので、パズルとしてしっかりと考えないといけないのです。歯ごたえはしっかりとあるパズルゲームです。

レベルエディター

また「I, Zombie」にはレベルエディターが存在します。これはインターネットを利用して、世界中のプレイヤーがこの「I, Zombie」のシステムを使ってステージ(レベル)を自由に作成し、それをアップロードすることで他のプレイヤーが遊ぶことができるというものです。

私もいくつかプレイしてみましたが、大味なものが多いものの楽しくプレイできました。数多くのステージがありますが、RATING(評価レート)やVOTES(投票数)で人気のステージがわかるようになっていますので、本編クリア後も楽しむことができるでしょう。


投票数(VOTES)が500を超えるものもある。

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図部野 素人

大量のゾンビと大量の武装兵で
どっちが勝つか戦わせるステージで
「War(戦争)」みたいなヤツとか
けっこう多くてよかったな。

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初 心

あまりに大味で
わたしは苦笑しちゃったかな。

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Caffeine

パズルとしての機微より
ゾンビゲーとしての感染システムが
広く楽しまれているのかも
しれませんね。

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「ここはイマイチ……」

逆にどんなところがイマイチなのかも見ていきましょう。

判定がわかりづらい

本作の移動システムはマス目で区切られているグリッド式ではないので、攻撃が当たるか当たらないかなどの判定が非常に感覚的で、厳密に測るのが難しくなっています。

主人公の攻撃範囲

主人公ならびに味方のゾンビは、いずれも遠隔攻撃が行えません。すべて近づいて攻撃するという形になります。主人公たちゾンビのグラフィックが敵の人間のグラフィックに重なると、攻撃アニメーションはない(グロさを軽減させるためかもしれません)ながらも人間の体力が減っていきます。

このとき「ゾンビが人間に重なっているかどうか」の判定が曖昧でわかりづらいため、ときにミスに繋がり「あともうちょっと」というところで負けてしまうことがあるのです。

特に微妙なラインとなるのが、「主人公1体」VS「弱い武装兵士2人」という場合です。うまく攻撃すれば主人公の体力ギリギリで1体を倒すことができ、ゾンビに変えた兵士で残りの兵士を攻撃して2人とも主人公だけで倒せることがあります。

しかしこれはミスをしやすいところでもあり、主人公の位置が「敵を攻撃しつつ、倒せたらそのゾンビに攻撃を代わりに受けてもらう」という微妙なものでないと成功しないのです。ゾンビの体力はしばらくすると自動回復するので攻撃を受けること自体は問題ありませんが、ギリギリで耐えることが大事で、体力がゼロになって倒されてしまっては意味がないのです。

時間短縮や☆を集める作業をすると、こうした戦い方をとることにもなります。しかしときにはドットで判定が変わる主人公の攻撃範囲はわかりづらく、特に後半の高難度の挑戦ではストレスが溜まることになるかもしれません。

敵の索敵範囲

主人公の攻撃範囲と同様に、敵の索敵範囲も微妙でわかりづらいものがあります。特に注意したいのは、武装兵士の索敵範囲です。一般人は索敵範囲が曖昧だろうと攻撃をしてこないのであまり頓着しなくても大丈夫です。しかし武装兵士は遠距離から銃撃をくわえてくる上、主人公たちゾンビは体力が減ると足が遅くなるので、集中砲火を受けて負けやすくなります。

負けないため、また敵の攻撃を受けないためには武装した兵士の索敵範囲を知って攻撃を受けない動きをとりたいのですが、この明確な距離がはっきりとしていないため結局「感覚」で動くことになります。そうするとやはりミスをしてしまうのは避けられません。
この範囲が感覚的に理解できていない序盤や、ギリギリの動きを続ける終盤ではミスが増えていくことになるかもしれません。

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図部野 素人

これは現実でもある問題だな。

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初 心

現実?

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Caffeine

現実でこれが……?
どういうことですか?

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図部野 素人

ほら、道を歩いてたりすると
職質うけるじゃん。
あの警官の視界に入るか入らないかで
職質から逃げられるかどうかが
決まってくるっていう。

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初 心

そんなに職質うけんの?

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図部野 素人

わりと。

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Caffeine

もちろんなにもしてないですよね?
ちゃんと確認しておきたいんですが
なにもしてないですよね?

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図部野 素人

なにもしねーよ。
ゲーマーというもの、分別はつけてる。
ただ職質うけてもいいこたねえからな。

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Caffeine

安心しました。

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初 心

シロートは素で危険人物……?

壁に接すると足が遅くなる

また足が遅くなるのは攻撃を受けて体力が減ったときだけでなく、障害物に接して移動するときも移動がゆっくりになります。これは家などの周りをぐるっと回るときなど効果的に移動するために、家の壁面などに体をこすりつけるように移動することがありますが、本作ではこれをすると移動がゆっくりになってしまいます。

こうした仕様は明確に示されず、ミスをして学ぶトライ&エラーの要素となります。しかし効果的に移動しようとした結果むしろ非効率的な動きとなってしまうのは、わずかとはいえストレスに繋がることもあるでしょう。

ステージ数があまり多くない

本作「I, Zombie」のステージ数は大きく2つに分けられており、それぞれ季節として表され「summer levels(夏ステージ:1~20)」「winter levels(冬ステージ:21~30)」の全30ステージとなっています。これはパズルゲームとしては多いとはいえないボリュームです。もちろんある程度は販売価格に応じたボリュームとなるものですので、「こういうもの」と認識して構わないのでしょう。

本編ではややステージが少ないと感じられるかもしれませんが、しかし本作にはレベルエディターとしてプレイヤーが自由にステージを作成する要素もあるので、それも考慮しての本編のステージ数なのかもしれません。

最後に

本作「I, Zombie」はカジュアルなゾンビ系パズルゲームで、多くの人が楽しめるタイプのパズルゲームだといえるでしょう。しかしハードで強い歯ごたえのものを求めている人は拍子抜けしてしまうかもしれません。本腰を入れて何時間もプレイするタイプというより、休日や気が向いたときにちょっとプレイするのに向いているかもしれません。

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